音楽放談 pt.2

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23年締めのライブ ーLillies and Remains とTha Blue Herb

12月も間も無く終わる訳だが、個人的に恒例となっている年末ライブも残すところ後一つ、となるはずだったが、急遽差し込まれたありがたい報せによりそれが増えた。

 

昨日がまさにその日だったが、Lillies and Remainsが、対バンだがこの年の瀬にライブをやるとな。

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どうやら中国のポストパンク系のバンドの日本ツアーのサポートとしてらしい。

 

全く知らないバンドだし、なんなら中国のバンドってどんなだろうと。

 

ともあれリリーズ観たいので行くことに。

 

会場は個人的には初めましてだったが、どうやら老舗らしく年季が入っていた。

 

中国の人らも散見されて、都内在住のファンだろうか。

 

 

まずは彼らからなんだが、ベースは高松さんだ。

 

事前に宣言していたが、今回はポストパンク系の曲メインにやりますと。

 

その通りダークなフィーリングとソリッドなギターのキレッキレな曲が並ぶ。

 

2曲目で早速"Fake"をやったのは上がったな。

 

音響のせいか、いつもよりベースがデカい、そしてボーカルはいつになく背後で響くような感じ。

 

元々シンガロングな曲じゃないので大して気にもならないが。

 

割と代表的な曲を新旧織り交ぜたセットリストで、何曲かレア曲も披露された、短いながらにファンには嬉しい内容だった。

 

時間的には40分くらいだったが、思ったより曲数もやってくれて嬉しかったね。

 

なんやかんや音のバランスも良くて、照明も明滅のさせ方も曲に合わせてやってくれていて、ここのスタッフさんセンスいいんだろうなと思ったりもしながら。

 

 

そしてLur:、先にも書いたが完全に初めましてだし、正直本当にイメージがつかなかった。

 

中国の音楽て伝統的な例のやつ以外イメージがなくて、ましてロック的なイメージ自体がない。

 

韓国についてはヒョゴというバンドがいっとき話題になったから、こんな音楽やっているのがいるんだなんて思ったくらいだ。

 

ましてリリーズを呼ぶくらいだからポストパンクとな。

 

どないや?


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こないやった。

 

バンドはギター/シンセ/ヴォーカルと、ベース、ドラム/コーラスの3人組、セットの組み方と佇まいはちょっとBorisを彷彿とさせる。

 

曲も重心が低く、かなりダウンテンポでずっしりしている。

 

ヴォーカルはおそらく中国語なんだが、そもそも低音でボソボソスタイルなので何をいっているかわからないが、そんなことよりもおそらく初来日のライブでこのセットリストはなかなか攻めている。

 

動画に載せたようなアップテンポな曲は結構中盤以降で演奏していたが、そこまでよく溜めたなと。

 

しかし、かなり盛り上がっているようなので、現地でも結構人気あるバンドなんだろうな。

 

正味1時間くらいだったが、思った以上によかったですね。

こちらは終演後の公式によるワンカットだが、左でKENTと肩を組んでいる長髪がベース、その後ろがドラムだ。

 

そして右端に真顔でいるのがギターだが、高松さんと二人だけなんか逆に面白い。

 

もはや左右で違うバンドになっている感じがするな。

 

ともあれ、どちらもいいライブだったので、あっという間であったね。

 

今年はアルバムがリリースされて、ツアーもあって、そしてこの年末だ。

 

最近ライブ動画をアップしたりもしているので、来年ライブ音源とか出ないかなと期待である。

 

 

そして毎年恒例。

昨年の時点ですでに決まっているとMCしていたが、無事開催である。

 

実はライブ2週間前に肺炎に罹っていたことがラストの方のMCで語られたが、無事にきてくれて本当によかった。

 

もはや定番となっている2時間半、33曲の超ロングセットだ。

 

今年ソロアルバムだけでなくシングルもコラボで色々出しているので、セットリストは充実してきている中で何をやるかだ。

 

鉄板セットはやりつつ、まさか割と序盤で”Yearning”も披露されてびっくりした。

 

割合としてはやはり直近の作品からが多かったが、今回はなんと”スクリュードライマー”も。

 

あの野音以来になるわけだが、やっぱり上がるよね、この曲は本当にかっこいい。

 

セットリストもさることながら、今回驚いたのはかつてなくコール&レスポンスが発生したこと。

 

すでに定番になっているものもあるにはあったが、何曲かで発生して、そしてラストの方ではBossが煽るような場面も。

 

私が彼らを聞くようになったのは10年かそこら前だが、当時からは想像できない世界だ。

 

でも、以前にも書いたがここ何年かのBossは明らかに表情が柔らかいし、以前のような刺々しさみたいなものがなくなった。

 

それは表情だけじゃなくて、”スクリュードライマー”のラップも音源当時のものは向こう見ずな自信みたいなものが迸っているテンションもリリックとマッチしてカッコ良かったわけだが、そうした感じはさすがにないからね。

 

だから違う味わいにもなるんだけど、年々それが加速していくよね。

 

途中のMCで今年亡くなったチバ・ユウスケについてもコメントをしていたけど、彼自身2週間前の肺炎もあって、色々思うところはあるよね。

 

MCの内容も変わってきている。

 

でも一方で、直近出した曲についても語っていて、そういうところがBossだなと思う。

 

面白かったのは、普段の彼の仕事論みたいなものも饒舌に語っていて、なるほどなと思うところもたくさんあったよね。

 

ともあれ、お客さんのノリも良かったし、いつもより女性客も多かったように思うし、少しずつ次のフェーズになってきたんだろうな。

 

結構その時々のメンタルによっても響き方が変わるのだけど、今はすごくヘルシーマインドなので、こういうテンションとがっちりハマって素直に楽しめた感じだったね。

 

 

今年はこれでライブ納めである。

 

来年も年明け早々からすでに予定を詰め込んでいるので、今から楽しみだ。

 

年末年始休みも短いのだが、最大限遊び散らかそう。

 

良いお年を。


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