音楽放談 pt.2

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実は世界レベル!? ―Fox Capture Plan

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最近日本のインストバンドを良く聴いているのだけど、実にいいバンドが多いのである。

私が大好きなLITE初め、Mouse On The Keystoe、Kawloon、te'などはもはや有名どころか。

SawagiとかMop Of Headとか、まあ以前にもちょくちょく取り上げているバンドたちだけど、演奏テクニックはさすがとばかり、楽曲もインストながらにメロディもあってキャッチーであったりするから、実は取っ付きにくさはないし、単純にカッコいい訳である。

もっともすっかり聞き慣れているからそう感じるのかもしれないけどね。


で、最近友人に紹介されて気に入っているのがFox Capture Planというバンド。

3人組で、ジャズ畑から出てきたらしいのだけど、今年だか去年デビューしたばかりだが既に3枚のアルバムを出している。

彼等が話題になった理由の一つは洋楽の有名曲のカバーを毎回いれているところからのようだ。

1stではOasisの"Wonderwall"を、2ndではMassive Atackの”Teardrop”を、そして3rdではRadioheadの”Paranoid Android”、更にはYMOの”東風”をカバーしている。

彼等はベース、ドラム、キーボードの3人編成なのだが、いずれに楽曲ももちろんその範囲内でやっている訳で、これがまた非常にセンスがいい。

この間ライブも見たのだけど、やっぱり演奏スキルは高いよね。

関西出身らしくなんだかふんわりしたMCであったが、演奏はピリッとタイトでかっこ良かった。


で、画像に載せたのは2ndなのだけど、まだちゃんと聴き込めていない上、私はあまり曲のタイトルを覚えない上、歌のないインスト曲は特に覚えにくいというところがあるのであるが、期待は裏切っていない。

彼等の曲の中では1stの1曲目にある”粒子の衝突”という曲が非常にかっこ良くて好きなのですがね。

ならそっちを載せればいいのに、と思われそうだが、デスクトップに画像が残っていたのがこちらだったと言う単なる無精故の選択である。

いずれにせよ、最近J-POPの世界だけを見て日本の音楽が終わった、などと宣う連中が多い中で、実際LITEのようにしばしばヨーロッパやアメリカでライブをやっているバンドがあって、ちゃんと評価もされている。

先日行ったライブでも、外人さんもノリノリであった。

もちろん売り上げとかの規模でいえばそこまで大成功でもないのかもしれないけど、これだけ趣味が細分化されて、趣味のガラパゴス化が進んでいる現代に置いてはもはやマス的な存在は希有でしかない。

日本で終わっているのはいいものはいいという評価がされない事である。

結局ある種のスキャンダル性や何かしらのニュース性、ポップ性がないと評価対象にさえならないことだ。

インストの音楽だって、歌がないとか訳のわからない理由で聴かない奴も多い訳だが、そんなしょうもない観念など捨てて聴いてみれば、日本にも素晴らしい音楽はたくさんあるのである。

"粒子の衝突"