音楽放談 pt.2

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SNSにいつも現れる君は誰なんだ

X、旧TwitterというSNSはクソみたいな奴らの掃き溜めのような場所である。

 

こいつらはちゃんと社会的な生活を送れているのだろうかと本当に訝しくなる奴らが跋扈しており、中には自称社長や企業役員もおり、この社会というものがいかに虚なものかをなかなかの解像度で示してくれている。

 

いやほんと、こいつら友達いるのか?ちゃんとコミュニケーションできているのか?と不思議で仕方ない。

 

かくいう私も友達は少ないし、側から見ればやばいやつの可能性はあるのだけど、真相は誰にもわからない。

 

魑魅魍魎の中にあって魑魅魍魎は魑魅魍魎だろうし、こっちの魑魅魍魎から見れば向こうの魑魅魍魎はやはり魑魅魍魎で逆もまたしかりだろう。

 

この世の中は魑魅魍魎しかいないのかもしれない。

 

そうなると魑魅魍魎の中の魑魅魍魎は誰なのかと競うのが人間社会であるならば、むしろそれを気づかせてくれる素晴らしい装置だったのかもしれない。

 

魑魅魍魎。

 

さらにしても、誰が考えた言葉なんだろうか。

 

なんならなんでこんな似たような漢字を組み合わせたのか。

 

冗談みたいな感じだ。

 

それくらい滑稽にしか映らないからこそこんな冗談みたいな漢字が当てはめられた感じだろうか。

 

そう思うとなんかいい感じのセンスだ。

 

 

そんな魑魅魍魎が現れては消える場所だからこそ面白さもあって、ようわからんがタイムラインにいつも現れるような存在があるものだ。

 

昨今はレコメンドのアルゴリズムも進んでおり、強化学習というAIの仕組みも一般化したことで、さっきついうっかりタップしてしまった投稿でも即座にそれに関連すると思われるような投稿が矢継ぎ早に出てくるような有様だ。

 

たまたま流れてきたちょっとエッチな画像を誤ってついうっかり手元操作の誤りで意図したわけではないし別に詳しく知りたかったわけでもなければ本来は別に興味なんてないしそんなすけべじゃないしそんな世俗の垢に塗れたような狙い澄ましたエロになんて興味は持ちたくないしそんなふうには思われたくないし、だってそもそもスクロールしようとしたら誤作動して勝手に表示されただけなのになんか俺があたかも助平心で自らの意思で4Kがなんたらでまさかぁ、とか言わないようにニヤニヤしないように開いただけなのに助平な画像ばっかりが出てくるくらいこちらの心理を見透かしてくるようなロジックにはほとほと困り果てている。

 

私は助平なわけでなくて、ただ好奇心が旺盛なだけである。

 

なのにさ、これ好きでしょ?みたいな感じで来なくたっていいじゃないか。

 

そりゃ嫌いじゃないさ、だけどこう、なんていうか、恥じらいというか奥ゆかしさというか、あけすけであればいいわけではなくて、秘めたる情事というかリビドーというか、とにかくひけらかす類のものではなくて、むっつりとかそういうのじゃなくて社会的な目線というものを勘案すればこそあからさまに人様の目に晒すことがいいことなわけではなくて、秘めたるがこその美しさがあるというか、例えるならばロミオとジュリアエット。

 

あいつらが真っ昼間だから原っぱで乳繰り合っていたら美しくないわけで、月夜にひっそり乳繰り合うからなんか物語っぽくなるわけじゃん?

 

つまりなんでもかんでも白日の下に晒してやる、みたいな昨今の風潮は実に由々しき事態で、それをかつては週刊誌とかいうクソみたいな雑誌が喜んでやつまでいたようなことを個々人がやり出したのが問題なのだ。

 

それを助長するようなことって、やっぱり良くないと思うのよ。

 

人には誰だって過ちを犯すことがあって、真面目に政治の投稿を見て社会正義をたぎらせているところに急にそんなセクシーな画像が流れてきたら争っている場合ではないのだ。

 

実際昔の心理学の実験で、野郎どもが密室で議論をする際にパツキンのセクシーギャルのポスターを貼っておくとその議論は幾分丸くなったという結果があってそうだ。

 

もっと卑近な例で言えば、VHSがベータに勝って普及した背景には、エロを軸にした好奇心があったとか。

 

好奇心こそが世界を発展させるのだ。

 

閑話休題

 

 

話がだいぶ発散してしまったが、兎にも角にも意図しない、別段興味があるわけでもなかったものに出会えることは一つの恩恵だろう。

 

その分有象無象が複雑に混ざり合うのは仕方ない。

 

求められるのはそれを適切に処理できるそれぞれのリテラシーであるが、それは世界共通で求めることは難しいだろう。

 

開かれた空間には性人・・・もとい聖人も狂人も等しく存在するからこそ開かれるのだから。

 

 

そんな聖人狂人魑魅魍魎のSNS、具体的にはXで出会ったあるアイドルがいる。

 

今では私はそのグループのファンになっており、音源はもとよりライブにも行くし、メンバーの脱退があれば悲しい気持ちで迎え、活動休止のメンバーが復帰するとあらば嬉しくなってしまう。

 

その子は様々な新人バンドとの共演イベントを自主企画という形で展開しており、今年に入ってからは毎月の恒例イベントになっている。

 

また毎日アルバムを1枚レビューを投稿しており、そのラインナップも新しいものから古いものまで幅広く、そこらの音楽ライターより聴いているだろうと思わされる。

 

Xのポストだけでなくnoteでも長めの記事を書いたり、若者らしくTiktokもやっているが、全部音楽レビューなのでおよそアイドルの使い方ではない。

 

noteの文章を見てもパーソナリティが文章、文体的に表現されており面白い。

 

 

そんな活動の成果というべきか、アイドルはよう知らんし興味もない、だがこの子は見たことあるぞ、という音楽ギークあるいはマニアの間で密かにその名が知れており、同時にバンドの人たちや相当コアな音楽ブロガーにも知れ渡っているのである。

 

私も初めて見た時はよく分からず、なんか可愛らしい子がコアな音楽レビューしとるな、くらいの認知だったが、もう何年も毎日やっており、キャラ作りとかいうレベルではなくマジで何がモチベーションかもはや意味不明なレベルに当たりつつあるのだ。

 

おたくはアイドルでしょう?もっとキラキラした投稿した方がええんちゃいまっか?と誰もが思うだろうが彼女はただ毎日気になったと思しき音楽を聴いては投稿を繰り返している。

 

グループの中でもフォロワー数は抜けており、私もかつてはその1人だった。

 

この子誰?よう分からんがなかなかいい趣味しとるな、おもろいからフォローしておこう、なんてね。

 

 

それがRAYというグループの中心的なメンバー、内山結愛さんである。

 

アイドル以前は西野カナばかり聴いていたというから、何が彼女を駆り立てるのか、マジで不思議だが、moteだったり様々なインタビューだったり発言だったりを見るにつけわかったのが、とりあえず変人ではあるらしいことだ。

 

いわゆるオタク女子的な属性が強いのはすぐにしれるが、さらにしても生きすぎている。

 

おじさんたちが勝手に親近感を持つレベルをとっくに超えているので、引くくらいだ。

 

でも面白いからな。

 

ライブのMCで感極まって唐突におっぱいを連呼しまくるような子である。

 

大学もちゃんと出ているためか語彙もある。

 

頭も回る。

 

でも変だ。

 

だからこそ変なのかも知れない。

 

だからこそ面白い。

 

 

きっとこれからも様々な音楽ファンに、誰だこのマニアックな子は?と波紋を呼びつつ、いつの日か大きな渦の中心にちょこんといて欲しいものだ。

 

ちなみに歌は上手いしダンスも素敵だ。

 

彼女の所属するRAYというグループも曲はいいしライブもいいし、企画は狂っているし運営もみんなかわいい。

 

ジャンルや属性問わず、いい意味で狂っている人は面白い。

 

ちなみに、内山さんはソロ曲も出しているが、"狂う"という曲もある。

 

突き抜けてこそ人生である。

 

それにしても、アイドルのことに言及するのにエロ投稿が云々という話は、実に申し訳ない限りだ。


www.youtube.com

念の為言っておくか、彼女はのっぺらぼうでもないしマイケルでもない。