音楽放談 pt.2

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天才ははるか先に -Arctic Monkeys

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6月以降、特に個人的に期待している新譜がリリースされる。

5月末には日本人ではKlam AileenやMouse On The Keysは買ったが、Sawagiは友人に借りる予定だ。

洋楽ではAshも出たしGang Gang Danceもリリース予定だ。

Dirty Projectorsも7月にリリース予定だ。

今年はかなり激アツだ。


さて、そんな中で世界的にも注目だったのがArctic Monkeysの新譜である。

前作ではザ・ロックンロールなアルバムを作ったといって全世界で大絶賛であった。

ただ、私はあんまりはまらないアルバムであったというのが正直なところだ。

どちらかといえば世間的には不評だったその前の『Suck it And See』の方が好きだったね。

全体に穏やかで静かな調子のアルバムだったけど、その感じが個人的には好きだったんだけどね。

世間的には相変わらず1st、2ndのイメージで語られてしまう彼らだが、いい加減そこにこだわっている人は多分彼らのファンではないだろうな。

特にヴォーカル・アレックスの活動たるや否が応でも耳に入るし、何より彼の風貌が作品ごとにことごとく変わっていくのは驚きしかない。

ちなみに最新のアー写がこちら。

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あれ?前までリーゼントじゃなかったっけ?

別の写真ではまるできこりみたいになっていたからな。

メンバーの姿も相まって、まるでベンチャー企業みたいだ。

ファッションはロックにおいて大事な要素の一つではあるが、それにしても見事である。


で、そんな彼らの待望の新作であるが、これまた世の中に物議を醸している。

最高傑作だ!という人もいれば、最低だという人もあるという、実に彼ららしい評価を獲得している。

批評家筋には概ね大好評、一方の旧来のファンからすれば批判となっているわけである。

私はといえば、まだなんともいえない気分だ。

なんというか、非常に不思議なアルバムだなと感じるのである。

正直いわゆるキラーチューンはない。

なんならアルバム1枚聴き終わるまで結構飛んでいるのである。

1枚で1つというのはこういうのをいうんだろうなと思うのだけど、なんとも聞き心地が不思議なのだ。

派手さもキャッチーさもないから、地味だなと思うのだけど、かと言って聴いていて退屈ということはなくて、気がつくと終わっている。

映画のサントラみたいという評がどこかにあったのだけど、確かにそんな感じで、私はまだなんと評していいか全然わからない。

実に不思議なアルバムだと感じる。

あれこれ同時に聴いているからこのアルバムだけじっくり聴いているわけではないのだけど、曲の印象がないけどアルバムの印象はあるからな。


もうしばらく聴いたら結局好きじゃないなと思うのかもしれないし、めっちゃ傑作やん!となるのかもしれないけどね。

ともあれ、こんなにいろんな表情をアルバムごとに展開できるのは、やっぱり才能なんだろうななんて思う。

昔2ndが出たばかりのことに、武道館の合間にやったLiquidroomの単独に行けたことはちょっと自慢だ。

また日本来てくれないから。

同年代のバンドでもあるから、なんだかんだ応援しているのである。