音楽放談 pt.2

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Broken Social Sceneを聴け!!

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このブログは、私の好きな音楽について、好き勝手にいうだけの、いわばはけ口のようなブログです。

何せ、周りにはこの趣味を解してくれる人が、あまりに少ない...。

そんなにすさまじい趣味でもないんだけどね。

なので、ここでは好きに言わせてもらいます。

おそらくよくわかっている人がみたら、「ケッ、何吐かしてけつかる、わからんちん共め」と思われるかも知れないが、ご容赦願いたい。

いいじゃないか、ブログで位、好きなこと書いたって。



と、いうわけで、しょっぱな何を持ってこようかしら、と考えたのですが、一通り書庫を作ってみて、あえて「あえて」といれた書庫の存在感をひとまずアピールしておこう、ということで合議。

カナダのバンドBroken Social Sceneの2ndについて。

通称BSSと表記されるこのバンドは、カナダのオルタナティヴ系として大変評価も高いバンドである。

バンドメンバーは不定形で、多いときで17名もクレジットされている。

とはいえ、核にいるのは二人の男、Kevin DrewとBrendan Canningである。

もともと二人のユニットとして始まったバンドは、友人や知り合いが参加することにより、どんどん膨らんでいったのであった。

といっても、肥大化したわけではないし、1曲1曲は5人とか位がせいぜいである。

このバンドは、しばしばファミリーといわれることもあるが、それはそういうところがその所以である。


で、画像にも載せた2nd"You Forgat It In People"は、彼らの評価を一気に高めた作品である。

1stでは、アンビエント的なインストだったんだけど(声は効果音程度にしか入っていない)、このアルバムからはヴォーカルもかなり入っているし、かなりロック的な音楽になっているのですな。

ちなみにヴォーカルも男だったり女だったりするんだが、女性ヴォーカルはなんとあのFeistである!!

といったところでどれほどの人が食いついてくれるのか甚だ疑問ではあるが、iPodのCMにもその曲が使われており、聴いたことのある人も多いはずである。

まあ、彼女についてはまたいずれ別の機会に書くとして、そうした声も相俟って聴きやすさもあり、それでいて美しいメロディや演奏が聴くものをときに鼓舞し、涙させ、そして時に大きく包み込んでくれる。

少し青臭いというか、イノセント感というのかな、そういう純粋さのようなものも感じられる音楽であるように思う。

例えば、"Anthem for Seven-teen-years-old girl"という曲なんかは、歌詞も含めそういった雰囲気が強い。

昔はさえない奴で、だから好きだったのに、今は何だかお洒落で、いかにも今風な感じで、なんか違うな、見たいな内容の歌詞。

あるいは、"Stars and Suns"という曲だと、そのメロディにすごくきらびやかで、それでいてどこか切ない情緒を感じずにはいられない。

いわゆるキラーチューン満載なタイプの音楽でもないし、実際10代が聴いて楽しいようなタイプでもないかもしれない、そんなちょっと大人なロックである、かな。

別にへんに覚めている、という意味でなく、感じ方が何かを経た後のような感じなんだよ、おんなじ純粋さでも。

そこがたまらなく好きなのです。


現在彼らはBSS名義で3枚、そのスピンオフ的位置づけで2枚出している。

これらについてはおいおい書くことにして、とにかくお勧めなバンドの一つである。

日本ではあんまり売れてないし、一部音楽ファンが好き程度の認識なんだけど、こういう良心的で良質な音楽をもっと聴いたほうが、いいんじゃないかな。

まあ好き嫌いはあるにしても、一度は聴いてみて欲しいな、と思うのである。

ゆっくりと、でも希望に満ちた音楽が、ここにはあるのですよ。


Broken Social Scene - Almost Crimes