音楽放談 pt.2

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US 00s

皮肉屋の謙虚なネズミ ―Good News For The People Who Love Bad News

このごろ、いわゆるUSインディ系をよく聴いている。 Faintは今やマイフェイバリットだし、同郷のCursive、Bright Eyesなんかもいい。 NY界隈にはTV on the Radioはじめ、Yeah Yeah YeahsやLiarsなどのアヴァンギャルドで、それでいてポップで独自な音楽をや…

Geeks Were Right!!  ーThe Faint

今年はかなり意識的にライヴにも出かけたし、CDも新譜・旧譜問わず買った。 私はそれらをいちいち評価するというのが自分のささやかな暗い趣味である。 年末には毎年、その記録を元にベストアルバムを考える、それがひとつの慣わしとなっている(去年くらいか…

刺激的なロックを体現 ―Song For The Deaf

全身の血液が逆流するような感覚を覚えることがたまにある。 急速に覚醒レベルがあがったときなんかはそういうときだ。 ブワーーッと脳みそに血液が流れ込んで、なんだかカッカしてくるのである。 殊音楽を聴いてそういう風になることは珍しい。 単純に普段…

数学的音楽 ―Mirrored

かつて70年台初頭にプログレッシヴ・ロックというジャンルが幅を利かせていた時期がある。 ロックにクラシックやジャズの要素を持ち込み、即興性の高い非常にテクニカルで複雑な音楽をやっていたのである。 有名どころでは、かつてプログレ四天王と呼ばれたK…

ロックなかっこよさを体現 ―Yeah Yeah Yeahs

昔は男性ヴォーカルものしか聴かなかった。 何故かという確固たる理由があるわけでは無いんだけど、ただ当時は日本の奴ばっか聴いていたので、耳に入ってくる女性アーティストの歌はいわゆるこてこてのラヴソングであり、それは自分の中ではしっくりくる内容…

世界の毒性 ―System Of A Down

今日は何について書こうかしら、と考えているところにScars on Broadwayが流れてきたので、今日はそれつながり。 わかる人ならもうわかっているであろうが、そうSystem of A Down(以下SOAD)である。 先の大統領選挙においては、それほどバンドマンたちの目立…

音をサイエンス ―Dear Science

う~む、そういえばマキシモらのプロデューサーは、ポール・エプワースという人だった気がする。 と、言うわけで、前回に引き続きTV on the Radioについて。 前回は1st、今回は3rd、つまり最新作である。 2ndは飛ばしてしまっているが、1stを深化させたような…

何故か惹かれる ―TV On The Radio

最近はアーティスト本体だけでなく、プロデューサーの注目度もあがっている。 少し前はそこまででもなかった気がするが、リバイバル系のバンドを一人の人間が複数手がけていたりしたことがそのきっかけではなかろうか。 プロデューサーとして今をときめくの…

変化の先 ―All Hope Is Gone

冬にもなればいい加減バリバリなハードコアよりはしっとりとした曲に耳を傾けたくなるのが人情というものであろう。 冬は物理的にも音が遠くへ届きにくく、また寒さで人も内の中に引きこもるため、静かな季節である。 学生の時分には、わざわざ寒空の下あっ…

音の隙間で踊る音 ―Vampire Weekend

年の瀬も近づけば、そろそろ今年のベストアルバムは何だろうか、という話が各方面で持ち上がる。 結構雑誌ごとに違うから、色々な雑誌の方向性なんかも反映されるため、毎年興味深く見ている。 昨年はやはりというか、年末に滑り込んできたRadioheadが掻っ攫…

失敗の成功例!!! ―Myth Takes

昨今のダンスロック流行も、あんまり溢れるとそれが当たり前になりすぎて、その括りもぞんざいになっていく。 中には明らかにハイプ的な空気のバンドもいて、メディアも売り手の一員であることを否が応にも感じるものである。 「踊らずにはいられない!!!」と…

ハッピー&ラブリー ―Eagles of Death Metal

人生において楽しむということは重要である。 というよりも、楽しむこと以外に人生の意味などあるだろうか。 否である。 無為に時間をすごすよりも、積極的に楽しむ術を見つけなくてはね。 人生とはいかに踊るか、である。 人生を楽しんでいる人を見ているの…

目のないサイコロ - Black Dice

音楽て、何だろう。 そういうと、音楽、て書くんだから音を楽しむものだよ、という奴がかならずある。 解釈は人それぞれだからそう思いたい人はそう思えばいいのですが、もともとはそう言うわけでもないらしいという話を聴いたことがある。 残念なのは、それ…

いぶし銀の音、LCD Soundsystem

学習という能力は実にすばらしく、音楽的にセンスやれ知識やれが全くなくとも、色々聴いているうちにそれなりに耳が肥えてきて、いいものはいいと思えるようになってくる。 たとえば楽器のうまい下手、とかまではよほどでないとわかんないけど、録音の具合と…

R指定 Queens of the Stone Ageのロック

世界最重要ロックバンドと言えば、割と一般的に?あげられるのは、R.E.M.、U2、そしてPeal Jamの3つであるらしい。 このなかではR.E.M.以外はまともに聴いたことないのだけれど、彼らがそのように言われるのは、音楽のクオリティや業界に与えた影響もさること…

Drop Kick the Punks!! Faint的ダンスロック

NWリバイバルと呼ばれる昨今の傾向については、今はひと段落ついている印象がある。 ちょうど2、3年くらい前が絶頂であっただろう。 Franz Ferdinand、Block Party、Maximo Park、などUKを中心に隆盛を極めた。 しかし、彼らに先立って2002年あたりからすで…

Broken Social Sceneを聴け!!

このブログは、私の好きな音楽について、好き勝手にいうだけの、いわばはけ口のようなブログです。 何せ、周りにはこの趣味を解してくれる人が、あまりに少ない...。 そんなにすさまじい趣味でもないんだけどね。 なので、ここでは好きに言わせてもらいま…