音楽放談 pt.2

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本物のバンド ―LITE

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昨夜はライブへ行ってきました。

LITEという日本人インストバンドの奴です。

以前にも記事を書いた事があるのだが、私がこのバンドにであったのはまさに偶然であった。

Back Drop Bomb観たさで行ったミニイベントで、他の対バン連中とは明らかに音を聞いた瞬間の衝撃が違った。

それまで名前も聴いた事のないバンドだったのに、1曲目のリフが始った瞬間にもう引き込まれていた。

こんなかっこいい奴らいたのか!とね。

その後即行でCD買ったもの。

その後は昨年のサマソニでも観たんだけど、ちょうどシンセサウンドを導入し始めたばかりで、『Illuminate』というEPを出すちょっと前のタイミング。

ライブはやっぱりかっこよかった。


で、今年フルアルバムを出した訳であるが、これが最高だった。

シンセサウンド始め、若干のヴォーカル(歌ではないけど)を取り入れるなど新機軸もありつつ、インタビューでもあったように非常にオープンな感じで作った為か、前作までのストイックさは薄れ、とにかく開放的でかつてないほどポップ。

従来のギター、ベース、ドラムにシンセサウンドも見事に融合(みはや絡み合うというレベルではない)していて、聴いていて心地良くて仕方ないのである。

他にもインストバンドはたくさんいるけど、明らかにこいつらの音楽は抜きん出ている。

普段歌ものしか聴かないような人にも是非聴いて欲しい音楽である。


そんな素晴らしい作品を出したばかりのタイミングで、初めてのワンマンである。

否応にもテンションが上がる。

といいつつも、実はライブの存在を知ったのが先週のこと。

すっかりノーチェックであったが、友人から教えてもらい即行チケットゲット。

無事買えました。

友人、ありがとう。


そんな感じでゲットしたライブであるが、場所も出来たばかりの新しいところ。

行くと狭いながらに観やすさを配慮した構造となっており、内装もお洒落感。

それでもライブハウスっぽさを感じさせるのは、会場のプロデューサーのこだわりだろうか。

それはともかく、中へ入ると割と人が多くてびっくり。

直前でもチケットが買えた現実を鑑みると、かなり苦戦かと思ったが、良い密度だ。


そんな塩梅で始ったライブであるが、もはや言葉を尽くす事すら野暮に思えるほど。

新譜の1曲目から始った訳であるが、シンセの打ち込みに同期させるような形であったが、さすがの演奏力。

CDで聴くよりも、ずっと複雑なフレーズを弾いているのがよくわかるのだが、それが一部のズレも隙もなく絡み合い、解け合い、見事な音楽を奏でているではないか。

ドラム、ベース、リズムギターがしっかりしているから、上モノもうまく遊び回っているようで、こんなに気持ちのいい曲だったとは、と再発見。

思わずにやけてしまう。

新しい会場だから、音もいいし。


で、全編通して思ったのが、とにかく音のバランスがいい。

出るべき楽器が出るべきところでキチンと出てきて、他の楽器もちゃんと抑えている。

その抜き差しのバランスも抜群で、いつまでも聴いていたいほどだった。

ずっと鳥肌たちっぱなしなんだもの。

また、今回はゲスト的にアチコ(ヴォーカルを入れている人)、Avengers in hi-fi、DE DE Mouseなんかも曲中でジョイント。

一緒にツアーも回っている中で、やってみようか、という展開らしい。

それもアクセントになり、非常に良かったな。

同時に、一番最初に観たライブのストイックなイメージが強く残っていた私にとっては、あんなにオープンなライブになるとはいささか驚きであった。

それはもちろん全身肯定的な驚きである。


演奏は言うまでもなく、さすがのワンマンとあってダブルアンコール含めて約2時間、たっぷりと聴く事が出来た。

特に好きな"Phantasia"や、1stフルの1曲目もやってくれたので、もはや言う事は何もない、

何気にお茶目なMCも冴え渡り、素晴らしいライブであった。

日本人でここまで出来るバンドなんてそんないないだろう。

いや、世界探しても指折りじゃね?くらいの素晴らしさ。

もっと評価されるべきだし、聴かれるべき。

特に新譜は本当に素晴らしく、歌ってなくてもこんなにオープンでポップで、広がりのある音楽を奏でられるんだ、て言う事を示してくれているように思う。


本当に素晴らしかった。

ありがとうと言いたいね。


"Rabbit"