音楽放談 pt.2

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幸せのわけ -ササキオサム

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今日は仕事帰りにおっとり刀で飛び出して、インストアイベントへ。

最近アルバムリリースのたびにこうして行脚してくれる佐々木修さんである。

かつてMoon Childというバンドをしており、”Escape”でミリオンヒット、その後CM始め多くのタイアップ曲があったのだけど、結局目立ったヒットはその1曲で世間的には90年代の一発屋の一人と思われている。

しかし、その楽曲のクオリティは折り紙つきで、いまだに当時のイタリア顔のイケメンだったオサムさんファンのマダム層だけでなく、音楽好きの間にも根強いファンがいる。

ちなみにこの曲は土曜9時台のドラマの主題歌で、篠原ともえエンクミなどが出ていた、確か女子少年院だったかを舞台にしたものだったが、どんなストーリーかはよく覚えていない。

この時間は、堂本剛の頃の金田一や、松岡の出ていたサイコメトラー、香取の出ていた透明人間など小・中学生にもわかりやすいドラマをやっている時間帯だったのでそのままこのドラマも見ていた。

そこでこの曲に出会ったわけであるが、当時世間的にも大ヒット、なんていう曲は別に珍しくなかったい、サザンとか王道のアーティストも多く主題歌をしていた中で、なぜかしら私は彼らのこの曲がことさら大好きであった。

その後もテレビでもよく見かけていたし、CMにもよく曲が使われていたので、当時なりの仕方で追いかけていたんだよね。

ほどなくして彼らは解散してしまうが、その後もなんやかんや彼の活動は追っていて、気がつけば私も30過ぎになるので、かれこれ20年くらい聴いている計算になる。

昔テレビから聞いていた歌声をこうして生で、ラフな環境で聞きつつ、サインもらって握手してもらって、という話は何回も書いているんだけど、やっぱり感慨というか、毎回そういう思いに駆られてしまう。

ああ、いい声してるなとか、変わってないよな、とかね。


で、今年も新しいアルバムを出している。

その名も『Happy Box』、この頃の再結集で旧交を深めたこともあり、ギターアレンジに元Moon Childの秋山さんが参加、ジャケットは元ベースのわりっちという布陣で製作された。

さらにかの名曲”Escape”のリアレンジverも収録しているという、ちょっと同窓会的な匂いもするアルバムである。

楽曲も全体に非常にわかりやすいというか、言葉を選ばなければオサムさんの一番ベタな要素が盛り込まれた楽曲群となっているだろう。

夏が主題のラブソング集なんだけど、歌詞も得意のひねくれを封印して、ちょっとダサめの言葉のチョイスが満載だ。

オサム節全開である。

曲調も明るいし、アルバムタイトル通り楽しんで作ったんだろうなということが感じられる。

個人的には前作のような曲群の方が好きだけど、なんだかんだ好きなアーティストが楽しんで活動している姿というのは嬉しいものである。

末長く、活動し続けて欲しいものだ。

"Baby Baby"