音楽放談 pt.2

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懐メロなんて言わせない -Moon Child

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今日はMoon Childの再集合ライブであった。

2013年にも一度集まっているが、その時はギターの秋山さんは不参加だったのだけど、今回はフルメンバー集まって、キーボードも河野さんが来て、まさにオリジナルラインナップとなった。

もちろん私はこのメンツで見るのは初めてだし、なまじ3年前に一度あったからもうオリジナルフルはないかと思っていたので、嬉しかったよね。

前回の反省?を踏まえてか、今回は同時代にメジャーにいたDo As Infinityとの対バンという形で行われ、私はこちらはいくつかタイアップ曲を聞いたことあったくらいなので全然知らなかったのだけど、とりあえずヴォーカルが美人ということだけは知っていた。

ギタリストの人が前回のライブでサポートで入っていたし、同年代で中も良かったので今回の企画になったのだろう。


まずはDo Asからスタート、何曲かは知っていたけどやっぱりわからなかった。

ある意味わかりやすいロックって感じで、こんな感じだったんだななんて思いながら。

始まってすぐは声がなんかイマイチ出てなかったけど、3曲目くらいから乗って来たのか、だいぶ声も出て盛り上がってましたね。

それにしても、やっぱりヴォーカルの人は40近くでもスタイル抜群、そして美人でした。

ずっとテンション低いのはもともとこういう感じなんだろうか。

かたやギターの人は酔っ払っているかのようだったが。


時間にして45分ほどで引いて、少し準備をおいていよいよムンチャ。

ぶっちゃけヴォーカルのササキオサムさんのソロライブでも結構曲はやるので、その意味でいうとそこに大きな感慨はないのだけど、私が中学生の頃に解散したバンドが、こうして再結集して、それをみているというこの状況にノスタルジーを持って感動しているところはある。

先日家の近所でオサムさんのソロアルバム発売イベントで写真撮ってもらったのだけど、それもすごく不思議な感じがしたし、田舎の中学生だった私がこうして20年くらい後に東京でそのバンドのライブ見てるんだぜ。

なんとも言えない不思議な感じがしたな。


今日はオサムさんもテンション高めで、1発目から必殺のダンス炸裂、声はさすがに若かりし頃と比べると高音部の伸びが出にくかったりしているけど、それでもいい声だし、良かったよね。

それにわりっちこと渡邊さんのベースも好きなんですよ。

特にファンキーな曲では非常にいい感じに跳ねている。

秋山さんもぴょんぴょん跳ねたり、こんなに元気にギター弾く人だったんだね。

カシーは淡々とリズムを刻んでいた。

楽曲的には代表曲的なところは網羅しつつ、"Sweet Rockn Roll Msic" なんかもやって、かなり盛り上げ重視の選曲だった。

歌詞をタブレットでみているにもかかわらずちょいちょい飛ばしているのはご愛嬌。

こうして聞いていると、やっぱりいい曲多いな。

"Star Tours"も"Wild Cherry"も”アネモネ”も"Requiem For The Man Of Nomad"とか、楽曲の幅もあるし、猥雑とした感じがロックだなと思う。

彼らは結局"Escape"以外は売れなかったけど、この曲は今でも多くの人が覚えているし、いつか行ったショッピングモールでのフリーライブでも、この曲を演奏し始めた瞬間に人が一気に集まってきたのが印象的だった。

でも、この曲だけなくてどれもいい曲満載だ。

歌詞もちょっとひねくれているから、そういうところで素直に売れなかったんだろうな。

今となってはそんなことはもういいけど。


ラストは"Brandnew Gear"で締め。

その後アンコールでは”ポータブルロック”をDo Asの2人とやって、おきまりの”グッドバイバイ”で終わり。

と、なるはずが熱いコールに応えてダブルアンコールに。

合わせられる曲が本当にない、ということで再度"Brandnew Gear"をやろうとなったが、一度だけ練習して見送った"瞳とじれば"を演奏。

みんな少し自信なさげだが、なんとかやりきった。

オサムさんは歌詞見ながら歌詞飛ばした(笑

この曲も好きだから、嬉しかったな。

大変満足できました。


ちなみにMoon Childのメンバーはそれぞれに今も音楽活動はしていて、オサムさんはシンガーソングライターとしてコンスタントにアルバムを作ってライブをやっている。

リーダーでドラムのカシーはヴィジュアル系の分野でプロデュースなどをしていたらしいが、最近ではDir an GrayのDieなどとともにバンドを結成、何気にその分野ではかなり大きくなっているようだ。

ギターの秋山さんはaiko始め、メジャーアーティストのサポートとしてツアーにも帯同、宇多田ヒカルのレコディングにも参加しており、実は一番成功しているといっていい。

今回はその忙しいスケジュールを縫っての参加らしい。

ベースのわりっちはScript休止後、音沙汰がなく活動状況はわからないが、何かしている、という噂らしい。

秋山さんはわからないけど、他のメンバーはみんな作詞・作曲もできるし、楽器の腕前もなかなかのもののようで、なんだかんだみんな音楽業界でやっているのは素晴らしいことである。

なんかいろんな意味で勿体ないバンドだったけど、ともあれこうしてみんな元気に集まれるなら、それでいいような気もするよね。


いずれにせよ、ファンの私にとっては嬉しいことであった。

懐メロって、こういう感慨でもって染み渡ってくるものなんだろうね。

だって小学5年生かその頃から聞いているんだぜ?

初めて買ったアルバムも彼らのベストだったし。

他のアルバムを買ったのは高校生になってからだったけど、大学時代はScriptよく聴いてたし、今もオサムさんのソロも聞いているし。

いろんな音楽を聴くようになっても変わらず聴いているのは彼らだけだな。

またたまに、こうやって集まってライブやってほしいな。


99年のライブ音源"Escape"