音楽放談 pt.2

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タイアップ -The Klock

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今年出したAA=のアルバムではコラボ曲も大きな話題になった。

厳密にはアルバムというよりはそれ以前にコラボがあって、それを経てのアルバムはどうだ、という推移ではあったけど、ともあれTakeshi自身の意識のあり方もだいぶ変わったことが見て取れる作品で、マッド時代のデジタルハードコア的な音をふんだんに使ったアルバムで、いい意味で吹っ切れた内容が素晴らしかった。

コラボ自体はマッド時代からあって、あの電撃ネットワークとも実はコラボしているのを知っている人はどれだけいるだろうか。

"Sasori"

コミックソングの要素はもちろんなく、ちょっとイントロは"Scary"っぽいかな、なんて思うけど普通にかっこいい曲である。

なんでコラボすることになったのかはわからないのだけど。

それにしても、やっぱりこの頃のKyonoの歌い方、好きだな。


で、他のアーティストのコラボだけでなく、タイアップというのもたまにやっている。

最近で最も話題になったのは映画『ヘルタースケルター』に提供された"The Klock"だ。

時計とかカウントダウンというような要素を音にも歌詞にも織り込まれており、物語のテーマを考えても非常に素晴らしいと思うし、単純に曲としてかっこいい。

デスヴォイスのパートがいわゆるAメロ的にあって、ブリッジからサビへの流れも素晴らしく、そこからテンポが落ちてパーーッと開けるような展開はまさにカタルシス

Takeshiのポップセンスが全開である。

この激しさとキャッチーさの共存っていうのは彼の黄金律といって良いだろう。

ラストに少しの切なさみたいなフィーリングを残して終わるのもグッド。


ちなみについ一昨日、アマゾンプライムで件の映画を見たのだけど、映画自体は沢尻えりか歩という感じだね。

原作漫画を読んだからテーマとか、どういう話とかは知っていたし、映画全体としてそういう基本テーマ自体は抑えているだろうし、演出としてこういうことやりたいんだろうなとか、そういうのはまあわかるのだけど、ただ非常に安っぽいというか、多分「こういう感じ」「こんなイメージ」みたいな感じで作られたのかなという印象だった。

出ている俳優も結構なメンツを揃えているにもかかわらず、なぜか安っぽいのである。

白々しいというか。

その安っぽさをあえて演出しました、というのかもしれないけど、派手な割にのっぺりした印象があったな。

いやほんと、沢尻えりかを見るための映画だと思う。

でも、エンディングで流れたこの曲はやっぱりカッコよかったな。


他のアーティストへの楽曲提供もだけど、こういうタイアップみたいなやつもまた見てみたいよね。