音楽放談 pt.2

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ライブライフ

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前週末から今週にかけては久しぶりにライブを盛り込んだ。

 

3本行ったが、うち2本はアナログフィッシュのアルバムツアー、もう一つはLillies and Remainsの出演するイベント。

 

東京でライブがあれば大体行っている2組をこうして観られたのは良かったね。

 

まぁ、26日は他にThe SpellboundとAA=と日程がドン被りという憂き目にあったが仕方ない。

 

希少価値という観点からもリリーズを選んだ。

 

 

で、まずはアナログフィッシュ

 

昨年末にリリースされた新譜『SNS』のリリースツアーとして、久しぶりに全国割と広く回ったのだが、東京では追加公演含め2公演あり、そのどっちも行ったかっこうだ。

 

このアルバムについてはさんざっぱら書いたが、とにかく素晴らしいアルバムだった。

 

back-to-motif.hatenablog.com

捨て曲なし、ノリノリな曲もあればしっとりな曲、このご時世にドストライクに刺さる曲など、まあ聴きどころ満載だ。

 

また今回はプロモーションも彼らにしてはかなり打っており、インタビューやラジオ出演など積極的で、お初の方にも耳に入る機会も多かったのではないか。

 

Twitterでも健太郎さん自らもツイートにいいね押しまくりだったり、宇多丸さんのやってるアトロクでのライブ出演、またスガシカオのラジオにも登場。

 

そして先週は、アルバム関連ではないが日向坂46の子がやっているラジオのジングルを提供するなど、違うところでも彼らの名前が知られるキッカケにも。

 

パーソナリティは松田好花さんという子がやっている番組で、ディレクターがバンドとも懇意なサトミツさんなので、その縁で話を持ちかけたそうな。

 

この子はあちこちオードリーに出ていたので知っていたが、この曲を聴いて泣いていたね。

 

ともあれ、好きなアーティストがこうして広く知られていくのは嬉しい限りだ。

 

 

さてライブであるが、曲単位では概ね聴いたことがある中で、セットリストなどどんな構成にしてくるかであったり、バンドとしてどんなモードなのかな、といったところも興味の焦点だ。

 

アルバム自体、社会性よりももっとポップで明るいものへの嗜好が強かったわけだが、ライブ自体もまさにそんな感じだった。

 

メンバー全員がとても楽しそうでそこからもポジティブなフィーリングに溢れている。

 

新曲はもちろん、旧曲もリアレンジverとして"Wednesday"や、"Sayonara 90's"が演奏され、どちらも良かったね。

 

アルバムでも、健太郎さんの曲がちょっとした非日常的な楽しいベクトルに対して、下岡さんの曲はより日常の中でのささやかな喜びみたいなもなが根底にあるのかな、なんて思っているのだが、リアレンジのこれらもそれを反映した楽曲だったのかな、なんて思ったり。

 

今回はSpace OddとBasement Barの2箇所で、セットリストは同じだったんだけど、その分素直に曲を楽しむ1回目と、もう少し噛み締めて観る2回目という感じで、"うつくしいほし"からの"No Rain, No Rainbow"の流れはなんか泣きそうになってしまった。

 

前者はギターのフレーズ一つでもなんだか違って響いて、派手じゃないけどそこにさりげなさを感じたり。

 

そして後者は彼ら自身もハイライトというくらい、演奏は激しさを増しながら、だからこそ日常の何気なさを描いた歌詞がエモく刺さってくる。

 

その間で純粋にキラキラと輝く"Saturday Night Sky"だったり、"Moonlight"が、本当にキラキラと響いてきてなんだか救われる思いもするわけである。

 

世の中が不安定になればなるほど、より身近な日常が愛おしくなるわけだが、彼らの曲はそれらに向き合わさせながらも、その中のキラキラした瞬間にフォーカスしているようで、それが今の自分にはたまらないのかもしれない。

 

とてもいいことがあった、いい日だった。

 

いい天気だった。


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そして土曜日は久しぶりのリリーズだ。

 

今回はイベントだったので持ち時間は短かったのだが、ともあれこうしてライブをやってくれるだけでもファンとしては有り難い。

 

昨年新曲を2曲、配信のみだがリリースしており、その後ちょっとずつ作っていきますとか言っていたので、今回はそれも聞けるかなと期待するさ。

 

ただ、そもそも彼らの曲がわたしは大好きで、ちょっとキザな独自の美学を感じるところが、どうにもツボなのだ。

 

旧作も飽きずに聴いているので、それを生で聴けるだけでも十分ニヤニヤしちゃうんだけどね。

 

 

リリーズは正式メンバーはKENTとKAZUYAの2人で、あとはサポートメンバーを迎えているが、概ねメンツは固まっているのでバンド感もちゃんと出てきている。

 

で、ライブはもう文句ないですよ、かっこいいの一言。

 

全て英語詞なので、言葉がそのまま入ってくることはない分、音としての気持ちよさで聴いているが、もうカッコいいのですよ。

 

このカッコよさだけで十二分な価値なのよ。

 

こういう直感的な感じはQueens Of The Stone Ageを聴いた時も感じた類のものだが、理屈でなくこういうのが好きなんだろうなとしか思えない。

 

正味1時間かそこらと短い時間だったが、ただありがとうだ。

 

ライブのMCでは、 KENT自ら僕らは多分解散はせずに、細々ですがやっていきます、といった言葉もあって、ヤキモキするところがないではないが、年に数回でもこうしてライブやって、何年かに一回はアルバム出して貰えれば、それでいいですよ。

 

年齢的にも同世代なので、一緒に歳をとっていく感じだろうな、なんて思ったりしてね。


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帰り道ではThe Spellboundのライブ盤を聴きながらだったが、こうして音楽に鼓舞されたり癒されたりできる私は幸せだなと思うのであった。