
昨日は渋谷のSynchronicityへ。
2週続けてライブだなんて、なんて贅沢な!
しかも参加バンドはSawagiとLITEが名を連ねている。
まあ、この2バンドだけ観に行ったようなものだけど。
あいにくの雨の中だが、屋内で行ったり来たり出来るので特段の不便はない。
価格もこの2つが観れて4,000円ならOKという判断。
あとは元気があればいくつか観ようと思っていた程度。
ちょっと体は重かったのですね。
で、1発目はSawagi。
先回BDBらと共に観たのが最初だったが、その後音源も聴いて、非常にピースフルな音楽が聴いていて非常に楽しい。
ジャズとテクノとロックと、色々なジャンルを織り交ぜつつ、インストでありながら日本人好みのテイストもありつつで、何より楽曲が根本的に明るいのが魅力。
今回はイベント仕様のショートリスト。
初っ端はやや落とし気味にスタートするも、"Hyper Rescue"以降はフロア跳ねまくりである。
前回よりもよくしゃべるし、煽りも入れる。
曲が良いから自然と皆盛り上がる。
それにしても、やはり"Ibiza"はカッコいい曲だ.
ラストは"Kyakya"だったが、あっという間の40分であった。
続いては空き時間を利用して、少し話題のシシド・カフカへ。
女の子で美人でドラマーで歌っている、という存在としてのキャッチーさが故にテレビにもちょくちょく出ているのだが、このイベントにオファーされた理由はやや謎である。
とはいえ、聴いた事がなかったし、美人ならとりあえず観ておくか、という訳で行ったのですが、結論から言うとこんなもんだろうな、という感じ。
開始前から思った以上に人はいなかった。
少し会場の説明をすると、今回は渋谷のO-EASTとDuo-Music exchangeを主な会場として行われたのだが、Eastで1500くらいかな、Duoで1000弱程度の箱になると思うのだけど、そのDuoの方でカフカはライブだったのが、恐らく300人もいなかったと思う。
話題の人とあってテレビかなんかの取材カメラも入っていたが、客は少なかったな。
出てきて早々、客を煽るも反応はなし。
ちょっとかわいそうになる。
それでもめげずにライブスタート。
曲は月並み、ドラムも特別テクニカルでもなく、むしろちょっと弱い。
やはり話題性だけの人になっている感は否めない。
恐らく普段ロックをあまり聴かないような女の子には人気が出そうだが、それ以外はちょっと刺さんないと思う。
途中で出ていく人が多かったし、私も別なバンドを観に中座したので、最後どれくらいになったかはわからないが、スカスカだったものな。
そんなカフカを尻目に、観た事も聴いた事もないがその時間にやっているバンドへ。
REGAというバンドで、インストらしい。
会場はO-EASTの方で、割と埋まっている。
人気あるのだろうか。
既に始っているのだが、曲を聴くとなんだかテクニック重視の変則的な曲達で、非常に乗りにくい。
別に変拍子など今更ビビるやわな私ではないが、なんか方向性が中途半端な気がして。
捻りたいのかババーンと行きたいのかどっちかわからないのである。
とはいえ決して悪くはないですけどね。
CDは買わないかな。
ここからLITE待ちつつ少しまったり。
ライブの合間が少ないのが非常にありがたい。
DJプレイに体をくゆらせる人を横目に観ながらバンドを待つ。
セッティングが完了して、しばらくし、開始予定の3分前辺りからメンバーが早々にスタンバイ。
DJが終わるや一言MCを鋏んですぐさまライブ開始。
1曲目"Another World"、最近のセットリストでは定番である。
打ち込みと演奏のタイミングもかなり合ってきているので、もはや鉄板とかしつつある。
今回は『Phantasia』以降の曲のみで構成していたし、新譜からは"Bond"のみであった。
この曲もかなり板についてきましたね。
発売当初ではイントロの部分をとちったりしてましたけど。
セットは短いながらも、鉄板曲連発なので盛り上がらないはずはない。
"Image Game"、"Infinaite Mirror"、"Rabbit"、"Pirate and Parakee"、"Ef"、そしてラストは"100 Million Rainbows"、これも定番化しつつある。
今回は楠本さんも珍しく拳を振り上げたりして、なんだかメンバーも楽しそうでしたね。
これが東京での年内ラストライブとの事で、観れてよかった。
今日はインストバンドばかりをみたのだけど、やはりLITEの曲はドラマチックなムードが実にいい。
基本的にストイックだし、やっぱり私はこのバンドが好きですね。
来年にはフルアルバムを出す予定とのことで、制作はこれから取りかかる為まだ方向性は定かではないにしろ、多いに期待したいものだ。
初めて観たときより大分メンバーもあか抜けて来たし、何より雰囲気が変わったな。
人気も出てきているから、こういったイベント系では集客力はかなり上がっているようだし。
個人的にはやはり別格である。
この日はこの後曽我部恵一なども出る予定であったが、満足したので帰りました。
帰りは台風の如き雨に見舞われましたが、それでも行った甲斐は十二分にありました。
やっぱり、ライブっていいですね。