というのも、カナダのレーベル、Arts & Craftsというところが私は大好きで、何となればかのBroken Social Sceneを中心としたカナダのインディロックバンドが多数所属していて、今のところ聴いたもので外れはない。
メンバーをしばしばシェアしているような、非常にファミリー要素の強いところであるためか、その音楽性、いわゆる精神性が通じるところがあり、それゆえ良いと感じるのかもしれない。
BSSはもちろん、今は離脱してしまったStarsも大好き、全部CD買ってしまった。
そしてLos Campesinos!とか、この辺りも良いですね。
最近入手したのが、Metricというバンド。
ヴォーカルの女性はしばしばBSSでもメインで歌っており、声は知っていたが、彼女の本体となるバンドを聴いたのはこれが初めて。
たまたま中古やにあったのがこれだけだったので、価格も600円くらいといかにも売れ残り感。
されど音楽は素晴らしかった。
ヴォーカルの声がまず素敵。
いずれもそれぞれに特徴があり、良いヴォーカリストである。
個人的にはFeistが飛び抜けているけど、エイミーはいかにもかわいらしい女の子的な声、エミリーが一番力強い印象である。
彼女らは特別美人という事もないけど、なんだか落ち着きがあって素敵な大人感である。
曲としては、エレポップ的な括りにされることが多いようだが、割とダイナミックなギターがまず耳に入ってくる。
Starsのようなきらびやかさはないし、BSSほど広がりがある訳でもない。
この3バンドの中では一番シンプルなロックに近いかもしれない。
あと、このバンドはアルバムのまとめ方がうまいと思った。
アルバムとして聴けるように設計されてる感じ。
個々の曲もいいし、ヴォリュームも40分弱くらいなのでコンパクト。
今聴いたのは画像を挙げた『Live It Out』という奴だけだが、これから順次揃えて行きたい。
とはいえ、新品では於いてあるところがほとんどないし、我がオアシス、ディスクユニオンにもあまり置いていない。
どこに行けば売っているのか、なんて思いながらあちこちしている私であった。
今回は簡潔に書いてみましたが、オススメ度は満点です。
良かったらチェックされたし。