音楽放談 pt.2

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小休止41「時代は流れる、流れてる」

最近音楽業界でも様々なニュースが飛び交っている。

嬉しいのもあれば悲しいのもある。


まず悲しいところで行けば、R.E.M.の解散だろう。

正直解散という言葉があまりしっくり来ないバンドだし、あまりにも突然だったので。

コメントもキチンと発表されていたが、要するにこのバンドでもうやる事はない、ということらしい。

そんな事ないよ、まだ日本にそんなに来てないじゃん、俺まだ観てないじゃん、そう思ったのは私だけではないはずだ。

私が彼等の音楽を聴き始めたのは、確か大学2年くらいの頃だったと思う。

ちょうど2005年の最後となってしまった来日の様子を雑誌などで読んで、そこで「最重要ロックバンド」という言葉を目にして、興味を持ち、聴くに至った。

初めて買ったのは『Reveal』だったのだが、正直思ったよりパッとしないというところだった。

だが、気がつけば今は大好きさ。

こんなに素晴らしい曲を書くバンドがあろうか、位の。

メジャー後のアルバムは全部買ったし、ライブ版も買った。

きっと楽しんだろうな、いつか行きたいな、そんな思いを抱いていたのに。

彼等は80年代から90年代という時代の変遷においては欠くべからざる存在である。

彼等が最重要と呼ばれる所以だろう。

最後の最後までマイペース、超メジャーなインディバンドのままでしたね。

とりあえず11月に出るベストは買います。


次いで、Broken Social Sceneが活動休止を発表。

こちらは解散ではないにしろ、昨年最高傑作を作っておきながら単独での来日は結局なさそうだ。

またしばらくは個々の活動に当てられるようだ。

ただ、このバンドの場合、常にバンドとして存在しているよりは、時たま集まるユニオンのような存在である方が、性格的に向いているのかもしれない。

解散という訳ではないので、また復活に期待しているよ。

でも、ライブ観たかったな。


悲しいニュースはこれくらいかな。

で、うれしいニュースと言えば、スマパンがアルバムを出すらしいね。

もう出さない、などと言ったが、どうもシングルを無料配信する中で、自分が思っていたのとは少し違う状態にある事に気がついたそうだ。

ビリー、おっちょこちょいだぜ。

まあ、元々随時配信の予定だったものをアルバムにコンパイルしただけみたいだけど、やっぱり彼等はアルバムアーティストであるべきと思うので、素直に嬉しい。

また、余談だがビリーがプロレス団体を立ち上げたとか。

一体どう言うつもりかはよくわからないが、スマパンファンかつプロレスファンの私には意味不明でもグッドニュースであった。

なんか嬉しい、て奴です。


そして今日一番のビッグニュースは、やはりStone Rosesの再結成だろうか。

長年いがみ合ってきた元メンバーもついに再集合。

アルバムも視野に入れていると言うからファンには溜まらないだろう。

私はそこまでファンな訳ではないが、最近の新人バンドの音楽を聴くに付け、彼等の影響を感じる部分は多分にあるので、やはり90年代以降のUKにとってはなくてはならない存在だった。

結果アルバムが出来るかどうかはまだわからないが、ともあれ生で観る機会があれば是非観たいですね。


最近は90年代頃のバンドの再結成が本当に盛んだね。

スマパンもそうだし、レイジもそう、サウンドガーデンも、アリスインチェインも。

この頃のバンドってのは、時代の移り変わりに翻弄されてきた感もあるから、時が立つと単純に当時のきらめきと言うか、そういう記憶が音惜しくなるのかもしれないね。

まあ、スマパンはちと事情が違うと思うけど。

ロックバンドの再結成=金がない、とすぐいわれるし、事実そういう側面もないわけではないかもしれない。

だけど、ファンとしては素直に嬉しくなるよね。

R.E.M.もたまには思い出したように、ツアーだけ回ってくれないかな。