音楽放談 pt.2

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Bruno Marsはスターだった

 

昨日は友人の好意もありBruno Marsのライブで。

 

正直そこまでファンでもないし、彼の音源も友人から借りた1stアルバムくらいしか聞いたことがなかった。

 

もっといえば、今回5日にわたっておこなれる正規公演は速攻でソールドアウトしたそうだ。

 

追加公演が決まって、それに抽選応募した友人が見事当選したのでチケットを一つ譲ってもらった格好だったのだけど、結果的には行ってよかったなと思った。

 

 

そもそも私が好きなアーティストは、ほとんどがインディと区分される規模の人が多く、せいぜい2500くらいのキャパの会場でも大きな会場と言われるくらいが大半だ。

 

ライブ体験としてはそれくらいが一番面白いと個人的には思っているけど、とはいえ大きな会場になればステージセットが明確に変わる。

 

エンタメという観点で言えばそこの面白さは圧倒的なので、東京ドームであればやはり期待はそこである。

 

席としてはスタンド1Fだったが、ステージも肉眼で捉えられるし、モニターもあったので十分に音も視覚も楽しめる場所だった。

 

友人、ありがとう。

 

 

ライブはほぼ時間通りに開始、セットリストの詳細は詳しい人に譲るとして、個人的な感想に終始する。

 

まず演出についてだが、規模に対してギミックはそこまで凝ったものはなく、スクリーンとライティングの組み合わせという比較的シンプルなもの。

 

ただ、シンプルといってもスクリーンの映像は曲によって昔のTV風だったりモノクロだったり、結構細かく調整していてかなり練っているなというのが感じられた。

 

ライティングについても、ステージからのレーザーライトもさることながら、スポットの打ち方、また観客席側にも模様を出したりと、細かいところだが凝っているのが目に見えた。

 

またスモークももちろん使われているのだけど、こちらはむしろブルーノのMCと合わせて目立つ場面が多かった印象だ。

 

そしてパイロン、1曲目で一番使っていたけど、やはりでかい音と炎は見ている側としてもテンション上がるし、派手なので温度感を上がる。

 

ちょっとRamsteinを思い出したりもしたが、それは個人的な問題だ。

 

 

こうした装置的なものもあるけど、何より演出のパワーを生んでいるのはやはり演者だ。

 

当然主人公たるブルーノ自身のカリスマ性みたいなものや華やかさもさることながら、バンドやダンス、コーラスメンバーの存在感もなかなかだ。

 

こうしたファンク・R&B系のアーティストのライブのバンドといえばビッグバンドが当たり前だが、編成は最小限で、コーラス含めて全て男性メンバーという編成だった。

 

昨今の政治的な趨勢も踏まえても珍しいなと思ったけど、言い方はあれだが男子校的なノリがあってそれはそれでよかったよね。

 

 

そして何よりブルーノ自身のスター性、茶めっけやサービス精神もたっぷりで、日本語も交えたMCも伴ってやっぱり好きになってしまう。

 

いわゆるチャーミングという言葉が一番しっくりくるのだけど、観客との距離感も近くて、大きな会場であるにも関わらず親近感が凄まじい。

 

これはちょっとびっくりしたんだけど、完璧なスターというよりは、ところどころに人間味を出してくるのよ。

 

ちょっとした仕草や言葉なんだけど、例えばピンスポットでソロで弾き語りをする場面で「恥ずかしいからスモークを炊いてくれ!w」なんて言って見せるわけだが、そうした所作や言動の一つ一つがチャーミングなのだ。

 

そのくせ歌はめちゃくちゃ上手いし、ダンスすればセクシーさもあって、私のようなものから見てもこりゃスターだぜって思うよね。

 

曲は漏れなくポップだし、方方で聞き馴染みのある曲も多かったが、そんなことは問題なく楽しめましたね。

 

なんならこんなにちゃんと合唱が起こるのか、という驚きもあった。

 

こんなに人気があったんですね。

 

 

正味2時間弱、アンコールを1曲やっての終焉だったけど、とても楽しかったですね。

 

普段は演奏とか楽曲そのものへのフォーカスになりがちだが、大きな会場ならではの演出だったり観客を含めた空気感だったり含めて、個人的にはなかなかない体験なのもよかった。

 

今日が最終日だと思うけど、「またすぐに戻ってくるよ」とか言っていたので、単なるリップサービスか、あるいはサマソニあたりのヘッドラインもあるのかなとか思いつつ、いい体験でした。

 


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