サマソニでの来日は決まっていたわけだが、程なく単独も決まったことでそりゃテンションも上がるよね。
まさか14年ぶりの来日となった昨年から、2年連続で彼らを見れるとは思っても見なかった。
私が彼らを聴き始めたのは10年くらい前なんだけど、其の間での来日はゼロ。
みたいなと思って過ごしたこの10年分をしっかりと取り戻せそうだ。
とはいえサマソニエクストラ、毎年やっているイベントなんだけど、昨年のBlood Orange始めいずれも1時間きっかりで終わるというかなりそりゃないぜ、な中途半端さがあったので、正直今年もそこは割り切っていた。
1回でも多く見られればいいやと思ったんですね。
ところが、蓋を開けてみれば1時間半を超える普通の単独だった。
まあチケット代も安くないので、それくらいやってもらわないと、とは思うんだけど、そもそもそこは期待していなかったので嬉しかったね。
さて、そんな彼らのライブは、もうね、やっぱりね、かっこよかったですよ。
決してイケメンでもないジョシュだが、これがかっこいいんだ。
曲によってはサイケデリック風味も満載だし、何気にジョシュは歌もうまいからファルセットも上手に使ってとにかく色っぽい。
男臭い感じ満載なんだけど、これがたまらないのですよ。
音楽を聴いていると、いろいろ考えさせる音楽もあって、私はそういうのも大好きなんだけど、彼らの音楽はそんなものをぶっ飛ばす問答無用のものがある。
もちろん歌詞に意味がないとかそういうことじゃなくて、それだけ直感に訴えかけてくる音楽ということだろう。
昨年リリースのアルバムからの曲も今日はたくさん披露されたんだけど、アルバムだと少し大人しいと感じた楽曲がライブでは結局彼らの曲だった。
めっっちゃ楽しい。
過去曲も人気曲満載で、ファンにはよだれものであった。
久しぶりにはしゃぎながらライブ見たんだけど、楽しかったな。
チケットの売れ行きはやや不安かと思ったが、蓋を開けてみたら9割以上の入りで、熱気はすごかったし、其の熱気に押されてジョシュ始めみんなご機嫌な感じだったので、それも良かったよね。
ステージセットも組んでいて、ご機嫌にそれらをいじりながら演奏する様がまたみんなかっこいいんだ。
今時こんな佇まいからロックンロールなバンド、そういないぞ。
ドラマーは上半身裸で力強くリズムを叩き出す。
ちなみに元Mars Voltaだ。
時折タバコを食え話ながら客席を見渡すジョシュがこれまたカッコ良くて、ずるいよ。
ともあれ聴きたい曲もちゃんとやってくれたし、1時間半以上のボリューム感も相俟って最高でした。
彼らの音楽は聴いていると、ブワーッと血が沸き立つような感覚に襲われる。
これだよこれ、てやつだよね。
とりあえず、帰りの電車でサマソニのチケットもちゃんと買いました。
明日の夜はソニマニ、久しぶりのNINだ。
明後日はまたQOTSA。
素敵な週末だね。
"sick, sick, sick"