音楽放談 pt.2

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ダンスとアイドル -Babymetalとか

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たまにテレビで音楽番組を観るのだけど、アイドルが出ていると特に観ることがある。

このブログで紹介しているようなコアで個性がむせるくらいに漂っている濃いめの音楽ばかりを聞いてきた反動か、アイドルの子達の明るくキャピキャピした感じだ急にはまりだして・・・というわけでは別にないんだけど、みていて面白いなと感じるようになったのである。

何かと言うと、振り付け、ダンスのところ。

最近はジャンル的な意味でもいわゆる王道なアイドルポップばかりではなく、ヒップホップやパンクなど、音楽的にもかなり挑戦的で、作曲者が面白がって好き勝手にやりまくるので、実際音楽的にも面白いと思うのだけど、どうしてもあの甘ったるい歌い方が苦手で歌自体はあんまり聞けないんだけど、ダンスについては面白いなと思うのである。

私はダンスというものが正直全く理解できなかった。

何をしているのかとか、どういう表現なのかというのか全然ピンとこなかったのである。

体の動きで何かを表現するとか、そういう感性を全く育んで来なかったからだと思うけど、そんな私が面白いぞと思ったきっかけの一つは三浦大地だ。


彼はほぼ同年代で、私が小学生の頃にフォルダーとしてデビューしたのをよく覚えている。

それこそフィンガー5的な感じで出てきたのだけど、その頃すでにメインヴォーカルをはるくらい歌は上手だったね。

そんな彼は今や和製マイケル的な感じで、ダンスにしろ音楽にしろソロとして評価されまくり。

相変わらず歌は上手いけど、ダンスについてもかなりすごいらしいね。

関ジャムという番組にしばしば出てきてはダンスについて色々と話したり実践しているのをみて、そうやってみればいいのか、とちょっとだけ見方がわかったので、機会があればみてみるようにしているのである。

テレビでダンス踊っているのって、やっぱりアイドルが多いから必然そこに目がいくわけだ。

若くて可愛い女の子は好きだしね。


と、いいつつアイドルの子たちの踊りを面白くみているのは、そんな露出が多いからという理由だけでなく、実は普通にアイドルの子たちによるところもある。

今や世界的なバンド(そう言えば、こういう名前のバンドが実際にあった、今はどうしたのか)の前座まで務めるようになり、今年のサマソニでもレッチリの前をおそらく飾るBabymetalである。

メインヴォーカルの子は普通に歌の上手い子なんだけど、その脇で固める2人がダンスしながら甘ったるい声で合いの手のような歌声を響かせているが、バックバンドが世界クラスのプレイヤーで、楽曲制作もかなり有名どころがやっているため、新しいスタイルのバンドな訳である。

出てきた当初は私もなんだこれ?とか思っていたけど、ちょっと引いてみれば単純にヴォーカル+ダンサーのいるバンドなだけである。

アイドルという延長線上で企画的に出てきたとは言え、あれってある意味革新的だったんだろうね。


で、このBabymetalに曲を提供している1人がTakeshiなのだけど、その曲を聴きたくてPVとかライブ映像をみている時に、なんだか彼女たちのダンスが面白いなと思ったのだ。

楽曲に合わせて振り付けがされるわけだが、曲だけでなく歌詞にも合わせて表情含めて動いている様をみて、そうか振り付けってただ動いているわけじゃないよね、と気がついたわけだ。

それと同時に、アイドルというと歌が口パクでどうのこうのと昔から言われるけど、あれだけ激しく踊りながら歌うって普通に考えてしんどいし、何を見せたいかによっては歌を歌っているかどうかってそんなに大した問題でもないだろうし、何よりその練習量ってやっぱりすごいんだろうなと感じたのであった。


また、こうして改めてみてみると、同じ振り付けでも人によって見え方というか、やはり違いがあるのである。

その違いがひょっよしたらダンスの上手い下手なのか、芸術性みたいなものにつながるのかどうかみたいな話なのかな、なんて思いながらみると、また違った感じに見えるのである。

そこをああでもないこうでもないと考える作業というのは、絵を見る時や曲を聴く時、歌を聴く時でもなんでも同じなのである。

私にはあまりその辺りの直感的なセンスってないから、見方を固めてから見る癖があるのだけど、その一つの枠組みができたということもかもしれない。


何れにせよ、アイドルだけに限らずダンサーが出てくると、結構一生懸命見ている。

すごいよね、ダンサーの人って。

アイドルも最近ではフォーメーションダンスとか言って高度なことをやっているわけで、アイドルもやっぱり楽じゃないよね、なんて思いつつ。

流石にコンサートを見にいくことは多分ないけど、テレビでやっていればまた見てしまうだろうね。

自分の中で楽しめるものが増えるのは、当然だけど楽しいよね。