音楽放談 pt.2

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エッジは失わない ―LCD Soundsystem

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年が明けて早10日ほど経った訳であるが、ぼちぼち今年のフェスのラインナップが出てくる時期となった。

サマソニ、フジはいずれもまだ発表されていないが、海外の大型フェスの一つ、コーチェラは早々に発表となった。

今年のヘッドラインは、ついにオリジナルラインナップでのリユニオンとなったGun's and Roses、Calvi Harris、そしてこちらも大復活のLCD Soundsystemであった。

昨年末のクリスマスだったかに新たな音源を急遽発表してにわかにざわついたのだけど、ここにきて再始動となったのはファンとしては嬉しい限りだ。

彼等が活動を休止して既に5年も経ったのかと思うと驚くけど、とはいえ一つの潮流を作った人だし、今に連なる大きなものを作り上げたのだから、世界的にも期待値が高かったのだろう。

しかし、まさかヘッドラインクラスで評価されているのは驚いたな。

日本でのラストライブはフジロックだったのだけど、行っていないからその数年前のサマソニが私が観た最期のライブであった。

単独を期待したがそれもなく、非常に残念だった。

だから、素直に嬉しかったよね。


で、こうして海外のフェスが先んじて発表されると、日本のトリについても予測がされる訳だけど、今年固いと思われるのは年末に新譜を出したColdplay、こちらはサマソニが濃厚ではないかと観られている。

その他ではいくつか言われてはいるが、これと言ったものがわからなかった。

しかし、ここでガンズとLCDが決まった事で、少なくとも彼等のいずれかはフジ辺りで来るのではないかと思われる。

LCDのライブは1回しか観た事ないけど、そのときのライブは本当にすごかった。

演奏の完成度もさる事ながら、楽曲は当然ポップでダンサブルでカッコいい。

その上ライブの魅せ方も抜群なので、盛り上がらない訳がない訳である。

そんな彼等のライブを観られる可能性が出てきた事は非常に嬉しい限りだよね。

ちなみに彼等のライブアルバムは1枚だけ出ているのだけど、こちらも非常に良い作品なので、是非予習として聴いてみて欲しいものだ。


それにしても、今年のフェスは誰だろうね。

Arctic MonkeysのAlexとMiles KaneのLast Shadow Pappetsも新譜を出すから、彼等もありそうなんだよな。

Kendlick Lamarもありそうだと思うし、ひょっとしたら今年新譜を出すと言われているレッチリとかも可能性はありか。

ともあれ、彼等の来日も含めて期待したいね。


最期に、LCDのJamse Marphyも敬愛するDavid Bowieが昨日亡くなったそうだ。

ここ数年、それまでの休息期間が嘘のようにアルバムを続けて発表しており、いずれも高評価を得ていた。

特に新譜はつい先週リリースされたばかりで、雑誌でも特集なんかもあったから、本当に驚いた。

ひょっとしたら何かを悟っていたんじゃないかとさえ思えてしまう。

年末にはMotorheadレミーも亡くなったが、こうして時代を築いた人たちがいなくなってしまうのは、やっぱり寂しい事である。

"Losing My Eadg"