12月の私は実に充実しており、先週のアナログフィッシュに続き今週はKYONOのライブへ。
ソロ1stの時はチケットを取ったにも関わらず仕事で行けず、Twitterで知らない人にチケットを譲ったのであった。
以降イベントなどでライブ自体はしていたけど、なかなかタイミングも合わずコロナになったのでKYONOのライブはすっかりご無沙汰であった。
まぁ、私自身ラウド系の音楽をあんまり最近は聴いていないから、知らないバンドを長々聴いていられないし、かといって彼らの出番はせいぜい30分とかになるので、そのために行くのが億劫だったしね。
而してのちようやくこの機会、と言いつつ実はチケットはギリギリで取ったのだけど、行くと決まればあとは楽しむだけだ。
少し前に2ndについては記事を書いてみたのだけど、彼の音楽については、一言で言えば好きなことをやってるなという感じだ。
楽曲自体はMAD時代を彷彿とさせるものもありながら、もっとメロコアっぽい曲も増えているし、コラボでは彼らに影響を受けた後輩たちともやっていて、楽しそうなんだよな。
良いことだよね、ほんと。
2nd のリリース後は配信ライブもやって、DVDにもなったので私は買ったんだけど、やっぱりかっこいいものな。
なんだかんだ、私は彼の声が好きだし、彼の曲も激しさもありながら基本的にポジティブなフィーリングがあって好きなんだよね。
そして満を辞しての有観客ライブだ。
今回はゲストで元ハイスタの難波さんのやっているバンドも参加、前座を務めたのだけど、思っている以上にラウドな音楽なんですね。
この人も色々と形を変えながら活動をしているのは知っていたが、ちゃんと聴いたことはなかったんだよね。
といって今日もちゃんと聴いてはいないんだけど、音楽に合わせて飛び跳ねる観客を見て、なんだか楽しい気持ちになってくる。
それにしても、バンドTきてしっかり荷物も預けた人がほとんどないライブもなんか久しぶりだ。
割と静かめなバンドのライブへ行くことが最近は多いから、なんか懐かしさにも似たものを感じるものである。
細身でいかにもパンクな感じの女の子が踊っている。
ステージは30分ほどで終わり、転換が済むといよいよKYONOである。
生で見るのはもう何年ぶりだろうか、私の中でラウド系ボーカル最強が彼なので、こうしてみられる機会があるのは嬉しい限りだ。
他方で流石に年齢も重ねているし、以前ほどライブの頻度も下がってあるので声についてはやっぱり不安があったのが正直なところだ。
この手のジャンルは楽器に声が消されがちなのでね。
登場すると、なんかそれだけでテンションが上がってくる。
セットリストは、序盤は2ndの曲を中心に一気に畳み掛けてくるが、4曲終わったところでMCを挟むと既に息が切れている。
声のボリュームもあまり出ていない印象、てかボーカルの音量をもっと上げてほしかったが、これは終わりまでずっとこのままだった。
PAチームには頑張ってほしいところだ。
とはいえパフォーマンス含めてやっぱりかっこいいし、曲もメロディパートがしっかりしているのでポップで楽しい。
ただ、改めてライブで聴くと転調しまくりでドラムも乱打しまくりで乗りずらいところもあったかなという感じ。
楽曲のアイデアにメンバーの腕がついていってないのかなという気もしたが、まあ仕方ない。
それでも音圧出まくりなので、問答無用にぶっ飛ばされる。
半ば過ぎたあたりでゲストとしてKjと10-FeetのTakumaが登場、それぞれのコラボ曲を披露していった。
Kjかっこよかったな。
そして、他のコラボ曲もアンコール含めて演奏されたけど、今回はKYONO verであったね。
ダブルアンコールまでやってくれて、結局1時間半ちょっとやったのかな、かなり喉の負担も大きい楽曲だと思うので、思ったよりもやってくれたなという印象だった。
てか終盤の方が声も出ていたので、やっぱりブランクも影響あったのかなと。
こうして改めてライブで生の歌を聴くと、シャウトもかっこいいけどメロディパートを歌う時の声が非常に良いんだよね。
これから年齢を重ねると、だんだん声を出すのも難しくなってくると思うので、やっぱりアコースティック主体の歌い上げる系の作品も出してほしいなと改めて思った。
とかいいながら、基本的にカッコいいので、結果ニコニコして帰路についたのであった。
私が大学生に上がって、初めていったライブはサマソニだったんだけど、その年はヘッドライナーがNine Inch Nailsで、彼らも同じメインステージに出演していたのだが、そこで見たのがマッドとしては最初で最後であった。
その後Wagdugの時はよくライブに行ったし、TCLも観に行った。
何やかんなずっとおっかけているので、今もこうして元気に音楽を作り続けてくれているのはファンとしては嬉しい限りだ。
どこかでまだマッドとしてリユナイトすることを願ってもいるが、今は言うまい。
まだまだ頑張ってほしいね。