音楽放談 pt.2

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音楽ニーズの偏りか? ―NIne Black Alps

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日本盤になるならないは一体どういう基準なんだろうか、という事がたまに気になる。

そらセールスに決まっておろう、というのは、そらそうでしょう。

何せ売れないものをわざわざ海の向こうから持ってくる意味がわからない。

ガガとか、スーザンとか、そういう話題性も伴った輩でないと、洋楽は日本では売れない。

もちろんゼロではなかろうが、ビジネスにはなるまい。

それくらいはわかる。

だけど、仮にセールスのみだとしたら、一体どうしてBlack Diceの日本盤が出るのであろうか。

どう考えてもレコード会社側の恣意が見て取れる。

まあ、今はUSインディはかつてない活況を呈している訳で、そこのシーンから積極的にピックアップして行こうというのは、洋楽レコード会社としては当然か。

だから、セールス的にも芳しくなく、特にシーンという観点からも注目されていないアーティストの場合、日本盤化を見送られやすいのだろう。

Charlotte Hatherleyの新譜が未だ日本盤化されないのは、そうしたためか、あるいは彼女自身がそうした交渉の場になにかしらの事情で出てこないのか、いずれにしろ残念である。

せっかく良いアルバムなのに。


でも、輸入盤でも音源が出に入るのなら別段大きな弊害はない、というのが正直なところでもある。

困るのは、CDを出さない場合である。

既に欧米では、音楽は何かしらの形でのダウンロードで、というのが普通であり、アメリカにはCD屋なんてものがないそうだ。

そんな馬鹿な、なんて思うが、マイスペースはじめ無料で音楽を聴く文化というものが確実に根付いている状況においては、それも仕方あるまい。

とはいえ、ここ日本においては、それが非常に大きな弊害となる事もある。

CDもでない、ダウンロードも出来ない(出来ない訳ではないが、色々と面倒が生じるというのが正解)、そんな状況もあるのである。


最近困っているのは、Nine Black Alpsの新譜が未だにキチンと聴けていない事である。

昨年末からしばしば取り上げているが、既に欧米のiTuneストアでは音源が売られている。

しかし、日本のそれにはアップされていないのである。

入手するためにはクレジットカードでもあればいいんだけど、私はアレ嫌いでして。

iTuneカードも日本サイトでしか使えないし。

困ったものだ。


そんな気持ちをせめて少しでも埋めようと、先日アマゾンで彼等のEPを購入。

シングルのBサイドを集めたもので、特に日本ではレアな音源となる。

以前一度発注したのに、在庫切れ、と某サイトでは言われて悔しい思いをしたが、今回は無事入手。

2ndのボートラと合わせて今聴いている。

やっぱりかっこいいな、と思うのである。

曲も良いし、独自性もあるし、何故にこれをちゃんと日本でも売らないのよ、という話である。

まあ、売ってない訳ではないけど、入手困難にもほどがある。

こんなしがないファンの為にも、輸入盤でいいからちゃんとCD化してほしいものだ。

でも、やっぱりうれないのかな。