音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

僕たちのペースで ーPhase

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今日は選挙の日である。

 

恥ずかしながら、私は過去選挙へ行ったのは1回だけで、30半ばにもなって政治のことはよくわからない。

 

しかし、やっぱりよくないなと思うし、この1年半は少なからず政治に関心をもつには十分な期間であった。

 

幸い食いっぱぐれることはなかったし、むしろ業界的にも後押しになったところはあったので、着実にキャリアアップにつながったと思っている。

 

そうはいっても不安に思うことは多かったし、これから先を考えるとやはり無視はしていられない。

 

それで多少なりとも自分なりに調べて、考えながら投票へも行ってきたところだ。

 

まあどう転ぶかはわからないけど、ちゃんと考えながら生きていくことをしていきたいね。

 

 

それにしても、音楽なり芸術なりを観ていると、時に測ったかのように時代のその瞬間にはまる表現というものに出会うのだけど、その一つがアナログフィッシュの“Phase"という曲だ。


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とりあえず曲を聴いてほしい。

 

この曲の収録されたアルバム『荒野/On The Wildside』がリリース10周年で、先日その周年ツアーだったのだけど、そこにこうしてタイミング的なところで大きな意味を持つこの年に10周年としてまた話題にあがるとは。

 

私は東京公演を観に行ったのだけど、ライブはとっても素晴らしかった。back-to-motif.hatenablog.com

やっぱりこのアルバムの曲は素晴らしいし、その中でもこの曲の持つメッセージは有事のときほど響くし、リリース当時は震災後だったが、今年はコロナで世界が揺れている時だ。

 

「失う用意はある?それとも放っておく勇気はある?」というシンプルな一文だけど、これほど強烈に刺しにくる表現はジャンルを超えてもそうそうあるものではなる。

 

この曲の素晴らしさはこの歌詞だけでなく、それをポップで力強く、前向きな曲調で歌い上げているという、そこも含めた表現である。

 

 

このアルバムがリリースされた当時、一時彼らはこの社会的なメッセージと、この曲にも使われるある表現で政治的なバンドとみなされて敬遠されていた時期があった。

 

割と歌詞の内容と音楽自体を切り離して聴いている友人にも、この曲については少し難しい顔をされた記憶がある。

 

彼個人がどうこうというわけではなくて、日本という国は政治の話は特に敬遠されるけどの、その理由はその人の信条と深く関わるため、そこが合わないときに人間関係そのものに強く影響するという部分はあるにせよ、よくわからないということも結構あるだろう。

 

しばしば宗教と同じような扱いを受けているが、似たような捉えられ方をしている部分はあるんだろうな。

 

R.E.M.の“Green”という曲の一節に「天気の話をする?それとも政治の話をする?」というのがあるが、そういうことなんだろうね。

 

 

ともあれ、私は政治を語るほど詳しくなんてないけど、だからといって触らないものは永遠にわからないままだ。

 

私も自分だけじゃなくて親のこととかも真面目に考えないといけない年齢にもなってきた。

 

良くも悪くも、急に世の中が変わるなんてことはないだろうけど、少しずつでも変化させていくきっかけは作っていかないとな。

 

この曲でも「考えないか空が白んで、歩かないか世が明けるまで。僕たちのペースで。」と歌われる。

 

健全ななかで生きていきたいね。