音楽放談 pt.2

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小休止150「変わり目の季節」

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たまにこれは何かのタイミングなのかな、と思うことがある。

その何かがなんなのかは後になってみないとわからないけど、急に周りの状況が動き出したり、何気無いことで自分がふと価値観をかえるような瞬間だったり、そういうのがいくつか重なる時があるのである。

それこそ3年か4年弱前の5月頃が私のとっては一つそういう時だった。

4年以上付き合っていた彼女と別れて、その半年後に当時のリーダーが辞めて、役職も給料もそのままだけどその役割を私がやって、他部署のリーダー陣と同じ階層で議論して、それ以上の仕事をした自負はあった。

だけど、人事考課の時に昇格もなく、一応昇給はしてその幅は社内でも高い方だったらしいけど、その間にやっていた仕事はまるで顧みられることもなくて、評価は「頑張ってくれたから」だった。

それって評価なのか?これって努力賞なのか?なんていうことを考え込んでしまったものだ。

その前後で祖母が他界したこともあって、久しぶりに親戚連中と会って、幼い親戚がいっぱい増えているい、その中での親父や母親の顔を見ながら、思うところもあったりして。

そして今の会社に転職して、半年後に引越しもして、今に至る。

結局その時に何かが変わったかと言えば劇的な変化があったわけではなかったが、少なくとも人への接し方は変わった。

社内での立ち位置も含めてね。


で、今なんだけど、昨日ある案件でずっと一緒にやって来た奴と飲んだのだけど、その席で彼が「俺、辞めることにしました」ということを教えてくれた。

側から見ていても立ち位置とか彼自身のやりたいこととか、いろいろ悩んでいるのは知っていたし、その件でたまに話をすることもあった。

実際に彼は彼なりに動いてみたものの、結局上の人間の無理解でうまく立ち行かず、やる気も方向性も見失ったことで転職を決意したらしい。

その先は、9月末に営業部で辞めた奴と同じところ、誘いもあってとのことらしい。

別に会社を辞めた後も多分飲みに行ったり話をしたりということはあるだろうけど、私は私で彼を信頼して任せられると思っていたので単純に業務レベルでの不安感はあるし、もちろん単純な寂しさもある。

彼が育てた後輩たちとも一緒にやっていて最近は頼もしくなってきたし、頑張ってくれているので嬉しいんだけど、とは言え彼がバックにいることの信頼性はやはりあったからね。

なんとか彼をフックアップしたいと思いながら、何もしてやれなかったなということが今更ながらに悔やまれる。


今年の3月から考えると、私が割と社内でよく喋る奴らがどんどん辞めている。

3月末頃に辞めたのは同じ営業部のやつ、部内でも馴染んでなかったし、社内評価も高くなかったけど、異業種から来ていまいち勘所を掴めないまま上司とソリが合わずに配置転換とかもあったけど、結局やりたいこととの方向性もわからないまま本来のやりたいところへ行った。

その後落ち着いていたけど、9月末にさっきの営業のやつと一緒に案件をやっていた制作の人、そして12月末にはその運用のやつと、営業部の人もまた1人辞める。

そのほとんどが割と同じことを言う。

個人的にもこの会社で上に行こうとは全く考えていないし、むしろもう後半年くらいで次を探すかくらいの感覚だから、彼らを引き止めるべくもないし、まあ言っても辞めることになった、と言うことを割と早いタイミングで教えてくれるというくらいなんだけどね。

俺は送り人か。


あまり感傷的になってばかりでも仕方ないし、図らずも社内でまた違う繋がりができたり、そういうことを繰り返してはいるんだけど、いずれにせよ、誰かが辞めると言うのは寂しいことである。

それでも、またしばらくすればそれも過去になっていって、縁があればまたどこかで交わるのが人生だろう。

この間前職で一緒だった人らと飲む機会もあったけど、それぞれがそれぞれにまた頑張ってやっていて、辞めてからもこうして会うのは別に不思議なことではないけど、なんだか楽しいしね。

むしろ在職中は私はほとんど飲みにはいかなかったから。

また違う毎日がつづていくのだろうね。


"In The Morning" The Coral