音楽放談 pt.2

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小休止199「最近のリリース」

ここ半年くらいで私の好きなアーティストのリリースが続いており嬉しい限りだ。

 

緊急事態宣言もすっかり常態化して、これはコロナよりも日本の政治の緊急事態性を表しているのではないか、などと言ってみたり。

 

ずっとやばかったのが、ここに来てようやくわかりやすい形で露呈されたような気分だ。

 

もう少し義務教育でも政治を教えるべきだと思うが、教える教師がわからないのだから結構根深いんじゃないかと思う。

 

かくいう私もよくわからないのが実際で、どこからどう、何をしるべきかがわからない。

 

急には変わらないので、せめて自分の半径数mの範囲だけでもちゃんとやろう。

 

話がだいぶ脱線したが、とりあえず素晴らしい音楽を聴いて暮らしを彩りたいものだ。

 

まだ聞き込めていないので、また追々それぞれでかければと思うが、ひとまず自分のメモ代わりに。

 

 

まずはこちら。

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3月にリリースされたMaximo Parkの7thアルバム『Nature Always Wins』。

 

メンバーが一人脱退してしまい、三人体制となって初のアルバムとなったわけだが、今回はサポート、コーラスに女性メンバーを迎えての作品となった。

 

2nd『Our Earthly Pleasures』のロック的な勢いと5th『Too Much Information』のポストパンク的な風味が良い感じにバランスされたような作品で、ここでまたキャリアを更新したと言ってもいいだろう。

 

何より相変わらず曲がいいのが何よりだ。

 

おすすめは2曲目の"Versions Of You"、3曲目"Baby, Sleep"あたり、と言いつつ全曲いいのでSpotifyでも聴いてみて欲しい。

 

このリリースに合わせて配信ライブも行われて、日本用の映像も取り下ろされていたが、パフォーマンスは流石のキレキレ、また来日もして欲しいと切に願っている。


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続いてはこちら。

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日本のポストパンクとして特にヨーロッパでも人気のPlasticzoomsの5thアルバム『Wave Elevation』。

 

前作のセルフタイトルのアルバムも素晴らしかったが、今作もまた力作。

 

音楽的にはインラストリアル的な要素が強いながらも彼ららしいメロディアスさやパンク的な衝動性もバッチリだ。

 

特に前半は激し目の曲が多く、後半の方が穏やかさというか、そんな構成のアルバムになっている。

 

サポートメンバーもなじみつつある中なので、余計にいい相乗効果になっているのかもしれない。

 

ちなみに、彼らはロシアでも人気らしい。

 

こちらもライブが楽しみだ。


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"Chronic Offender"もかっこいいので聴いてみて欲しい。

 

 

続いてはこちら。

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2000年代前半からコンスタントに活動を続けるリバプールの雄、The Coralの10thアルバム『Coral Island』。

 

2枚組の大作で、同年代のバンドの中ではダントツのリリース量だ。

 

メンバーの脱退後は少し間が空いていたが、前作からはそれほど間をおかず、しかも2枚組というのがすごい。

 

その上曲は漏れなくいいので、どんな才能だろうかと驚くばかりだ。

 

まだ聞き込めてはいないけど、前作がサイケフォークな感じだったのに対して、今作は2nd『Magic and Medechine』的な色かなと思っている。

 

これからしっかり聴き込んで行こう。


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Vo・ジェームスのヴォーカルが、年齢を重ねるごとに味わい深くなっていく。

 

 

続いてはサントラの作品。

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『騙し絵の牙』という大泉洋主演映画のサントラを、日本のインストロックバンドLITEが手掛けたのだ。

 

元々情報量の多い音楽をやっているので、どの程度ハマるのかとメンバー本人も懸念していたが、個人的にはようやく来たかという思いもあった。

 

彼らの音楽は元々叙情性とか物語性を感じさせる音楽で、しかもヴォーカルなしでそれをなしえるわけだから相性はいいと思うのだ。

 

今回はこの映画のためにゼロから作ったので、やはり通常のアルバムとは色合いが異なるものの、彼らの新作としても十分聞き応えばっちりだ。

 

本当が映画も見て、ハマり具合を確かめたかったんだけど、ちょうどみようと思っていたタイミングで緊急事態宣言になってしまったので、果たせていない。

 

早く見に行きたいね。


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こちらはこれまで聴いたことがなかったが、これを機会に聴いてみた作品。

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11年ぶりのフルアルバムをリリースしたYou The Rock★『Will Never Die』。

 

彼自身が11年ぶりの作品ということもあるが、さらにプロデュースはTHA BLUE HERB、トラックは全てO.N.Oで、BOSSもコーラス的に参加している上、スクラッチはDJ DYEだ。

 

そもそもこのアルバムをリリースするきっかけも居酒屋での会話というから色々の巡り合わせを感じるのと、彼らは同い年ということもあって、まだまだこれからだろ、みたいなBOSSの思いから始まったと言っていいだろう。

 

全17曲というボリュームで、正直ラップのレベル感で言えばどうなんだと思わないではない部分もあるけど、なんだかんだ言葉はしっかり聞こえるだけの発生があるし、この人の作品はまともに聴いたのは初めてなんだけど、声が強い。

 

これはラッパーとしての強みなのは間違い無いよね。

 

また、彼がアルバム1枚と通して何を歌うのかというのが重要なポイントなんだけど、多分若い奴らが聴いたら「ダッセ」とか言われそうかなと思う。

 

全編にわたりもがいている人の表現だなという感じがする。

 

すっかりなりを潜めるきっかけとなった大麻による逮捕の件も踏まえて贖罪のような感じもするが、いずれにせよ人生というものがそのまま表現になったような作品だ。

 

さすがにリリースするとなれば業界の注目度も高いようで、あちこちでインタビューも取られているのでいくつか読んでみると背景が尚更理解できる。

 

個人的にはBossとのインタビュー動画が印象的なので、あえてここでは音源ではなくその映像を貼っておこう。


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30分くらいあるので時間がある時にどうぞ。

 

若い頃のふたりの映像も出てくるけど、二人とも歳をとったなと思うけど、心なしかBossの方が若く見えるのは、現役感ゆえか。

 

これからYTRがどうなっていくか、ここからまた楽しみに思えてしまう動画である。

 

 

海外の大物も相変わらず頑張っている。

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我らがTren Reznor率いるNine Inch Nails名義として久しぶりのリリースは、Healthというバンドとの共作であった。

 

先のアカデミーでも2回目となる作曲賞を受賞した際に、そろそろNINもやりたい、なんてコメントしていた矢先のリリースはうれしかったね。

 

かなりノイジーで激しい感じになっており、まさにサントラワークでやれていないものをロックフォーマットであるバンドで発散させるような格好だ。

 

件の3部作でも後半になるに従いノイジーさが増していたが、ここでもアグレッシブさが前回だ。

 

また、考えてみればこういう連名でのコラボ曲自体初めてではないだろうか。

 

私はHEALTHというバンドを知らなかったが、ともあれこのままアルバムも期待したい。


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残りはこれから近々のリリースの期待を寄せて2組を。

 

まずはこちら。

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配信ライブとして制作された作品をBlue-Rayでのリリースを発表したThe Novembers

 

この作品は私も見たいと思っていたので嬉しい限りだ。

 

Blue-Rayなのでちょいと高めではあるが、CD版もあり、かつ初回はハイレゾ音源配信も(聴けないけど)。

 

目下の最新作『At The Begining』の再現ライブということもあり、場所も通常のライブハウスではないので音響面も違い、さらにマスタリングもしなおしているというので、こちらはこの環境下ならではで生まれた作品ともいえるかもしれない。

 

6月から順次発送ということなので、届くのを楽しみに待とう。

 

それにしても、前回の映像作品も買って持っているが、なんだかんだ私は彼らがすっかり大好きになってしまったな。

 

かっこいいバンドなんですよ。

 

 

最後はこちら。

6年半ぶりとなる音源をリリースするLillies and Remains、2ヶ月連続でデジタルシングルリリースが発表されており、第1弾"Greatest Vew"はすでに発表されている。

 

もうそんなに経ったのかとびっくりするが、前作『Body』に続き藤井麻輝のプロデュースだ。

 

公式サイトやアー写も刷新するなど、ようやくやる気いなってくれたかとファンとしては嬉しい限りだ。

 

音楽的な評価は抜群に高いし、圧倒的なセンスもありながらマイペースすぎる活動にやきもきしないでは無いが、ともあれ過去の作品も飽きることなく聴いているので、だから感覚的にそんなに空いてたっけ?みたいな気分にもなる。

 

ライブはたまにやってくれていたしね。

 

ともあれ、フルアルバムもぜひ期待しているので、リリースまでつなげて欲しいところだ。

 

ストパンクという言葉に反応してしまう人にはぜひ聴いて欲しいバンドである。


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しかし、プラズーにせよノベンバにせよリリーズにせよ、この一群は日本ではコアな部類にされてしまうものの、やっぱりかっこいいよな。

 

彼らが共鳴しながら中も良くて、一緒にイベントもやっているというところに狭いながらにシーンというものを感じる。

 

ノベンバがスケール的には飛び抜けている印象だけど、どのバンドも世界的にも戦える思うので、このコロナ禍でこその世界的な発見にもつながって欲しいものだ。

 

 

他にも好きなアーティストのリリースはあるわけだが、特に私にとって印象的だったやつをひとまず。

 

それぞれにもう少し聴き込んで、また書けるとよいね。

 

とはいえ、昨日は急にSpoonをずっと聴いていたり、やっぱりBroken Social Scene