音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

異常な普通の人

f:id:back_to_motif:20210606152734p:plain

ブログの下書きのところを見ると、途中まで書いて頓挫した記事が結構あった。

 

普通に話をまとめきれずにとっ散らかってしまったのでやめたものもあれば、個人的な感情が溢れすぎてブログとはいえ流石にこれはあんまり出したらいかんな、と思うものも少なくない。

 

別に見ている人も少ないから気にしなくていいと言えばいんだけど、そこは自分なりのモラルというかマナーというか、そういう側面があるのかも知れない。

 

ポジティブなものであれば、他の人から馬鹿かと思われても基本的にポジティブなので、別に憚ることはしないけど、ネガティブなものは見ていて必ずしも気分のいいものではないし、見る側にもそれなりの覚悟とかないと嫌なものしか残さないしね。

 

何よりやっぱりそれを撒き散らすことの下品さみたいなものもあるし。

 

かといって、あんまり溜め込みすぎるとやっぱり体に良くないので、たまにこうして吐き出しているので、まあアホが何か喚いていると思ってくれれば幸いだ

 

 

さて、昨日久しぶりにアマゾンプライムで映画を見ていた。

 

一つは密室ホラーとして名高い『CUBE』という映画。

 

昔『SAW』が話題になった時に、そこに先んじて公開されていて名前を見かけたけど、なんだかんだ見る機会、ていうか見る気があんまりないままに過ごしてきたんだけど、昨日は酒を飲みながらおすすめに出てきたので、とりあえず見てみようと。

f:id:back_to_motif:20210606154638j:plain

古い映画なので今更ネタバレも気にせずに書いてしまうが、ある日なんの接点もない6人が機会的な密室に閉じ込められて、そこからの脱出を図るためにあれこれするという話だ。

 

それぞれ個人的な問題も抱えている中で、それぞれの強みもあるのでそれを生かしながら協力していこうとするわけだが、ストレスもある中で徐々に破綻していき、協力よりも出し抜くような事態も起きてくる。

 

そして最後に生き残ったのは、知的障害があるが数字には天才的にすごいいわゆるアスペルガーとかかな、というような話である。

 

彼らは巨大な構造物の中に、理由もわからず閉じ込められるのだけど、そうした理不尽な状況で人がどう行動するのか、するべきなのか、ということをメッセージとしては受け取れるのだろう。

 

彼をはじめ、状況を打開したのはしっかりと状況を冷静に捉えて、考えながら行動していった人たちで、言い方は悪いが体が強いだけの男は最後まで害悪でしかなかった。

 

どころか逆恨みして人を殺し始めるんだから、そりゃ胸糞悪いよね。

 

最後にはこいつも構造物に潰される形で死ぬのだけど、無慈悲な巨大構造物はなんの目的かもわからないけど今日も規則的にただ動き続けている。

 

『es』という映画があったけど、ある種の極限状態での人間の醜さと言われるようなところを描いた映画かなと思うから、『SAW』よりはそちらにベクトルは近い印象だったな。

 

別に見終わった後に何のカタルシスもないから、つまらないと思う人はつまらないのだろうな。

 

 

また、その流れでおすすめに流れてきたブラピ主演の『SEVEN』も久しぶりに見た。

 

一時フィンチャー映画をよく見ていて、中古で安かったのでDVDも持っているんだけど、この映画はキリスト教における7つの大罪を主題にしたシリアルキラーを描いたもので、広告でもアホみたいに煽られていたラストに衝撃の展開が!という類の映画である。

 

この手の映画ってその構造が面白いわけでもあるから、この宣伝文句を平気で使っていた番宣会社ってほんと頭悪いなと思うよな。

 

だって、DVDのパッケージでもデカデカと書いているから、自ずから何が待っているかって考えながら見てしまうわけだけど、なんと無く途中から多分こうなんだろうなということが推察できてしまうのだから。

 

ともあれ、映画自体は非常に面白いのと、個人的に最後の方の犯人と刑事の会話が非常にメッセージ性も高く、ある種現代的な殺人犯像の一つでもあるのかな、という気もする。

 

彼は異常性の高い殺し方をしているわけだが、話している口調は極めて丁寧で、ちゃんとものを理解して会話もできる。

 

ただ、根本の価値観が大きく違うので、よくよく聴いていくとこいつヤベェなとなるわけだが、外面的には極めて普通なのである。

 

そして、人の感情ってやっぱりままならないよねというところもあって、ショッキングな映画という意味では非常に面白い映画ですよね。

 

余談だが、犯人の名前はジョン・ドゥ、アメリカでは身元不明の遺体を表す際の名前だそうだ。

 

日本で言えば、名無しの権平というやつらしいね。

 

 

私は割と常識的だし、日常においては極めて倫理的な行動をとっていると思っている。

 

電車では結構さっと席も譲るし、人の嫌がることもしないし、常に周りを見ながら行動をしている。

 

でも、反面でそんなものはくそどうでもいいと思っているところがあるし、そうしている背景は自分自身にとってのリスクを避けるためにやっているに過ぎず、そうでなければ別にこだわる必要のないことだと思っている。

 

もし私の家族とかに害悪を及ぼす奴がいたら、法律とか関係なく徹底的ぶっ潰してやると思っているし、それが間違ったことだと思っていない。

 

正義なんてものはありはしないんだから。

 

 

最近こういうことをつい考えてしまうんだけど、世の中の正義警察を呼ばれる連中が、あちこちで人を批判して、過激に炎上という自体を起こしているわけだけど、こういう人って自分の頭で考えていないから、話にならないし、そのくせ自分のことになると過剰な防衛行動を取るんだけど、その場合も自分でなんとかしようとしないから嫌いなんだよな。

 

なんてことばかり書くとまたネガティブを垂れ流しちゃうんだけど、そんなくだらないことに力使わないで、もっと楽しいこと考えようぜって思うよね。


www.youtube.com