音楽放談 pt.2

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ようやくくる感じ -The Horrors

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今日からサマーソニックである。

私はここ数年はもう本編にはほとんど行っておらず、深夜のホステス枠ばかりなので日中に行ったのはもう数年前である。

多分Strokesが出た年が最後だったかと思う。

深夜時間だとずっとメッセにいるので空調がしっかり働いていて非常に快適だし、そんなに激しい奴も出ないので汗もかかない。

空いた時間にゆるゆる飯を食い酒を飲みながら過ごすので、夏フェス感はないよね。

なので、行かないけど現地レポとかを見るの好きなんだよね。

大学生の頃に初めて行って、その年はNine Inch Nailsがトリだったからすっごいテンションで行ったのです。

ちなみにその年のメインステージは熱くて、Slipknotや解散前のThe Mad Capsule Mareketsも出ていた。

その年は一日中マリンにいたんだけど、フェス初心者であの炎天下である。

当時ちょうど20歳くらいだったのでまだ体力があるとはいえ、メインであるはずのNINの時に具合が悪くなって一度外にはけたのだ。

最後はスタンドから眺めることになった少し苦い思い出もあるけど、それから数年は毎年行っていた。

土日開催で家の近くでの開催なので、毎年楽しみにしていたね。

そんな思い出もあるから、写真とか見るだけでもわくわくしてしまうのは条件反射の領域かもしれない。

とか言いながらラインナップ的にそこまで刺さらないのと、深夜枠に行くようになったこと、そしてよる年波による体力の低下ですっかりホステスのみになったのですね。

その前まではミッドナイトソニック、などと行ってあくまでサマソニの延長だったので深夜枠のみのチケットなんてなかったから、それも込みでラインナップを見ていたんだけど、分離されたから無理しないという。

情けない話しだ。


で、今年もやっぱりホステス枠のみいくんだけど、今年のラインナップもまた熱い。

メインの目的は9月に新作を控えているThe Horrors

ホステスのイベントではもはや常連で、単独ではなかなか来ないけど新譜が出ればほぼ確実にホステスで来日している。

私はその度に行っているので、実質ここ数年の来日公演は多分全部見ている。

そういえば、初来日はサマソニだったね、確か。

1stの頃に昼間の時間帯に出ていて、私はその時全然聴いたことなかったし、見た目からビジュアル系バンドだと思っていたのでスルーしてたんだけど、たまたまステージの前を通った時に足を止めたのを今でも覚えている。

理由はJoy Divisionのカバーをやっていたから、確か"No Love Lost"。

そのあとの2ndが今では私のフェイバリットの一つといっていいアルバムである。

ライブもどんどんスケールがアップしていくし、楽曲もいいし、今では中堅クラスのバンドになっているだろう。


そんな彼らの前作は、浮遊感漂うシューゲイザー系の色が濃い『Luminus』。

その前の『Skying』の路線の延長線上で、いずれも結構穏やかで明るい色彩のアルバムであった。

彼らのイメージは1stの衣装からもゴス系だし、どちらかといえばダークな雰囲気であった。

2ndについても同様で、そういう裏側にある不穏さみたいなものがとてもかっこよかった。

しかし、近作はそうした色は影を潜めて、底暗さはなくむしろ開けるような明るさがあった。

解脱感という表現が個人的にはしっくり来ている。

私は個人的には『Skying』はあまり聴かなかったし『Luminus』もそこまで熱心に聴いていたかといえばそうでもなかった。

実際ふと聴きたくなるのは2ndだし。


曲の粒で言えばいい曲も多いし、アルバムとしての流れもいい感じで、完成度という意味では高いと思う。

別にイマイチなところはないんだよね。

それこそ1曲目の始まり方とかもそうだけど、こんな夏に聴いてもいい感じなんですよ。

開放感のあるフィーリングが特に。

ファリスのヴォーカルも肩の力が抜けていて気持ちいい。

ただ、もっと根本的な話として音楽性というやつがそれまでとは違って、それが悪いとは思わないけどそこまで刺さらなかった、という話である。

まあでも、このアルバムはこのアルバムで好きなんだけどね。


9月に控えている新作では、ベクトル的には1st的な方向で、音楽的にはインダストリアルな方向に向かっていて、先行して発表されたシングルはいずれも高評価を得ている。

実際かなり攻撃的で猥雑とした感じは初期の彼らを彷彿とさせるし、単純な回帰ではなくこれまでのキャリアは咀嚼しているから、やっぱり期待したくなるよね。

今日はホステスでのライブだが、アルバムリリース直前なので新曲もやるだろうし、旧曲も楽しみだ。

彼らは発明家ではないと思うけど、やっぱり音楽的なセンスは素晴らしいよね。


ちなみに今日の出演者で言えば、St.VincentとBeakの3組がメインの目的である。

St. Vincentについてはそこまで音源を熱心に聴いているわけではないけど、以前Weekenderで見たライブがとても良かったのでもう1度見たいし、BeakはPortidheadのジェフのバンド。

音源はあえて聴いてないけど、こちらも楽しみだ。

他にもBlank MassとかMogwaiも見られると思うので、どっちにしても今日の夜は熱い!

と、いうわけで夜に備えて昼過ぎたら寝よう。


"So Now You Know"