音楽放談 pt.2

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次も期待 ― AA=

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いわゆるAir Jam世代のアーティストが最近元気である。

Hi-Standardの灘波はソロ名義で出したり、横山剣も外人を従えて大活躍だ。

Brahmanは相変わらずのアグレッシヴさで、昨年インディズ時代の音源をベースにベストを出している。

会社の人が好きで、偉い喜んでいたが。

Back Drop Bombもベストを出して、これまでを総ざらいしたような印象である。

単独でのライヴがないのが残念ではあるが、イベント関連で結構出ている。

そろそろアルバムも期待できないだろうか。

Low IQもトリビュート盤を出したりと、なにかと話題に事欠かない。

ちなみに上記アーティストはこのトリビュートに参加している。

仲良しだ。

もともとインディズという概念を日本で根付かせたようなところがあるだろうし、昨今の日本人ロックバンドに与えた影響も大きいだろうから、やはり根っこには強いものがあるだろうしね。


そんなバンド群の中でも、個人的にはやはりMad Capsule Markets関連は相変わらず注目である。

先日YouTubeで、Back-Tickのトリビュートライヴに関する動画を見つけた。

すると、どう言う経緯でかはさっぱりわかんないが、GLAYのTeru & Hisashiと、モトカツがバンドを組んでいた。

メタル色の強い楽曲と、パンキッシュというかデジタル的な乾いたドラムが今一馴染んでいない印象を受けたが、それでもなんだかうれしかったな。

また、KyonoはWagdug Futuristic Unityとしての活動を今年に入って活発化させると思いきや、1月末以来特にライヴスケジュールが入る訳でもなく、新譜情報が入る訳でもなく、すっかり音沙汰がない。

期待していただけにガッカリするとともに、むしろ潜伏してきっと何か画策しているに違いないと勝手に新たな期待を抱いている。

こうしてメンバー中2名は、活動状況がややまばらで、時には心配になってしまう一方で、コンスタントに活動しているのがTakeshiのAA=である。


昨年2月に1stアルバムをリリースしてからライヴを行っていたし、そのツアーDVDもリリースされた。 

最終公演には行ったのであるが、大変盛り上がった。

個人的にはもう一息くらいはライヴとしての完成度が足りなかったような印象があるが。

打ち込みメインなのでどうしてもダイナミズムが生まれにくいのかもしれないけど、そこをもっとうまくできると思うので、次回以降はその辺りも期待したいものだ。

既に2ndアルバムも完成間近な様子で、公式ページも思わせぶりな状態になっている。

まもなく音源が聞けるであろうと期待感抜群である。


そんなAA=の1stアルバムも、結局今に至るまで記事にしなかった。

その理由としては、ちょっと物足りなかったからに他ならない。

曲そのものは良いし、Takeshiらしさも満点、マッドっぽさもある一方でそこではあまり表現されない世界観もあり、完成度としては文句ないだろう。

さすがと言わざるを得ない。

しかし、一方でメロディアスな要素が強過ぎたという印象が強い。

また、アルバム通して聞いたときに、必ずしも全編に渡っていいと思えるか、というとそうでもない。

曲個々に聞けば、多分全曲良いと思う。

だけど、アルバムとしては少し、という感じ。

あとは、個人的に歌詞の攻撃性が少し足りないな、なんて。

マッドが素晴らしかった理由は、刺々しい攻撃性と親しみやすいメロディアスさが絶妙なバランスで同居していたことであろう。

その攻撃性をになっていたのは、やはりKyonoのヴォーカルであっただろう。

なんてことを言っても仕方ないし、別にアルバムが駄目なわけではなく、単にもっと高い水準で出来るであろうポテンシャルは持っていると思うので、期待しているわ、というだけである。

それに、BDBのTakaのヴォーカルだって私は好きなので。


そんな1stアルバムであるが、"Piece""Roots""All Animals Are Equal""New Hellow""RIP"辺りは素晴らしい曲である。

"Electric"も良いけど、やはり上記4曲が出来としては良いと思う。

個人的に好きってだけだけど。

"New Hellow"はマッド期のデジタル感を感じさせる曲で、意外性には欠けるが曲として好き。

"Roots"は、スカ的なリズムが印象的で、ベースラインもわりとちゃんと弾いているというか。

"All Animals Are Equal"なんかはニューレイヴ的なアレンジだったりして。

"Piece"は言う事なし。

もっとドラムがでかくても良いと思うけど。


全体的に曲のクセがかなり出ているけど、その辺りも今後新機軸も見せてくれるとうれしい。

2ndでは一体どのような曲になるのか。

かなり自信を持っているだし、期待したいものだな。

今年のサマソニははっきり言って個人的には第1弾以降惹かれるものがない。

せめてAA=だけでも出てくれないだろうか。

そこでWagdugも出たら尚面白いのに。