音楽放談 pt.2

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ライブの円熟 ―Back Drop Bomb

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昨夜はBack Drop Bombの単独へ。

チケットを買ったのは10月上旬だったか、その時点にも関わらず結構早い番号で、ひょっとして入りがきびしいのか?と憂いがあったが、蓋を開ければソールドアウトであったようだ。

場所は渋谷のwwwという所だったのだけど、キャパは1,000いくかどうかくらいかと思うけど。

先日のRedlineでも思ったけど、最近この手のバンドのライブでも女性ファンが増えたな、と。

一体どこで接点があったのか、あるいは今までライブに行かなかった層が新規顧客になっているのかもしれない。


さて、今回は特に新譜のリリースもないが、ドラマーの有松さんが復帰してそろそろ安定期に入ったであろうタイミングである。

どんな具合かしら、というところが焦点だったのだが、きっと雑誌とかだと「鉄壁のアンサンブル」とか書かれるんであろうな、という感じ。

安定感が非常に高い。

一部トチっている箇所もあったが、全体的には非常に安定感がある。

最近のライブでは1st、2ndの曲で構成されている場合が多く、反対に3rd、4thはあまりやらない。

今回は1曲もなかったんじゃないかな。

1stの曲の比重が非常に多いのもそうだけど、バンドとしてもライブの捉え方を変えたのかな、という印象である。

最新の音源ではかなり複雑な方向へ振り切れたけど、ライブではかなりわかりやすい、のりやすい曲を選んでいる印象がある。

だから、余計に4thはやんないんだろうな、と思うけど。

それと、今回はVJとコラボという形でスクリーンに映像を映し出していた。

今回うまく行っていたかはともかく、ライブをパッケージ的に捉えてのことだと思う。

 
それにしても、Takaのヴォーカルはすごく高音まで出ていてプロを感じたね。
 
一方マサはなんというか、自由奔放だよね。
 
まあちゃんと歌えているから全くそこは問題ないんだけどね。
 
2人のコーラスはこの手のバンドの中では飛びぬけている。
 
ここも彼らの独自性だろうね。

 
先日のWagdugのライブでも思ったけど、この世代のバンドの多くは既に40歳になるはずなので、やはりライブや音楽に対するベクトルが変わっているところはある気がする。

それこそこの間は若手バンドのライブも観る事が出来たので、結果的にそこにコントラストがあって面白かった。

それは観客の温度感の違いも良かったけどね。

やっぱりWagdugのファンは暴れない。

多分年なんだと思う。

それに対して、Crossfaithのライブではなんかモッシュの在り方も変わっていて、どうやらサークルを組んでグルグル回る奴は最近のモッシュの仕方であるらしい。

正確にはモッシュに代わるもの、というところか。

かつてのモッシュの暴力性と比べれば、実に平和的と言えるだろう。

この手の激しいバンドのライブに女性客が増えたのもこの辺りが所以かもしれないね。

ノリの違いはこういうところに現れるのだろう。

そういえば、この間のライブでは準備運動しているやついたし。

屈伸とかしてんだもん、びっくりした。

年齢で言えば私も彼等とそこまで差はないはずなのだが、大分具合が違ったのが印象的であった。


ここ最近はAir Jam世代のバンドが再び脚光を浴びているから、今の20歳前後の子達もある程度聴くのだろうけど、一方で同世代の似た音楽性のバンドがあればそちらを聴くようにもなるだろう。

そうすると、特にイベントで様々な世代のバンドがでると、そこで一定の温度差が生まれる訳だ。

普通なら上世代のバンドが元祖な訳だから、そこへの興味も行きそうだが、日本だとあまりそういうところに興味が向かわなそうなんだよな。

まあ、私らも下の世代をなかなか受け入れらないのと同じなのだろうか。

世代闘争あってこそのロックだよね、なんて。


いずれにせよ、一定以上のキャリアのバンドで、自分達のやりたい事もやってきているし。

当然スタイルも確立されてくるし、結局俺らこれだよね、っていうやりたいこともより明確になってくるだろう。

一方で若いうちはガツガツしているし、アレもこれもとやりたくなるものだろう。

そんなコントラストを楽しむのも、ライブの楽しみというものだ。

単独はなかなか覗こうと言うところまでは行かないが、またイベントなどあれば若いバンドも積極的に観て行こう、なんて。