音楽放談 pt.2

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43:55 ーLCD Soundsystem

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フジロックフェスティバルの第2弾までが早くも発表されている。

今年もそんな季節か、なんて思いつつ、ラインナップをみてびっくり。

例年であれば、サマソニから消えて行くアーティストを悔しがる程度であるが、今年は事情が違いすぎる。

メンツがクソ豪華な上、私の心を尽くかき立てる。

まず何より5月に新譜を出すBroken Social Scene

サマソニには来ないと思っていたけど、来るなんて。

また、Vampire Weekendも今回はフジ、Them Croocked Valtures、FoalsMassive Attackもフジ、ブンブンもフジ、さらに今年はレピッシュまで出るではないか!!

アメリカンインディ好きにはたまらないラインナップである。

ちなみに、メインは今年始めに武道館をやったMuseとBell & Sebaschan、後者については聴いた事がないので何とも言えないが、正直ここにはピンとこなかった。

立地条件と時期的に毎年渋々諦めているフジロック

しかし今年は逆に駄目だろう。

一体サマソニには何が残るっているのさ。

These New Puritans、Hadouken!、Los Campesinos!、Arcade Fire、Battles、!!!あたりかな。

でも、特に後2者はフジかもしれない。

クハッツ、これは厳しい。

ともあれ、今後の動向に期待である。


さて、そんな悔しさを更に増大させてくれるのは、LCD Soundsystemも、今年はフジなのである。

一昨年はサマソニで最高のライヴをした訳であるが、今回はフジとな。

今年アルバムを出すが、それでLCDとしての活動は休止を既に宣下しているジェームス・マーフィー、自分のヤリたい事は既にやってしまった、という気持ちらしい。

悲しい。

結局1回しかライヴを見る機会がなかった訳であるが、まさかこれで見納めになってしまうのであろうか。

そんなバカな。

NINも辞めちゃうし、BSSはフジだし、マキシモ来ないし、クイーンズ来ないし、コーラル不明だし、NBAもっと不明だし、シャーロットも来ないし。

なんで私の好きな人たちは来ないのでしょうか。

もっとも、まだ単独での期待もある訳であるから、まだまだ諦めるには早い。

上述のアーティストであれば、全部単独観に行っても良いと思っている。

ていうか、行くけど。

そんな切ない状況の中、どうして辞めるなんていうことを言うのさ、と言う訳である。

もっとも、そうした真摯な姿勢だからこそ、彼等の音楽は良いとも言える。

難しいところだ。

ともあれ、新譜に思いを馳せて、単独にはもっと思いを馳せて。


そんなLCD Soundsystemであるが、アルバムの合間にはシングルやEPなど、実は結構あれこれしていたようだ。

傑作2nd「Sound Of Silver」をリリースした後、割と大きく扱われた作品といえば、ナイキとコラボという形で作られた「43:55」というEPであろうか。

これは、ランニング中に聴く、というコンセプトの元、既存の音源や、新たに作成した音源を一つのトラックとしてまとめて、ランニング中の気持ちや感情の動きをうまく表現している、といって一部では結構話題になった、気がした。

ちなみにタイトルは、収録時間から取られている。

聴いていると、なるほどこれは面白い作品ではある。

特に派手な展開がある訳ではないのであるが、環境音楽としては極めて心地よく、よく計算されているという印象である。

まあ、常時聴こうとか、そういう類いのものではないが、コンセプトは見事に体現していると思う。

さすが完璧主義者にして名プロデューサー/ジェームス・マーフィーである。

大好きさ、中年。

ちなみにこのEPには、他にも未発表音源なども収録されているので、それらのみでも十分に価値あるものとなっている。

軽いウォームアップの為に流し聴くにもちょうど良いのではないかと思いますよ。


ところで、Yahooニュースにもフジ第1弾発表のニュースが載ったのであるが、案の定というか、コメント欄には「誰も知らない」とかいう、まあ馬鹿にしたい気持ちでもあるかのような書き込みがしばしば見受けられた。

そんな彼等が普段どんな音楽を聴いているのかは知らないが、知らないのなら黙っておく方が遥かに得策である。

知らない奴は黙ってれば良いんだよ。

そこにアブリルラビーンとか、ガガとかの名前があれば満足だったのだろうか。

未だに洋楽をファッションに捉えていたり、あるいはかっこつけしいなどと思う馬鹿もいるのは確かで、そういう奴に限ってあれこれ言いたがるので気分が悪い。

ま、いずれにしろ、井の中の蛙にもなれない奴については、何も言わないのが何よりも得策か。