音楽放談 pt.2

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小休止144「地蔵問題」

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先週末のフジロックは、楽しかったな。

まだ1週間しか経っていないのが信じられないくらい遠い昔のようだ。

あちこちのフジロック投稿をつい見てしまったり、ライブレポートを読んだりして余韻を楽しんだわけだけど、いやほんと、ね。


そんな中で目にしたのが、フジロックでも地蔵が現れたという話。

ライブにおける地蔵問題、これはフェスには由々しき問題なのだけど、フジでもいるんだと思ってびっくりした。

一応補足すると、地蔵とはフェスで好きなアーティストを見るために早い時間から最前列を取っているにもかかわらず、興味のないその前の出演者の際には全く見ずに硬直している人たちをさす。

サマソニなら交通もなにも便利だから、行くのもサクッといける分しばしば生じる。

だけど、あんな山奥までわざわざ行くほど熱心なのはびっくりしたんですね。

で、どこで生じたかといえば、やっぱりオザケンである。

復活後初、というわけではないだろうけど、確かに妙齢の人が多いと思ったんだ。

あの入場規制以上の大渋滞に、スターのすごさを感じたものだ。


で、地蔵はもちろんオザケンの回ではなくその前に登場したDeath Gripというバンドの回であった。

私もよく知らなかったが、見てみたいなと思いつつCorneliusと被っていたので見なかったのだけど、このバンド名からしてわかると思うが激烈ハードコアな音楽である。

裸で痩身のいかつい黒人がバッキバキのノイジーなビートの上で攻撃的なラップを叩きつけるスタイルで、当然90年代渋谷系王子様を待っているおばさま方に理解できるはずはなく、そりゃ固まるわな。

彼らのファンも当然いたので、激しいモッシュも発生して地蔵を蹴散らしたという話もあって、まあそうだろうなと。

これはタイムテーブルとステージ割が悪いのである。

Death Grip "Guillotine"

かっこいいんですよ、彼ら。

そのライブレポを見て、とりあえずフリーDL音源を落として聴きました。


ちなみに数年前のサマソニミスチルが出た時にもミスチル地蔵などと揶揄される事象が発生。

その時はスマパンがその憂き目にあったのだけど、終演後に「前座を見てくれてありがとう」と皮肉を吐いたというのが彼らしい。

Death Gripはともかく、スマパンの曲はメロディもあるしロック的なダイナミズムもあるから普通にいいと思えそうなものだけど、わざわざ炎天下で待つような連中だから、それどころではないのだろうけど。

また地蔵ではないけど、数年前のオズフェスではDir en Glayの時に出て来た変な奴らもいたな。

フェスにもかかわらずそのバンドの応援の仕方かしらないが、そんなものを周りにも強要したり、馬鹿でかいサークル作ってぐるぐるハイタッチして回るというダッサイことやっていたな。

終わると速攻ではけていったのはいいのだけど、外人さんも鼻で笑っていたな。

熱狂的なのはいいのだけど、一歩履き違えるとただの迷惑である。


音楽なんてのは個人の好みだし、ライブをどう楽しむかも個人の勝手だから、どうやってみるべきだとかそんなことを言うつもりはないんだけど、やっぱりそれでも周りへの配慮とかそう言うものがあったほうが、結果的にみんな楽しく見られるし、余計なトラブルにもならないからいいと思うんだけどね。

まだまだこれからライブイベントは満載なので、楽しみながらも、いい感じで盛り上がれるといいよね。

特に最近海外のアーティストを見られる機会自体が減っていて、その中でこういうフェスの来日って貴重なんですよ。

日本の音楽しか聴かない人には関係ないかもしれないけど、そんな事情もあるので、ぜひ好きでなくても最前列をとったのなら盛り上げて欲しいものである。

そうしたら、次は単独公演にもつながる可能性があるからね。