昨日は久しぶりに現場ライブへ。
正直不安はあったし、チケットを買ったもののどうしようかしらという思いはあったが、長らくこうした娯楽をしていなかったので行くことに。
知人からもらったちょっと良いマスクをつけて。
今回はArt Theater Guildという若手バンドとアナログフィッシュの対バンだ。
下北沢のライブハウスだったんだけど、キャパ300くらいの会場で、おそらく50人程度の人数であった。
普段よりもちろんスカスカなディスタンシングだったが、実はかなり快適だったりして。
皆んな大人なのでちゃんとマスクも着用だ。
はじめはATGというバンド、音源も未聴で完全に初めましてである。
出囃子がストロークスというあたりが中々素敵だ。
曲的には日本のオルタナ系ギターロックとでも言おうか、割とストレートながら悪くない。
ボーカルがのび太くんみたいな感じだ。
なんか爽やかというか、綺麗な印象で普通によかったですね。
ライブが楽しくて仕方ない、ていう感じも溢れてて思わずニコニコしてしまう。
今度音源も聴いてみよう。
ちなみに調べてみたらThe Pillowsの人がプロデュースらしいですね。
続いては立ちかねのアナログフィッシュ、騒動手前の2月以来となる。
考えてみたらコロナ前後でアナログフィッシュ挟んでるな。
この間Youtubeでの音源リリースがあったり、リモートトークセッションがあったりと、イベント自体はあったがやっぱり現場ライブが1番、否応にもテンションが上がる。
今回は浜本さんもいる布陣だ。
"戦争が起きた(リアレンジver)""Pinfu"と立て続けに今のご時世を踏まえたような楽曲で始まると、次にはレアな"Showがはじまるよ"である。
ピースフルでシンプルでポップなこの曲はやっぱり良いですね。
健太郎さんも超楽しそうだ。
ていうか、メンバー皆んな楽しくて仕方ない感が溢れている。
そりゃそうだ、彼らはライブバンドである。
そしてリアレンジされた"City Of Symphony"も演奏されて、この曲は本当にいい曲だ。
セットリストは全体で1時間くらいと短めであったが、ラストは"抱きしめて"である。
ライブでちゃんと聴くのはこの曲も久しぶりだ。
ん〜、やはりいい曲だ。
9年前の震災の時にも一部ではとても話題になった曲だったが、こういう流れられない不安に駆られる時にこそとても響く歌である。
ラストは珍しくノイズジャムみたいな感じになったわけだか、MCでも下岡さんが言っていたが、とにかく楽しそうだったね。
観てるこっちも超楽しかった。
いや、ほんとに楽しかった。
コロナ髭を蓄えた下岡さんに、髪型と服装がなんとなく永野になっていた健太郎さん、心なしかいつもよりもニコニコした浜本さんに、安定の斉藤さんである。
すでに40を超えている彼らだが、「いまだに音楽より楽しいことがない」という言葉通り、ピースフルで楽しい空間だった。
やっぱりライブは良いですね。
特に生の、体を揺らすような音がたまらなく気持ちいい。
早くこうしたライブが日常的な風景になることを願ってやまないね。