音楽放談 pt.2

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ソロとしての今 -ササキオサム

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昨日はササキオサムさんのライブへ。

ちょこちょこ地上波にも最近出ているので、改めてその名を見る人もいたであろうか。

元Moon Chlidのヴォーカリストであるが、私はそのバンドの当時から好きで、一番長く聴いているアーティストである。

昨年はバンド20周年イヤーで、今年の3月にオリジナルメンバーでの再結成ライブもあったのだけど、新曲もずっと作っているし今年の頭にアルバムも出したばかりである。

相変わらずポップなメロディに独特な歌詞の載せ方をしている。

言葉の表現は視点は大人の目線になっていて、変わっている部分と変わらない部分とかあって、なんやかんや聴き続けている。

ライブではMoon Childの曲や、Scriptの曲も結構やることが多いのだけど、ソロになってからの曲もだいぶ増えてきているので、最近はその比重も増えている。

今回のライブはソロ作のリリースライブという位置付けなので、セットリストはほぼソロ曲。

本編のラストも新譜からだったので、懐メロアーティストではまったくない。

だからいいんだけど。


彼のライブはいくつかの形態があって、アコギ1本でやる場合とピアノ弾き語り、イベントではオケでやることもあるらしいけど、私がよく見るのはバンド形態である。

フリーのミュージシャンを集めてバンドを組むのだけど、メンバーもある程度同じメンバーを集めることが多くて、特にベースとドラムの人はよく組んでいる人だ。

ギタリストは結構2~3人で回している感じだけど、とは言えかなり雰囲気も良くて、これは多分オサムさんの人柄ゆえだろう。

ライブ中のMCも好き勝手喋って、せっかくのいい曲をなぜかコミカルに紹介してムードを自分で壊してグダグダにしてしまうという暴挙はもはや日常茶飯事、その様を見て後ろで笑っているメンバーがなんだか素敵だ。


そんな和気あいあいなムードの中で、今日は歌もダンスもキレキレ、一部同機を使ってのライブとなったけど、やっぱりいい曲書いているななんてお改めて思うわけである。

ムンチャ時代の曲は本編では”アネモネ”のみ、Scriptの曲も"Insporation"のみで、あとはソロ曲で締められたセットリストだったけど、いいライブでした。

普段見るライブだと、どっちかと言えば演奏の部分に傾聴することが多いのだけど、このライブではやっぱり歌とメロディにフォーカスしてしまうんだけど、いいですね、こういうのも。

この人の曲は割とファンク色のものが多いのだけど、一方でいわゆるロックンロールというものも好きなんだろうなというのが曲からもパフォーマンスからも見て取れて、そういうのもいいんだよね。


ファン層は私よりも1~2世代上が中心だけど、中には同世代くらいの人もいて、少しずつでも新しいファン層も是非開拓できるといいよね。

実際曲はいいし、テーマ的にも共感できるところもたくさんあると思う。

まあ、最近の曲はどう考えても大人向けな歌詞なので、中高生が聴いて刺さるかと言えばそうでもないとは思うけどね。

ギターリフも冴え渡っているし、何より楽しそうに音楽活動を続けている姿は、ファンとしてはやはり嬉しい。

このライブでも新曲が披露されて、これまでにない感じの曲で、まだまだ表現者としてもアグレッシブなようである。

先日制作のためのグループを作った、という話もあるから、引き続き彼の活動に期待したいところだ。