音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

小休止11「私的サマソニ観戦記 pt.1」

イメージ 1

と、言う訳で行ってきましたサマーソニック

今年から(だけ?)3日間開催となった訳であるが、私は今日を除く2日間しか行っていない。

一重にそこまでの求心力を3日目には感じなかったから。

というより、1日目のNine Inch Nailsで草臥れ果てて3日間持たないと思ったのである。

その判断が正しかったことは後々わかることであるが、さっと駆け足に私の2日間の足取りを追ってみましょう。


例によって友人と行ったのであるが、朝は11時には既に会場に着いていた。

別段観たいものはなかったので、とりあえずグッズを買おうと列に並ぶ。

その光景の非ロック感たらないね、なんて話つつ、目的はNine Inch NailsのTシャツである。

いつもこのグッズ並びで体力の半分くらい持って行かれる気がする。

今日も、いい天気。


待つには待ったが、すんなりゲットし、早速友人と別れる。

私はメシを喰いつつしばしまったり。

しこうして後時間を見遣れば既に14時を回っている。

そうだ、Kyteを観よう、とおもむろに立ち上がると、一路ソニックへ。

聴いたこと無いけど、友人が非常に興味津々に話していたので、どうせ暇なら、とて。

ま、悪くはないけど、そこまで来なかった。

もう少しじっくり聴いてみないと駄目かも。


そのままソニックに居座り65daysofstaticを待つ。

ここ数年再び勢いを増してきているポストロック新世代バンドである。

時間が迫るにつれて思っていた以上に人が集まりだしてちょっとびっくり。

日本でもポスト系のインストバンドが人気となっているので、割とこういうのも自然に受け入れられる人が増えたのだろうか、などと偉そうに。

私は友人に借りて、聴いて、なるほどかっこいいという訳で観に来たのである。

最近個人的にポスト系が熱いのもあるけど。

割りと自然にこういうにも受け入れられるようになったのである。

で、結構遠くから観たのであるが、かっこ良かった。

前半はいわゆる轟音のこれぞといった曲が並ぶが、ギターかな、真ん中に居た奴が「Dance Dance Dance...」などと煽ったる後の曲どもは、いずれもややディスコチックというか、かなり縦揺れな曲で、素直にかっこ良く、こんな曲が遭ったのかとちょっと驚きもした。

・・・聞き込んでいないのがバレてしまった。

ともあれ、ワーーっと最後は大声援でバンドは送られたのであった。


ここらでようやくテンションも上がり始めたので、勢いそのままにマリンへ向かう。

ひとまず荷物も預けたいし、気合いも入れたいし。

ラッキーにもロッカーが一カ所だけ空いていたので、ただでさえ少ない手荷物をぶち込むと意気揚々とマリンのグランドへ。

そこには行列ができており、NINTシャツ着用率が飛躍的に上がっている。

もちろんBoom Boom Satellites目当ても居ただろうが、少なくともその時点では気の早いNINファンが多かった印象である。

私もその中の一人。

もちろんブンブンも観たかったんだけど、NINに備えて今回はゆったりめに。


行列の割には、中へ入るとスカスカであった。

さすがに平日金曜の昼間であるせいか、客入り自体が少なかったのかもしれない。

社会人たるもの、本来であれば働いている時間であるが、私のような不埒ものは平然と遊びにくるのである。

それはともかく、なんだかんだいっても時間が近づけば次第に密度を増してゆく。

先頃新曲を発表したばかりで、何かと話題のブンブンのライヴである。

若干の厳つい連中を除けば、割と良心的な連中が多そうだ。


で、いよいよ時間になってライヴが始ると、いやぁ、さすがにかっこいい。

新曲から始ったものの、次には"Morning After""Dive For You"と、キラー曲を連発。

かなりアレンジが変わっていて、特に"Dive For You"は原曲をサンプリングしているのか、くらいのものであった。

ん~、素敵。

続いては"Moment I Count"、個人的には一番好きな曲と言っても過言ではない。

イントロがメチャクチャかっこいいのである。

ここに来てすでに当初の予定であった「まったり」というものはどこかへ消えてしまい、既にノリノリのり助状態であった。

・・・たまに下らない駄洒落を平然と言って周囲から顰蹙を買うことがある。


それはともかく、次に来たのは新曲の、ややスローな曲。

まだ新曲を聴いていなかった私は、そこで味見状態。

なるほど今までに無い感じの曲で、これもまたカッコいいのであるが、フェス客にはまだこういう展開はいまいちな様子であった。

で、次に来たのが"Dress Like A Angel"。

初期作品の中でもライヴで頻繁にプレイされる曲の一つで、これまたイントロから印象的な曲である。

友人はこの曲が大好きで、きっと今頃発狂しているに違いない(後にわかったことであるが、実際発狂して踊り狂っていたらしい)、と思いつつも私もノリノリ。

しかし、周囲の反応はやや微妙であった印象であった。

多分「ON」あたりから入った人が多かったんじゃないかな。

だから、そのあとの"Kick It Out"の爆発たるや。

一気に人が前方に押し寄せて来て、モッシュにジャンプにと大暴れであった。

なんかフェスっぽいな、なんて思ったりして。


そうしてブンブンのライブが終わったのであるが、すると次はいよいよ最後の来日公演となるNine Inch Nailsである。

ぞぞぞっと前の方につめて、今か今かと待ちわびる。

次第にセットが組まれて行くと、ものすごい凝ったギミックを駆使していた昨年のアメリカツアーとは打って変わり、シンプルなライトセットのみ。

しかし、そのライトの並びなどがいかにもNINっぽくて、既にテンションが上がりまくりである。

今日は一体どの曲をやるのか、いわゆるキラー曲はもちろん聴きたいけど、一方でコアな曲でも聴きたい曲は山ほどある。

マイケミファンには悪いが、いっそこれから花火があがるまでずっとNine Inch Nailsがいい。

そんな果てぬ夢をみつつ、胸躍る。

続く・・・。