今年はまたバタバタした1年になったな。
まさかこんなに早く転職するとは思っていなかったし、とはいえ途中で何度かこのままではやっておれん・・・と思っていたのも事実で、そんな折にまさかの古巣から声がかかるという。
決めるまでには随分と時間をかけたが、正解だったかどうかはまだわからない。
少なくとも変なストレスは減ったけどな。
正直前の会社は仕事自体はそれなりに面白いところもあったし、今から省みても成長はしたよな、実際。
元々ストレス耐性は高い方だし、やりながら覚えるとか、決まったルールの中で四角四面にやるよりは自分でやり方も考えながらやる方が好きだから、それ自体はよかったし、散々な無茶振りや4割程度の引き継ぎ案件をぶん回していたのはまあいい経験だったよね。
意外となんとかなるし。
ただ、どうしてもついていけなかったのが会社としての考え方とか風土とか、案件を取るまではバチバチに工数をかける割には撮った後の扱いはまあ荒い。
年間数千万の予算をもらっておいて業務を回すのは新卒だけという案件がザラなのだから。
そりゃみんな削られるよな。
私は営業なので新規サイドだったけど、自分で言うのもなんだがあんまり新規営業には強くない。
既存拡販の方が得意だし、クライアントグリップも結構強いので、そっちの方が放置されるのがどうにも許せない。
てか、クライアントを軽視しすぎだよ。
とか思っていたからね。
環境が変わって2ヶ月になるが、逆にできていないことがもりもりすぎて、業務のキャッチアップはもとよりまずはその整理整頓と、全体的なベース作りからやってきた。
一定形にはなってきたが、残すところはちゃんと結果につなげるところだが、商品設計がニッチ過ぎてちょっと厳しい。
そのため、違う動きもしながら、やるべきことはある程度固めたので、この1ヶ月はそれを定式化しながらまた獲得を目指す感じだ。
結構頑張っていると思うけどな。
と、仕事の話をつらつらと書いてしまったが、11月以降はライブイベントも本格的に再開されて、私も下旬からはせっせと足を運んでははしゃいできた。
海外アーティストの来日としてKing Crimsonは最後のツアーとしてきてくれたのだけど、期待に違わない素晴らしいライブだった。
他方で配信ライブもすっかり定着したので、どちらも行うことが通常になってきている。
プラットフォームも安定してきているしね。
当初は色々と問題があって、通信が悪いとか運営が悪いとかクレームもたくさん出ていたが、新しい技術だったりサービスだったりがスタートする時には仕方ないだろう。
世の中の価値観というか、そういうものも大きく変わったなと感じるよね。
プロセスエコノミーという言葉が一部で話題となったが、完成したものを世に出すだけでなく、それが生まれるプロセスを売るという発想だが、それをダイレクトに感じるような世界でしたね。
まあ、そんな話はともかく、それなりに手間も金もかかる中で、色々と腐心してくれる人がいるのはありがたいよね。
今年活動を本格化したThe SpellboundはライブをYoutubeで無料配信するなど、アーティストにとってもやりたいことをやりたいようにできるようになったのではないだろうか。
2020年と比べれば、いい意味で開き直ったようなところもあったのだろう、全体的に重たい空気感よりはもっとアグレッシブさもあったように感じる。
街の中の人の出も増えたしね。
毎年年末にはこうして振り返り記事を書いているけど、去年の年末のものはなんだか重いものな。
そんな心持を持っていたからか、世間からは負け犬とか言われてしまうような人たちの表現だったり存在だったりがなんだか魅力的に見えたりね。
一昨日のTha Blue Herbのライブにも客演したYou The Rock★などまさにそんな存在だったが、彼の11年ぶりのアルバムはそんな表現だったね。
度々書いているけど、Life Storyという言葉がずっと頭にあって、私にとっての一つのテーマになりつつある。
人と酒を飲むことも多いのだけど、そこでもその人の価値観とか、そういうものをよく聞くようになったな。
どうしても同い年とか、近い年齢の人の方が面白いけど、年上すぎる人とはあんまり話したいと思わないんだよな。
まだ若い子たちの方が話していて面白い。
まあ、本質は年齢ではなくその人の価値観だけどね。
古い経験ばかりを語る人には魅力はない。
でも、年上でもほんとにバリバリな人はいて、それはやっぱりかっこいいものな。
TBHなどまさにそうだから、だからずっと聴いているんだろうね。
ライブもますます磨きがかかっていて、この人は次は何を歌うのかな、なんて期待してしまう。
同じようにアルバムのたびにどんどん良くなっていくのがアナログフィッシュだ。
今年リリースしたアルバムは本当に良くて、何度聴いても良いどころか、聴くたびに更新されるようなアルバムだ。
トピックが日常すぎるからほんとに刺さる。
そのくせしみったれたところとか、ネガティブよりもポジティブに焦点があるように感じられるから、救われるような思いがする。
何気なさの中に鋭い表現があって、ほんとに唸らされるし。
今回は健太郎さんもSNSでもリツートとかしまくったり、雑誌のレビューも1ページ割かれていたりとかなりプロモーションになるトピックも多くあるので、もっと売れると良いな。
最後に配信ライブもやるなど、ファンにとっては嬉しい年末になった。
ベテラン勢の中でもう1組、KYONOのライブも久しぶりに見られてよかった。
声はボリュームに課題がありというのが正直なところだけど、でもやっぱりカッコよかったな。
高校生の時にマッドを聴いて以来のファンだけど、マイペースにこうして活動しているのがなんだかいいよね。
曲自体は激しいながらもメロディはポップだし、歌詞も実はピースフルで、そう言ったところも変わらない。
あんまり金にはなっていないと思うけど、ずっとかっこいいよな。
と、再びの振り返り記事になってしまったが、やっぱりライブの思い出がすごいな。
この1ヶ月に集中して見ていたんだけど、やっぱり楽しかったもの。
来年はもっと活性化していくと思うから、楽しんでいきたいよね。
人生の時間はどんどん短くなっていくから、やるべきはやりつつね。