音楽放談 pt.2

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音楽の血脈 ―downy

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最近また新譜もかなり出てきていて、毎月楽しい。

Kevin Drewの新譜は既に輸入盤は発売しているはずだが、どうやら流通の都合が入荷されず、新宿のタワレコにもなくて仕方なく4月まで待つ事に。

またMetronomyも輸入盤が出ていたので購入。

前作の路線なので、正直ちょっと肩すかしだったのだが、曲は相変わらずいいですね。

更に4月中はNine Black Alpsも出るし。

もっとも日本発売がいつになるかは定かではないが。

また5月になるだろうけどOwen Pallett、Horrors、Lily Allenなども控えている。

6月にはBack Drop Bombのトリビュート盤が出るのだが、LITEが”Remind Me”をカバーしているのが非常に興味深い。

既にLiarsも出ていて、こちらはまた変態ポップ全開に舵を切ってメチャクチャ素晴らしいアルバムとなった。

これまでのアルバムでもポップさはあったけど、ドローンな展開の曲が大半を占める中でどうしても敷居が高くなっていたが、これならかなり訴求力もあるだろう。

まあ、売れるかどうかは別の問題だが。


と、個人的な定番アーティストはこうして新譜が満載な訳であるが、一方で新譜ではないが新発見も。

最近すっかり大好きなアナログフィッシュは旧譜を尽く揃えている。

なんでもっと名前が売れないんだろうなと思うけど、彼等の音楽を聴いていて思うのは本当にいい音楽を作ること以外には興味ないんだろうな、という事。

だからすごく良心的でいい曲だし、出るところに出れば売れる素養もあるのだが、本人達がそれはいいや、とでも思っているかのようだ。

余計なものに振り回されるよりはいいのかもしれない。

またtoeも過去の作品に遡ってみたり、先日ホステスで聞いたNational、Buke and GaseもCDを買い漁っている。

いい音楽でも知らないものがまだまだたくさんあって、本当に困ったものだ。


さて、そんな中で発見して最近痺れたのが日本のポストロックバンドdownyである。

その分野では既に有名であったようだが、永らく活動休止しており、私が音楽を狂ったように聞くようになった時には既に停止の最中であったこともあってか、私は彼等にたどり着かなかった。

それが今になって何故見繕ったか、という話だが、これも極めて偶然である。

たまたま音楽の好きな知人とあるBo Ningenのライブへ行った時に、その人がぽろっと口にしたのである。

その時点ではこのバンドを知らなかったし、正直ライブのお陰でそんな事はすっかり忘れていた。

ところが、先日タワレコへ行くと、彼等のアルバム(恐らくリミックスアルバム)が面置きであったので、不意に思い出した訳だ。

あ、と思いつつなんとなく手にとって裏をみると、Bo Ningenのヴォーカル、Taigenが参加していたので、どんなもんかしらとYouTubeを観て、こいつはいいぜ!となってCDを買った訳である。


音楽の表面的な特徴を端的に表せば、Mogwaiの曲でThom Yorkが歌っているという感じ。

だけどもちろんそれだけじゃないし、わかりやすく耳に入ってくる音以上に背景に細かな音が満ちていて、空間全体で鳴らすような音楽はあるようでなかなかないものであった。

日本にこんなバンドがいたのか!と驚くと同時に、活動休止していたとはいえ何故このバンドがもっと見出されないのか不思議で仕方ない。

まあ、大衆受けするかと言えばむずかしいとは思うけど、少なくとも音楽業界的にはもっと扱われてもいいのではないかと思うが。

画像に載せたのは取り合えず今回買った、現時点での最新のオリジナルアルバムになるらしい。


そう言えば件のライブに言った時に、同行した知人がBo Ningenの前座で出ていたNobemversというバンドについて「downyっぽい」みたいなことを言っていたのだが、こうして聞いてみると確かに。

ヴォーカルも声も。

ただ、位置づけ的にはMy Bloody Valentineの影響を受けているSerena-Maneesh的な感じかな。

・・・伝わらない例を出してしまったが、印象としてはそんな関係なのである。


ともあれ、こうしてまた新しく見つけたバンドがいると、また聞きたい音楽も増えて行くから嬉しいよね。

こういう発見があるから、好きなバンドのルーツ的なものを遡って行くのは色んな関係や影響を見て取れて面白いよね。

中古屋でも売価がかなり高いのをみるとカルト的な人気のバンドであることは伺いしれるが、もっと聞かれるべきバンドだと思うよ。