今月はちょっと混乱した1ヶ月であった。
月の頭に不意に他社で転職面接を受けたんだけど、結果としては受かったけど見送ったのだ。
ハイリスクハイリターンな商売を夢見たわけだが、私はどうしても今の時点で今を捨てることができなかった。
惜しかったというよりは、せめてここまではやっておきたいという思いがある中だったので、それを捨て置くことができなかった。
まあ、ハイリスクの部分に対する不安を払拭しきれなかったことも否定はしないけどね。
とはいえ、そこで色々言われたことは図らずも大きな刺激になっているし、良くも悪くも私を惑わせるものになった。
久しぶりに心がグラグラ揺れて、細かなミスも多かったな。
ようやくそれも落ち着いてきたんだけど、とりあえずここ2ヶ月で新規を2件取って、うち1件は着々と領域を広げている。
まだ回収フェーズには至っていないけどね。
社内の同僚との関係性や、自分の立ち位置、周りからどう見えているかなども含めて自分を見直すタイミングにもなったんだけど、それを思うとありがたさもたくさんある。
だけど、やっぱりお金って大事だよねと思うのだ。
こんだけやっても、別にインセンティブもないし、給料も変わらない。
うちの会社は年1回しか昇給もボーナスもないし、だからあと半年もこのままなのだ。
多分次の評価では給料は上がるし、役職もつくのかもしれない。
だけど、それでも年収で100万円変わることは多分ないだろう。
だとしたら、結局たかが知れている。
上がるだけいいじゃないか、なんていう負け犬根性は私にはない。
何もしなくても私よりもたくさんもらっているやつがたくさんいるのが現実だ。
過去いつでもずっとそうだった。
評価してほしい時には何もなくて、気持ちが離れた瞬間に急に手のひらを返すようにされるけど、遅いんだよ。
わかりやすい形で示しているはずなのに、その年のブームかなにか知らないが、いずれにせよ私のやっていることは大体翌年の全体目標みたいにされる。
それ、すでにやっているしできていますけど、じゃあその中で何やったら私は評価されるんですかね?すでにできている、やっているのに評価されないなら、私は一生評価されないだろうと。
ま、グダグダ言っても仕方ないんだけどね。
さて、そんな気分も相まってか、最近mooolsの曲が心地よくて仕方ない。
改めて歌詞もじっくり聴いているんだけど、ことごとく刺さって仕方ない。
最近は『モチーフ返し』とインディーズ時代の初期ベスト盤2枚をよく聴いているんだけど、どの曲も本当にいい。
90年代のUSっぽいサウンドをベースにしているので、そこもどハマりなんだけど、詩的な歌詞や文学的な表現全てがグッとくるのである。
先の面接を経て得た刺激の一つが、自分の人生に対する回顧だ。
幸いなことに、定期的に声をかけてくれる人もいるし、人間的に評価してくれる人もいる。
頼ってくれる人もいるし、反面私のことが嫌いなんだろうなという人がいることも否定しない。
それは別に大した問題ではないんだけど、改めて自分を省みた時に、私は結局変わっていないし、あくせくした全てがうまく言っていない気がしている。
相変わらず自己嫌悪を自己愛の間でずっとゆらゆらしている。
見た目を除けば、多分私はいいやつだと思うし、私は私自身が嫌いじゃない。
だけど、見た目については本当に嫌いだ。
なぜかっていう理由は簡単で、気持ち悪いんだ。
造形的にブサイクとかそういうことじゃなくて、どうにも自分の顔に嫌悪感を抱いてしまう。
そんな時によく響いているのが"backgroundmusiceasylistning"という曲。
思春期に感受性がマグロになったから、情が映れば簡単に優しくなれるんだよ、てね。
この曲だけではなくて、この初期ベスト盤の曲って歌詞が今の私に特に刺さるのだ。
残念ながらあんまり音源動画も上がっていないけど、ぜひ聴いてみてほしいバンドである。
結局不安が拭えないのが人生なのかも知れないけど。