音楽放談 pt.2

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バンドの方向性は仲違いの原因に ―Tyondai Braxton

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今年に入って新作が続々とリリースされている。

Strokesは輸入盤だが既に手に入れた。

R.E.Mも購入したが、まだそこまで聴き込めていないものの、個人的には前作の方が好きだと言う印象である。

また、これからに目を向ければ、まだまだ楽しみな要素はたくさんである。

そんな楽しみの1枚が、ようやく2ndの発売が決まったBattlesである。

前作から3年以上経ってようやく出される訳であるが、まず驚いたのがバンドの中核的な存在であったはずのタイヨンダイの脱退である。

一昨年のエレグラで初めて彼等のライヴを観たのだが、そのときのライブ中もメンバーに終止ディレクションを与えており、コントロールフリークっぷりを発揮していた(実際にそうかは知らないが、少なくともあのときはそう見えた)ので、一方でメンバーとややもめてる感は出ていたように見受けられた。

特にドラムのジョンはかなり無理なプレイをさせられて、結構苛ついているっぽかったけど。

そんなタイヨンダイが抜けた理由としては、「ライブしたくない」という彼の意向と他のメンバーの意向が合わなかったから。

けんか別れという訳ではないようだが、実際は喧嘩だろう。

ちょうど脱退のニュースが出始めた頃の彼等の言葉を見れば、それは推察されるだろう。

ともあれ、果たして3人となったBattlesがどんな音楽を聴かせてくれるのか、いずれにせよ凄腕の集まりなので、非常に楽しみな事は変わりない。


さて、そんな新たな一歩を踏み出したBattlesと袂を分かったタイヨンダイ、昨年ソロアルバムをリリースして話題となった。

チェンバーポップなどと言われるトの音楽は、なるほど確かに今までには聴いた事のないような、個性的なものであった。

オーケストラとロックを合わせたようなポップで、もはやロックではなかった。

というより、ロックと言う言葉の許容範囲から出てしまったような印象だったな。

私も買いましたが、聴いていて愉快な一方で、終盤に行くほど世界が壊れて行くような、ある種おどろおどろしさもある音楽だった。

Battlesで見せた要素もちりばめながら、バンドとはやはり違う世界を見せている。

確かオヤジさんがクラッシックの音楽家であったと思うが、その影響を素直に出したと言ったところだろう。

確かインタビューでもそんな事をいっていたな。


残念ながら、これを歴史的傑作だと評価する音楽的知見は私にはなかった。

音楽的にはBattlesの方が好きだし。

これはこれで面白いと思う。

だけど、それほど聴いていたいと思わなかったな。

もちろん悪くないけどね。

要するに好みじゃないんだと思うけど。

佐々木希はかわいいと思うけど、別に興味がわかないのと同じだね。


ともあれ、タイヨンダイも次に出すのならどんなアルバムかは気になるところだ。

Battlesの新譜もさることながら、併せて楽しみにしておこうじゃないか。