音楽放談 pt.2

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ロックンロールなその訳 -andimori

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なぜかわからないが、こいつはロックンロールだと感じる人がいる。

どういうポイントかということをうまく指摘できないけど、聴いていてなんとも心踊るような瞬間があると、とても私は好きなんですね。

それって多分歌っているその人、演奏しているそのバンドの持つ根本の精神みたいなもので、それが音に現れているんだろうなと思う。

音楽のそういうところが面白い。


今更ながら聴いている中でandimoriというバンドがあって、彼等の『ファンファーレと熱狂』というアルバムを聴いているんだけど、このアルバムがすごくいい。

発売当時の年間ベストアルバムにも選出されていた記憶があるし、彼等の評価が高いのは現役当時からも認識はしていた。

ヴォーカルが薬か何かでちょっとやらかしてしまったこともあって、最後は残念な終わり方をしてしまったところはあるけど、それでもその音楽は素晴らしいね。

ちなみに、個人的には薬関連についても別に大したことだとは思っていなくて、単に日本の土壌では彼等、というかヴォーカルの小山田くんのあり方が受け入れにくい存在だったのかもしれないな、と思うだけである。

綺麗事や正論なんて、生きて行く上では一番価値のないものの一つだろう。


それはともかく、彼らの曲は実に日本人的なロックンロールだなと思うし、表現的にも価値観とか思春期の過ごし方とか、そういうもので共感的に受け止められるかどうかでもだいぶ印象は変わるかもしれない。

私はなんともいえずしみてしまって、聴いているとその世界にどっぷり浸かれる音楽だった。

無軌道な部分やセンチメンタルな部分や、真面目さといい加減さが混交となっていて、でもつまるところそれでも突っ切るしかないじゃん!みたいな勢いもあって、そういうのが私にはロックンロールな感じがするのである。


歌詞について詰めて行くこともできるどけ、あえてしない。

音楽自体は穏やかさのある曲調のものが多く、ヴォーカルも静かめ。

わかりやすい暴れる音楽ではないけど、だからこそ日本人的なメンタリティを感じるのかもしれない。

もうリリース後数年以上経っているし、なんならバンドも解散しているけど、こういう音楽は是非長く聞かれて欲しいなと思う。

今回は短めに締め。


"Sawasdeeclap Your Hands"