音楽放談 pt.2

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I need to be Myself ーOasis

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ノエルのソロがいよいよ発売されるとあって、最近ではまた彼の名をよく目にする。

レビューなんかも既に出ているが、評価は軒並み好評と言ったところか。

彼は良い曲を書く才能があるし、何よりオアシスというバンドがここまで大きくなったのは、やっぱり彼の曲があったからだ。

ソロ作ではそのノエル節が全開とかで、まあはずれってことはないだろうね。


で、そんなソロのリリースの関連もあってあっちこっちで話をする機会が増えているようだが、そんな中でレディ・ガガについれ触れたコメントがヤフートップにも掲載され、大分コメントを集めていた。

震災の直後からの日本支援の姿勢を魅せてくれた彼女を少しでも批判しようものなら、途端に批難を浴びせようとする連中が多くてかなりびっくりして、気持ち悪かった。

中には「お前誰?」とか「自分より売れたからひがんでる」とかいうコメントも結構あって、そんなもんだよな、と思った。

ノエルのコメントに照らすように「あんたの曲だって20年後に聴かれてねえだろ」なんて言うのもあって、せめて少しくらい調べようよ、と思ったのであった。

そもそもノエルは悪口というより、単に口が悪いだけで、言葉に悪意はないはずである。

批評家的な語り口で言うからなんか偉そうとか言われちゃうけど、実は非常にユーモラスだし、自分の事も時に毒づくこともある。

サービス精神も旺盛だから、聴かれれば答えるし。

その批判的な内容のみ言葉で抽出すると、なんだか曲がったイメージが出来てしまう気がする(まあ、180度曲がっている訳ではないけどね)。

ガガの件でも、彼のブログの投稿をみると、なんだか微笑ましさもある(調子悪いときにヨーロッパのチャート番組を観てた、という内容のやつ、ガガをよく知らない事に振れ、年齢がバレる!みたいな事を書いているらしい)。


で、そんな彼が世間で知られるようになったきっかけは、当然Oasisの1stアルバム『Definitry, maybe』である。

いわゆる彼等の「ロックンロールってこういうもんだろ!」みたいな気合いみなぎりまくりのデビューアルバムで、94年リリースだから、あと3年で20周年と言う訳だ。

本国ではベストアルバムに2ndと並んで選出されるなど、その人気の強さが伺える。

音楽的にはビートルズピストルズT.REXとか、ノエルの影響原が全開で、中にはギターリフそのまま拝借しました、というのもある(割と良くやっている)。

エポックメイキングな作品ではないと思うけど、大衆受けするメロディと、だけと媚びている訳ではないその姿勢が支持の理由だろうな。

こういう曲が売れる、ではなくて、俺はこういう曲が好きだ、みたいな話。

歌詞に目を向けても、いわゆる若者の不安と希望や、野心、向こう見ずさ、いい加減さ、そういった要素がそこかしこに感じられて、しかもそれが難しくない表現で描かれている為、当時のイギリスの社会情勢もありヒットしたんだろうな。

個人的にも"Rock’n Roll Star""Supersonic"そして"Live Forever"なんかは歌詞含めて大好きですね。

好みの噺をすると、こういうドッカーン!て感じのはそこまで趣味ではないので、全曲好きな訳ではないけどね。


世界でどれだけ評価されていても、日本人の多くはエンターテイメントにしか興味はなく、音楽に興味がある訳じゃない。

アブリルだって、かわいくなかったらあんなに売れてないし、ガガも曲だけでは売れてないだろう。

別にガガについてはあのパフォーマンスも含めたところで彼女の表現だと思っているので特段批難するつもりはないけど、彼女の曲を良いとか、彼女が好きと言う人は、自分なりに好きのポイントを考えてみるといいよ。

そうすれば、人が批判しようがなんだろうが、関係ないから。

まあ、自分の好きなアーティストを少なからず悪く言われるのはいい気分はしないのは確かだけどね。

でも、そこでいちいち怒ってみせるのは、多分自分が批判されたように感じるからで、それはいわうる依存的な在り方(既になくなった某音楽雑誌の特集にあったが)だと思う。

別に悪いとは言わないけど、主体性は大事だと言う話ね。


ともあれ、Oasisは一回は聴いてみても良いバンドだと思うよ。

別に洋楽ファンでなくても聴きやすいと思うし、普遍的なテーマの曲も多いから。

日本の映画に曲使われた事もあるしね(悪評高きエリカ様主演の『シュガー&スパイス』て奴とかね)。

彼の曲は20年後でも聴かれている曲です。