音楽放談 pt.2

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本当の悪意 -All Apologies

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国民総評論家時代だなとつくづく思う。

SNSに限らず、様々なウェブメディアで個々人が自分の好き勝手な意見を言っている。

わかりやすく攻撃的な言葉であれば、これまたわかりやすく批判の対象になるからそこでやり込められる様はいかにも悪が駆逐されるかのような錯覚を与えてくれるのだろう、正論、あるべき論の下で過剰な攻撃が跋扈している。

タチが悪いのは、そういう奴らは自分は正論の下にいるから自分のことを正しいと思っていて、批判的なことを言う人間の揚げ足をとって徹底的に攻撃しまくる。

言葉狩りという言葉もあるけど、その言葉の端々で少しのミスも見逃さない。

相手は同じ立場の人間でも芸能人でも政治家でも誰でも良くて、自分の正義に酔いしれているような様が非常に気持ち悪い。

この間ある俳優さんが週刊誌の報道により引退、その件で色々とワイドショーでもネットメディアでも好き勝手言われている。

彼をかばうようなコメントも散見されるけど、それすらも結局自分の正義感を満たしたいだけのマスターベーションでしかないだろう。

事実がどうか知らないけど、個人的にはどうでもいいし、たかだかクスリ程度でこんなに沸き立つのがよくわからない。

よくある話じゃないか。

ファンにとってはショックだと思うけど、それ以外の人にとっては好奇心を満たす対象でしたかあるまいに。

エンタメとして消化しているだけだ。

週刊誌のあり方について別な芸能人がコメントをして、その通りだ!と賛同してみせるが、つい先日まで別な週刊誌を持ち上げていた奴らはどこに行ったのだろうか。

そういうのを見るにつけ、みんな退屈なんだなと思うよね。


報じられた当の本人の気持ちなど他人が知る由もないわけだけど、ふとNirvanaの"All Apologies”を思い出したよ。

他人に興味を持つことは本来的にはいいことだし、有名人に限らず他人のゴシップが面白いと思う心も理解できるけど、事実以上のところへ行きすぎるとどんな正義感や正論の後ろにいても、好奇心が優っている以上それは悪意でしかない。

語るのも踏み込むのも、ほどほどにしたいよね。