音楽放談 pt.2

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My Lost Craft Beer -Craftrock Fes'25

今日は毎年恒例のCraftrock Fesへ、Synchronicityと並ぶ信頼度の高い日本のオルタナ系フェスだ。

 

加えてその名の通りクラフトビールが数多く出店しており、それを飲みながら楽しめる最高のイベントである。

 

ところが、平日来の体調不良が長引いており、得意の扁桃腺が腫れて喉が痛い。

 

咳などはそんなに出ないけど、鼻は詰まっているし、おかげで頭もぼーっとする。

 

別に無理もしていないし、ご飯もちゃんと食べていたのでマジで何故こうなったのかわからない。

 

ちなみに先週も風邪をひいており、ようやく治ったと思ったらまたこうなった。

 

私は近々死ぬのだろうか。

 

ともあれ、先日のdownyのイベントに続き、またしてもビールイベントでビールなし、音楽だけを楽しむことに。

 

 

私はここ数年は毎年来ているが、今年は土曜のみに。

 

出演者が今年はエモ系バンド、ギターロック系が多く名を連ねており、正直そこまでクリティカルでもなかったのでね。

 

お目当てはceroeastern youthZazen Boys辺りである。

 

朝はゆるゆると家を出て、着いたらyonigeがホールステージでやっていた。

 

名前は知っていたが、初めましてだ。

 

羊文学と近い感じで、印象的なボーカルの声にオルタナ系ギターロックな感じか。

 

聴くともなしに聴いていたのだけど、立川ステージガーデンはいい会場だよね。

 

ceroは近くで見たかったので、少し早めに外に出た。

 

降っていた雨はすでに止んでいた。

 

 

このイベントでは、屋内、屋外のステージを交互に使ってライブをやるので、間断なく観られるのがありがたいところだ。

 

屋外は芝生になっており、ビールなどはここで売られている。

 

どのビールを飲もうかしらと悩むのも楽しいわけだが、今日の私には関係ないものである。

 

クソッ!

 

 

そうこうしている間にceroスタート、初っ端から"Summer Soul"だ。

 

天気が良ければなお最高だったろうなと思いつつ、柔らかなアンサンブルが実に心地いい。

 

メンバーは3人だが、サポートも3人入れており大所帯となっている。

 

今回のメンツにあっては異色だが、まぁいいよね。

 

"My Lost City"はアレンジも変えており、バンドのモードによってこれからも変わっていくのかしら、などと思いつつ。

 

今回のセトリは新譜からはほとんどなく、過去の割と陽気な感じの曲中心だった。

 

ロケーション的に新譜の曲だと少しシリアスすぎるように思うから、いいセレクトよね。

 

それにしても、彼らの音楽は個人的には都会の人のやる都会の音楽という印象を持っている。

 

Yogee New Wavesとかもそうだけど、洒脱という言葉がしっくりくる感じ。

 

一方でAnalogfishは都会に住む田舎の人の音楽て感じ。

 

何が違うんだろうと考えることもあるのだが、思うに背景にあるある種の希望みたいなものかもなと。

 

また機会があれば別途書こう。

 

ともあれ期待通りライブはめちゃくちゃ良くて、ラストは"Poly Life Multi Soul"、この曲は名曲だ。

 

あっという間に終わってしまった。

 

 

ホールステージに移って、次はeastern youthだ。

 

一昨年は大トリだったが、今回はビール好きのメンバーに配慮して初日中盤での登場、言わずと知れたエモ系のベテランだ。

 

アメリカのCursiveとも親交があり、お互いのカバーをやったりもしていた。

 

ギター、ベース、ドラムとシンプル編成ながら恐ろしい爆音を放つ。

 

ギターボーカルの吉野さんは、スキンヘッドに黒縁メガネ、お世辞にもカッコ良くもないしスタイリッシュでもない、なんなら居酒屋あたりで不意に絡んできそうなめんどくさいおじさんみのある見た目だが、このおっさんがクソうるさいギターをガンガン弾きながら絶叫しまくる姿がカッコ良くて唯一無二だ。

 

初っ端から"夏の日の午後"をぶち込んできたのだが、まあデカい音だ。

 

やや古典がかった独特な歌詞だが、魂の叫びとはこういうのをいうだろうな。

 

全体的に音はでかいけど、何よりあのボーカルが強い。

 

そこからも爆音で駆け抜けるライブはカッコよかったな。

 

隣には20代くらいの男女が見ていたが、女の子もめちゃかっこいい!とか騒いでいた。

 

青春しやがって…

 

ちなみに、終演後芝生エリアに座ってビールを飲む吉野さんを見かけたが、まじで普通の冴えないおっさんだった。

 

なんなんだ、この人は。

 

 

ここで少し休憩、ホールステージで座りながらリハを眺める。

 

KORORIというバンドで、こちらも名前は知っている程度。

 

どうやらエモ系らしいな。

 

非常にクリアなボーカルで曲もポップ、熱のあるパフォーマンスで、なるほど人気な理由はよくわかる。

 

合唱も起こってたからちゃんと売れているんだろうな。

 

ただ、やっぱり私はそもそもエモ自体そこまで好きなタイプでないらしい。

 

mooolsとかCursiveThe Velvet Teenとか好きなバンドはいくつかあるけど、そのくらいなんだろうな。

 

とはいえ、ストレートにわかりやすく、楽しみやすいしライブ映えする音楽だよね。

 

 

少し早めに場を座して、次はYour Song Is Good

 

音源はいくつか持っているが、たまにこうしたイベントで観る程度である。

 

基本的に陽気でトロピカルな音楽なのでライブは楽しいのですよ。

 

いうてもこれで3回目くらいかな。

 

こちらも期待通り、ゆるゆるといい気分にさせてくれる。

 

少しだけ陽がさす瞬間もあったが、屋外が似合うバンドだ。

 

曲名は全部知らないけど、そんなことは問題ではない。

 

前方を見やると彼らの大ファンらしきお兄さんが一心不乱に踊り狂っていて良かったね。

 

もう少しロックっぽい曲をやってくれると個人的には嬉しかったけど、まぁ良かったからいいか。

 

 

時間きっちりにおわったので、ホールへ移動、個人的ラストのZazen Boysだ。

 

広いステージの真ん中あたりにギュッと集まっている。

 

Matsuri Studioからやってきたらしい4人は最初からバチバチすぎる。

 

スタートは向井はギターを持たずにボーカルのみ、こういう曲もあるんですね。

 

てか今日だけで何回かあったな。

 

彼らライブ中にマグカップで何かを飲むのが慣わしだが、今日はクラフトロックフェス、グラウラーという炭酸も入れられるボトルにて煽るわけだが、久しぶりに水筒という言葉を聞いた。

 

そして、飲むたびに盛り上がる会場。

 

意味のわからない時間だった。

 

ともあれ、演奏は流石すぎる。

 

特にドラムが強いですね。

 

ベースもブリブリに鳴っているし、カシオメンは変態だし、向井は意味わかんないし。

 

基本的にはファンク的な音楽ながら、ギターはニューウェイブな感じもあったり、改めて聴くと色んな要素を感じるところだ。

 

曲のごとにMatsuri Studioからやってくるわけだが、あっという間に終わってしまった。

 

今日はほとんど新譜の曲だったと思うけど、ライブの方が圧倒的に肉体的でいいですね。

 

 

そんなわけで、私のCraftrock Fesはこれにて終了。

 

体調がそこまで良くもないし、ビールも飲めないし、残りのアクトも多分カッコいいのだろうけど、個人的にはこれまであまりピンと来ていなかったり、名前を知っていても出会わなかった音楽なので、そこまでの感動もないだろうと。

 

おずおずと電車に乗り込み、帰途についたのであった。

 

正直今年のアクトは個人的にはそこまで刺さらなかったので、また来年にも期待だ。

 

イベントとしては相変わらず素晴らしかったです。