音楽放談 pt.2

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クッキー山に帰ってきました ―TV on the Radio

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最近疲れているせいか、静かな音楽に心癒される。

ゆったりと心地よいメロディを耳にしているだけで、私は結構幸せです。

でも、同時に荒んでいるのかなんなのか、猥雑としたような音もすごく心地いいときがあるんだよね。

久しぶりにBeckの1stを聴いていたんだけど、なんていうか、あの雑然としたような感じがすごく心地よくてね。

実はBeckはまともに聴いてないのであるが、久しぶりに聴いたらよくて。

これを機に今一度キチンと聴いてみようと思います。


で、猥雑としていると言えば、NYの異能集団TV on the Radioもそうである。

以前1stと3rdは書いたんだけど、残る2ndについても。

まあ、相変わらず世間もしくはメディアの評価どころにまでは達していないけど、最近こいつらの音楽が心地よくてね。

ダウナーな感じとか、漠然とユラユラしている感じとか。

実は深いところにも音がいっぱいあるんだけど、そういうのに気づく感覚も面白いし。

ノイズがバーーンと広がって、次第にそれになれてきて、さっきまで耳障りであったはずのものが急に環境音的に心地よくなっちゃったみたいなかんじがするんだけどね。

何だろうね、これは。

その世界の中に引き込まれると言う感覚でもないし、気分を高揚させるわけでもない。

むしろ世界の中にしみ込んでいく、というのは一番しっくり来るかも知れない。

意味が分からないだろうな。

私自身よく分からないから。

いずれにしろ、なんだかこれが良いんですよ。


で、この2ndはといえば、既に1stで世界での評価を確立したばかりか、数多の大物アーティスト(トレントとかボウイとかね)からも絶賛されたことも手伝って、世界各誌で軒並み年間アルバム上位を獲得していた。

印象としては、1stよりももっとドロ~ンとした世界を強めたような印象で、聴きやすさ的には1stの方が良いと思う。

無闇に破天荒さもあったしね。

2ndの方がムードは重いし、ますます世界がぼやけるような音像である。

これをポップというのかい?と、誰でも思うんじゃないかな。

おそらくメディアの評価とリスナーの評価の乖離が最も大きいバンドの一つじゃないだろうか。


とはいえ、彼らのポップ性は否定しないけどね。

何せこのアルバムに入っている"Wolf Like Me"は、彼らの曲の中で一番好きである。

かっこいいのよ。

ライヴヴァージョンとかもYouTubeで見られるんだけど、これを是非見てほしいね。

CD音源よりも遥かにかっこいいから。

こういう曲ばっかり書いていたら、もっと売れているんだろうなとは思うんだけど。


ところで、YouTubeではトレントとの競演なども見られるので、これも是非チェックされたし。

意外というか、思った以上にトレントの声が彼らの曲とかとマッチしていてちょっとびっくりしたんだけど。

他にも、アルバムにはボウイが参加していたりして、着実に交友録も広げつつ、デイビッド・シーテックはプロデューサーとしてもますます誉れ高くなっている。

2005年には来日もしているんだけど、現在新譜ツアーはまだないみたい。

是非見たいので、来日してくれないかな。


最近疲れているので、どうも文章がかけないので、今日はこの辺で。