疲れている時は甘いものが食べたくなるという人は結構いるらしい。
ちょっとほっとするところはあるしね。
他方で気持ち的に疲れている時、それも結構な具合で進行している場合、ノイズ/ハードコアな音楽が聴きたくなるという人もたまにあるらしい。
ちょっと意味わかんないところはあるしね。
最近また色々とストレスも多いし、稼働時間も長いので今週は疲れましたね。
一日平均5アポ、たまに8件とか入っていると意味がわからない。
加えてポンコツの雑な仕事の振り方で面倒なのに余裕がなくなる。
自分の担当案件なのに、なんであんなに主体性ないんだろうか。
そんなわけでちょっとイライラも募ったそんな時にはバキバキのハードコアでノイジーな音楽がそんな奴らをぶっ飛ばしてくれる感じがして良いのである。
個人的におすすめなやつをいくつかご紹介。
はじめに言っておくが、私にこの手の音楽を十分に語る語彙はないし、そんなことが求められるジャンルでもない。
とりあえず聴いて。
まずはこちら。
知る人ぞ知る日本のハードコアKuruucrew。
友人の紹介で知ったのだけど、その音楽はノイジーでバキバキ。
ゲストボーカルにあの54-71のビンゴさんも参加したことがある。
アルバムは数枚リリースしており、ライブも間近で観たが、まあうるさい音楽だ。
ギターノイズ全開、ラッパもあるんだけど、それがまた攻撃的で不穏なムードも出しており最高である。
メンバーは普段は割と普通に働いているらしい。
続いてはこちら。
こちらも日本代表、世界の方が人気もあるハードコアドュオ、Melt-banana。
90年代から活動しており、当初は4人組だったらしいが、今はギターとボーカルの2人で、たまにサポートを入れている。
3分にも満たない曲が大半で、これまたやかましい。
ボーカルもいるが何言ってるかよくわからないし。
彼らのライブの後はしばらく耳がバカになるくらいの爆音である。
続いてはこちら。
アメリカのバンド、Lightning Bolt。
既に25年以上のキャリアを持つベテランだが、私は1枚しか聞いたことがない。
彼らはほぼ毎日ライブやっているようなバンドらしく、来日も結構あったらしいね。
ジャム的な曲が大半で、ごちゃごちゃしているが狂い様が素晴らしい。
このテンションのライブをよくもまあ巻いたできるものだと思うが、多分何かぶっ壊れているのだろう。
続いてはこちら。
アメリカのインダストリアルの文脈でも語られるDeath Grip。
数年前にフジロックで来日もしており、その際はあのオザケンの前という意味不明な出演順だったが、案の定オザケン地蔵に溢れた中で暴れまくったことが一部で話題になっていた。
やたらドスの効いたラップみたいなボーカルも含めて相当なものだ。
ちなみに、演奏人は結構凄腕らしくそこも話題となっていたな。
参考までに、男性器のドアップをジャケットに採用していたので、流通の際には別途袋包みになったアルバムがある。
続いてはこちら。
こちらもアメリカから、ノイズ感は薄いかもしれないがBlack Diceだ。
デビュー当初はザBoredomsフォロワーといったトランシーな音楽をやっていたが、徐々に独自の変態性を育んでいき、Animal Collectiveらと並んで語られる存在になっている。
アルバムとしては大分リリースの時間が空いているが、最近ちょいちょいシングルを出しており、また帰ってくるのを待っている。
最後は伝説となったこちら。
巨匠Roe Leadの『Metal Machine Music』だ。
ノイズミュージックというか、これはもはやノイズだ。
ちゃんとパッケージされてリリースされているが、知らずに聴いたらビックリするだろうな。
まぁ、知ってて聴いてもビックリはしたが。
思い切ってものである。
これに身を委ねるようになったら、とりあえず仕事は休んでしばらく1人で静かに過ごすことをお勧めする。
人によって心を落ち着ける手段は違うだろうし、タイミングや状況によっても求めるものは変わるだろう。
癒し系の音楽でもどうにもならなかったら、試しにこんな音楽を聴いてみるのも、存外効果的かもしれないのでよかったら試してみて欲しい。
仮に悪化しても、責任は持たないが。