音楽放談 pt.2

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個性のるつぼ ーYeah Yeah Yeahs

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今年はまた新譜が楽しみなアーティストが非常に多い。

まずなんと言ってもAA=、今月ついに出ますね。

他にもMaximo ParkBroken Social SceneCharlotte Hatherleyあたりは今年出るといわれているがいささか覚束ない。

Nine Inch Nailsなんかは気まぐれのように何か出しそうだと勝手に思っている。

他にはKlaxonsFoalsも出るなら聴いてみたいし、新人の中でTelepatheという奴は少し興味あるし。

まあ希望を言えば他にも出てほしい奴はいっぱいあるんだけど、とりあえず確率の高そうなものはこれくらいであろうか。

他にもGreen DayとかU2も出るけど、個人的にはあんまり聴かないから。

U2は未聴なので、これを機に聴いてみるのも良いかもね。


で、今年確実に出ることがわかっているのがYeah Yeah Yeahsである。

現在アルバム2枚とEP2枚が出ている訳であるが、彼らのキャリアの中では2ndがかなり異質な印象なんだけど、方向性的にはそれらとは全く異なるという声明がカレンOから発せられているしね。

今一番新しい音源は「Is Is」というEPであるが、多分曲自体は前からあった奴もあるようなので、時間的にどこにあるのかは調べてもないのでよくわからない。

ただ、印象的には1stと2ndの中間的と思ってしまうな。

5曲入りなんだけど、まあどの曲もいいんだな。

割りとらしい曲が多いんだけど、"Kiss Kiss"はあまりアルバムにはないタイプの曲と言う印象である。

歌詞も多分すごくまっすぐである。

曲もシンプルでストレートな印象である。

これは新鮮だったな。


でも、このEP中随一なのはタイトル曲"Is Is"である。

重たいドラムとギターがめちゃくちゃかっこいい。

特にサビなどがあるわけでもないし、得意のミニマルな曲なんだけど、ムードも最高、ヴォーカルも底から響くような迫力があり、この曲は名曲である。

これ1曲のためにも聴く価値のあるものである。


このEPが次作のヒントたり得るか、と言えばかなり微妙なんだけど、ただ彼らの基本がやはりこういうところ二あるのかと思うと、こういう方向性を期待してしまうよね。

1stはとにかく勢いや破壊力が半端なかったが、一方で詰め切れてない印象もあった。

一方2ndはすごく深みがあり、勢いでないすごみがありつつ、しかし彼らの大きな魅力であった爆発力はあまり感じられなかった。

まあ、どっちも文句なく良いんだけど、どうせならよりレベルの高いものを期待したいじゃない。

だって、こいつらはもっと良いアルバム作れるだろ、と思うもの。

これらとも違い、しかも結構良いテンションで作ったみたいなので、これは期待できるだろう。


Yeah Yeah Yeahsは非常にアート的な香りのするバンドである。

ギター、ドラム、ヴォーカルという非常にシンプルな編成ながら、例えばギターはアンプを2つ使っているらしく、ライヴではサンプラーも使いながら細かなフレーズも多用していく。

また、ドラムはスティックの握り方がややプログレ期を個人的には連想させるが、非常にしっかりとしたリズムを刻む。

これらのため音の厚みは全く遜色ない。

むしろ音の密度が低い分一つ一つの音の強さが際立ってそれが良いのかもしれない。

そういう事をすごく意識的にやっている感じがするんだよね。

だから、彼らの音楽にはすごくセンス的なものを感じるのですね。

何も考えなかったら多分こういう音楽はできないと思う。

独自の美意識を随所にちりばめられていて、刺激的だね。


彼らもNYのバンドで、お友達連中も非常に興味深い。

彼らを最初にプロデュースしたのは、今をときめくデイヴィッド・シーテック(TVOTR)、またカレンの彼氏はLiarsである。

才気あふれる連中の集うNYという都市は、今もっともほっとなスポットの一つだね。

TVOTRは去年名盤出しているし、この辺一帯のバンドには期待したいね。


そういえば、冒頭では挙げてないけど、LCD Soundsystem、Battles、!!!あたりもそろそろ新作の情報が出てきても良さそうなものである。

また、Strokesも前作からかなり経っているので、ソロばっかやってないでいい加減新作を聴きたいものだ。

個人的にも今好きなバンドが一番多い地域である。

楽しみが多くて、良いですね。