音楽放談 pt.2

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変化がもたらすもの -Chapter24

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私は大学進学とともに地元を出て、関東に暮らしてもうすぐ人生の半分になる。

 

大学の頃に同じく出てきた同級生はほぼ地元に帰ってしまったのだけど、その理由は都会にあると病むということだった。

 

道で肩がぶつかっても謝りもしないし、道を譲っても会釈すらされない。

 

そんな状況でダメになってしまったというのだけど、私はそんなことはなかった。

 

そもそも地元で歩いていて肩がぶつかることなんてなかってし、わざわざ道を譲る必要がないくらい人は少ないからね。

 

もちろん繁華街はあったけど、東京の比ではない。

 

人の多さにはいまだに驚くけど、私にとってはこの近くて遠い感じがちょうどよかった。

 

これだけたくさんの人がいるのに、誰も知っている人がいないんだから。

 

それが孤独に感じられることもあるけど、お互いに知らんない同士なんだから、たいした問題ではない。

 

 

そんな東京について、あるウェブの記事でオードリーの若林が、東京は自尊心を持ちにくいということを言っていて、それについては賛同するところがあった。

 

彼の言う自尊心が持てない理由と私の持てない理由は違うが、確かにこの環境はそれを強く感じると思う。

 

ただ、だからといって田舎にいたら自尊心が高まったかといえば多分そうはなっていない。

 

感覚が鈍って静かに頭が腐っていたんじゃないかと思う。

 

そこには私の求めるものはなかったし、ただただ退屈だった。

 

元々自尊心を持てるようにはできていないので、せめて何か外頑張れる理由や刺激がないと、私は退屈でダメになってしまう気がしている。

 

大学受験の時、なぜかわからないがとても不安だった。

 

不安だったのは受かるかどうかではなくて、受からなかった時に私はまたこの環境で1年以上過ごさないといけないと言うことが。

 

親とは仲が悪かったわけではないけど、とにかくそこから出たかった。

 

その後、今にして思えばこれも私のサガなんだと思うが。

 

何かしらの変化がないとダメなのだ。

 

私はまた仕事を変えようと思っているが、プライベートでは何も変化がないので、仕事にそれを求めているのかもしれない。

 

直近異動があったが仕事内容は変わらないので、せめて自分が取ってきた案件や関わっている業務で、これまでと違うことをしてみたり、他の人が動いてくれないので自分でやったりしている。

 

でも、根本は変わらないから詰まらないのだ。

 

多少変わっても、それは別に私のやりたいことではないし。

 

 

私が高校生くらいの時から聴いていた曲で、やけに好きで折に触れて頭の中に流れるのが、Pink Floyd の1stに収録されている"chapter 24"という曲だ。

 

Change return success, Action brings good fortuneという一節がずっと頭にある。

 

シド・バレット在りし頃の名盤だ。

 

東京は常に変化している。

 

田舎も変化してるけど、アハ体験みたいな速度だからね。

 

とはいえ、変化の仕方の問題はあるけどね。

 

 

私の人生はここ何年も変化がない。

 

ないわけじゃないけど、求める変化ではないんだろうな。

 

おかげさまで社会人としてのレベルはだいぶ上がったけど、だからなんだという話だ。

 

こうなれば死んで後悔する手前まで、ふらふら生きて行こうかと本気で考えている。

 

それくらいしか人生に刺激がないのかな。

 

お金に困るのは嫌だけどね。

 

 

とりあえず、あと何年こうして過ごすのかな。

 


Pink Floyd - Chapter 24