音楽放談 pt.2

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知られてなくて何故悪い pt.2 ―Serena-Maneesh再び


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ここ数年はいわゆるシューゲイザーと呼ばれる一群が活況を呈している。

というか、所謂フィードバックギターという奴か、こいつを取り入れているバンドが非常に多く、というかむしろ表現の手段として一般化しているところもあり、結果的に荘なっているだけであろう。

だから、よりオリジナルな世代的な意味でのシューゲイッザーではないように思われる。

でも、あたかもそのブームに後押しされたかのように、シューゲイザーの元祖、My Bloody Valentineの『Loveless』のリマスターがついにリリースとなった。

オリジナルはドラムとヴォーカルがとにかくちっちゃい。

しかも、時代も古いので音圧自体も非常に弱く、聴いていて物足りなさは否めなかった。

ギターの幻想的な響きが後世に多大な影響をあたえたとえ、今日に至るもその評価は確固たるものである。

特にオルタナ世代大好きの日本の音楽雑誌はこぞって特集を組むに至っている。

新しい情報を発信するというよりは、既存の趣味の掘り下げという趣が強くなっている感が否めない。

これでは洋楽市場が縮小するのも仕方あるまい。

もはや最新情報をお届けするメディアの役割は果たされていない。


そんな訳で、今や日本への情報は発信されなくなってしまったバンド、Serena-Maneeshを今日はご紹介。

タイトルにもあるように、以前にも一度取り上げている。

Nine Inch Nialsの日本ツアーの際のサポートアクトとして来日しており、しかもシューゲイザーバンドの中ではかなり評価は高いのである。

あのナッキーことNarasakiもオススメのノルウェーのバンドである。

マイブラを引き合いに出されるほどわかりやすいシューゲイザー、実は2ndまでアルバムは出ている。

マイブラ好きなら一度は聴いて損はないはずである。


1stは何故か日本盤も出ていたが、2ndは出ていない。

それだけ売れなかったという事の現れであり、切なさは満載だ。

私は先頃ようやく2ndを買ったのですが、これがなかなか良かったですね。

1stよりも吹っ切れてる感はあるし、曲も強い。

より主張している感の強い音になったという印象である。

よりゴス色を強めて、凶暴な印象。

一方でギターなどの音像は実に美しく、素敵。

これは一聴の価値ありである。

アマゾンでなら容易に手に入るので、是非手に取っていただきたい。

有名でないから、雑誌が扱わないからダメな音楽では決してない。

所詮目に見えるものは全体の僅かでしかない。

目に見えにくいところにも光を当ててみれば、そこには目映いばかりの反射を魅せるものもある。

あるいは少しの視点移動で指すような輝きを見いだせるはずである。

音楽好きを自称するなら、これくらいは抑えてほしいものだ。


それにしても、最近私の好きなバンドは尽く日本盤が出なくなっている。

Maximo Parkもそうだしね。

まあ、日本盤が出たとて必ずしもそれを買う訳ではないのだけど。

スマパンは洋盤で買いました。

ライナーいらねぇし。

所詮商業である音楽、しかし文化としての側面はやはり大事にしてほしいものだ。