音楽放談 pt.2

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ポップでキラキラノー天気、それがイエイね −スムルース

今日は個人的ライブ始めとなったのだけど、観にいったのはスムルースというバンド。

 

関西出身で、いっときスマッシュヒットを放つもテレビなどに出る機会はあまりない、要するにインディーズバンドである。

 

私は知人から紹介されて聴いたのが初めましてだったのだけど、曲は極めてポップで明るい。

 

曲の多くはラブソングだけど、基本的にヘタレな印象の男が主人公な歌詞ばかりだ。

 

私が普段聴かないタイプの音楽ではあるのだけど、言葉のセンスや世界観がなんだかハマってしまい、一時よく聴いていた。

 

その後、ヴォーカルの人が体調不良になってしまったことで活動休止。

 

ちょうどライブもみてみたいな、と思い始めた頃にそうなったので、音源のみを聴いていることに。

 

といっても割と初期の作品ばかり聴いていたので、実は近作はそれほど聴いていないのだけど、とはいえ体調も戻ったようで、この度実に7年ぶりというツアーなので、1回みておこうと。

 

しかしである。

 

今日の夜、急遽外せない予定は入ってしまったので、断念せざるをえないかも・・・となったが、時間的に1時間だけならみられそうだったのでちょっとだけでもみにいくことに。

 

序盤はおそらく新目の曲メインで私は聴いたことのない曲がほとんどだったが、曲で感じていたキャラはMCでも発揮されており、コテコテの関西弁MCもほっこりして、知らなくても曲自体のよさは際立っているので、もっと売れていても良いのにと思いつつ。

 

好きな曲は後半での演奏になっているっぽかったので、聞きたいと思っていた曲は聴けなかったのだけど、ともあれ無事復帰できてよかった。

 

また今度はちゃんとみに行こう。

 

 

と、ライブの感想はちゃんと述べることができないので、せめて私の知っている範囲で彼らの好きな曲をいくつか挙げてみよう。

 

もう10年以上前の曲ばかりだけど、売れていないのが不思議なくらい良い曲満載なので、よかったら聴いてみてほしい。

 

ただし、キラキラした曲が多いのでそういうのがあかん人はあかんかもだが。

 

 

まずはこちら。


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彼らの代表曲で、私も柄にもなくグッときてしまったのがこの”冬色ガール”。

 

季節的には12月くらいが一番ハマるのだけど、歌詞を聴けばわかるが失恋ソングである。

 

ちょうどこのバンドを聞き始めてしばらくの頃に当時付き合っていた彼女に振られたので、むちゃくちゃ刺さってしまったのだ。

 

冒頭から「私にとってとても不幸なことなのは、昔いつも幸せだったことでしょう」という一節で始まるのだけど、この表現ね。

 

幸せだったことが不幸というアンビバレントな表現ながら、その瞬間に失恋の切なさを表現しまくっている。

 

曲全体通してまさに振られた直後の喪失感と未練がましさが満載なので、タイミングによってはズタズタに刺さるはずだ。

 

そのくせ曲はキラキラしてポップだから、耳馴染みも良いから困ったものだ。

 

ちなみに曲はほぼ全てVoの徳田さんが作っているのだけど、彼の歌唱はビブラートが強めなのが特徴だ。

 

 

こうしたぐじぐじと未練たらしい曲は彼らの得意分野の一つではあるが、一方で底抜けに能天気な曲も。


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こちらはまさにラブラブ絶頂期の浮かれ気分を歌いつつ、ちょっとだけ教訓ぽいことも言ってみせる”Life Is 人生”、こうしたトートロジー的なタイトルはしばしば出てくる。

 

三者の語り的な目線の歌詞の書き方だけど、永遠を夢見る2人を描きつつ、ちょっとだけ皮肉っぽさも織り交ぜた面白い曲である。

 

「恋のルールは夢から冷めぬこと」「恋のピークは夢から醒めてから」など、ちょっとずつ時系列が展開しつつ、ハッピーエンドな感じがここまでいけば嫌いじゃない。

 

バカっぽいのもなんだか可愛い曲である。

 

 

この手の曲は他にもあり、例えばこちらもそうだろう。


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こちらは”ゴールデンクイズ”という曲だが。

 

こちらはまだ片思いと付き合う間くらいかもしれないが、とにかく君のことが知りたいぜ!という内容。

 

中高生くらいの子達に聴かせて見たい思いだ。

 

おじさんはその感想を聞きながらニヤニヤしたいものだ。

 

 

続いては少し経路の違う、こちらは少し切ないメロディなのだけど、個人的に好きな曲最上位に位置する。


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”沈黙の花言葉”という曲だが、少し心を閉ざしてしまったところから、少しずつ開いていくような心情を歌ったものだろうか。

 

歌詞に登場するのは桜なのだけど、桜の花言葉は実に優雅で綺麗な言葉が多い。

 

単に春の煌めきを歌っているのかもしれないが、綺麗な歌詞とエモいメロディがなかなか素敵だ。

 

 

続いて、好きな女の子に聴かせて上げたくなる曲はこちら。


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おそらく彼らの中で一番メジャーな空気の曲とPV、綺麗なモデルさんと麒麟の田村が登場している。

 

化粧品かなにかのタイアップだったらしい。

 

当時ファンモンの波及か、こういうPV流行っていたんだろうな。

 

曲はといえば、とにかく女の子への賛辞、その名も”Beautiful Girl”。

 

「君は綺麗になる、思うがままやりたいように、それを見ていたい」という見守り系男子の目線で歌われている。

 

私はどちらかといえば奥手でむっつりなので、この目線ってすごく共感できてしまうのである。

 

ぜひ全女の子に聴いてほしい。

 

しかも学生の恋愛ではなく社会人の視点なので、特に新卒3年目くらいの子達には共感的に響くところも多いのではないだろうか。

 

この曲の収録されているアルバムの曲はいずれも少しメジャー感のある音になっている印象だ。

 

 

彼らの曲は先にも書いたが恋愛ソングが多い。

 

おおむね恋の絶頂で幸せで盲目な時期と、失恋とに大別される。

 

失恋ソングは徹底的に女々しくて、恋愛ソングはとにかく幸せ!という感じがあって、その振り切り具合が気持ちいい。

 

そうしたザ・ポップな曲調だけでなく、少し落ち着いた曲も素晴らしい。


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この”リリックトリガー”という曲も大好きでよくカラオケでも歌う。

 

孤独から救ってくれた運命の人との出会いを歌ったような曲だが、曲の展開が好き。

 

「星の数でも空は埋まらない」という表現のように、たまにニヒルな目線も入ってくるのが彼らの素敵なところだ。

 

 

こういうじっくり染み入る曲がある一方で、究極にノー天気なのはこう言った曲だろうか。


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今日のライブでも序盤に演奏されたが、日常的な幸せ的な風景かもしれないが、歌詞に意味を求めるよりも雰囲気を楽しむ曲だろう。

 

ちなみに、このPVのイラストは徳田さん作だ。

 

こうしたイラストも彼が描いており、独自の世界を発揮している。

 

彼はアーティストなんだろうな。

 

本当はこの曲たちも生で聴きたかったんだけど、泣く泣く1時間で会場を後に。

 

またどこかでリベンジしたいものだ。

 

 

ともあれ、無事活動も再開したことなので、また新規ファンも開拓していけるといいよね。

 

持って生まれたメロディセンスは変わらず健在だし、なんだかほっこりしたキャラも含めてポテンシャルはあると思うので、もっと売れてほしいですね。

 

体調で無理せず、またの上京、お待ちしています。


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