音楽放談 pt.2

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小休止210-2「2022年を振り返る~ ライブ編 ~」

今年はようやくコロナも一段落、というかいつまでも構えてたって埒が明かねぇと言って、方方でライブイベントも開催されてきた。

 

コロナ真只中でも行ける時は行っていたけど、大規模なものだったり密度だったりが違うからね。

 

それに、どこかしめやかな雰囲気だったのが非常に印象に残っているんだけど、そうではない本来的な空気感を取り戻したのは大きなことだったな。

 

 

今年最初に行ったライブで、最も多く行ったアーティストはやはりアナログフィッシュだった。

 

2月に東京2デイズに始まり、4月の対バン、10月のビルボードでのナツフィッシュにジョンとポール、本当はアコースティックも行きたかったがこれだけは叶わなかったが、タイミングの合う時はできるだけ足を運んだね。

 

彼らのライブはずっとシリアスさもある一方でポジティブなフィーリングが溢れているから、いつ行っても楽しいのだけど、今年は時にそれを体感することがあった。

 

9月〜10月にかけてすこぶる体調が悪く、軽い鬱症状に近い状態になってしまった時があったのだけど、ちょうとジョンとポール、ナツフィッシュを2周連続で観て、特にナツフィッシュを見た後に急に肩の荷が降りたというか頭が晴れたというか、嘘のようにモヤが晴れたような体験をしたのだ。

 

それこそ”アンセム”の演奏が始まると、初めてなんだけど涙が出そうになって。

 

つきものが落ちるってこういうことかと。

 

それまで、気を抜くとボーッと自分から何かが離れていくような感覚に見舞われて、抜け殻のような感じになってしまっていたが、そこから持ち直して、今でも夕方になると少し具合が悪くなることはあるんだけど、一気に回復したのだ。

 

いやほんと、勝手に感謝しているし、ますます彼らのファンになったのは言うまでもない。

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また、今年はLillies and Remainsもライブを3本実施、うち最後の単独は行けなかったんだけど、2月と6月には足を運んだ。

 

昨年シングルを2曲出して以降、目立ったリリースはなかったが、取り合えず彼らの音楽は問答無用でかっこいい。

 

それだけで栄養になるんだけど、ようやく新曲も作り始めており、ライブでも披露されているので、アルバムも気長に待ちたいところだ。

 

こうしてたまにでも活動してくれれば、ファンとしては御の字なんだけどね。

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また、今年は個人的に久しぶりに足を運んだアーティストも。

 

まずは筋肉少女帯人間椅子、昔出した地獄のアロハのつながりのツーマンだが、会場がLINE CUBE(渋谷公会堂)で、でかい会場でびっくりした。

 

もう60手前のおじさんバンドだが、どちらもコミカルなイメージがありながら本質はゴリゴリの実力派、どちらも若い世代にも受け入れられつつ、特に人間椅子は海外での人気もここ数年で獲得している。

 

ライブは流石のもので、演奏の迫力も盛り上げもさすが、途中謎のコーナーを挟みつつ、終始楽しい空間であった。

 

そして個人的に驚いたのは、観客の中にお父さんと来ている小学生くらいの女の子がいたこと。

 

しかも隣の席に。

 

まさかこの2バンドをこんな子と肩を並べて見る日が来るとは。

 

人生何が起こるかわからない。

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また、AA=のライブも何年かぶりに行ってみた。

 

活動開始当初は全部行っていたけど、徐々に好みのベクトルが変わってきたこともありしばらく疎遠になっていたが、昨年リリースのコンセプトアルバムに絡んだツアーで、ちょうど空いている時だったので行ってみようと。

 

そこで思ったのは、この人は本当に変わらないなということ。

 

すごくいい意味でね、だから信用できるという話である。

 

新譜に習う順番で演奏しつつ、映像も凝っていて、後半は過去のアグレッシブな曲を演奏し、ハイライトはやっぱり”Peace”だ。

 

この歌詞で描かれるところからさらに世界は進んでいるが、本質的に言いたいことがブレるわけではないからね。

 

ファン層もぼちぼちいい年齢の人たちだし、かつてより会場の規模は小さい。

 

だけど、こういうアーティストの存在はやっぱり心強いなと感じる。

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そしてMOROHA、こちらもZepp Tokyoまでは頻度高く足を運んでいたが、ここ数年はご無沙汰だった。

 

音源は全部買っていたんだけどね。

 

ある程度規模も大きくなっていく中でちょっと見届けた感もありつつ、またメッセージ性の強い音楽でもあるので、求めていたものが違ったのかもしれない。

 

彼らもあるインタビューで答えていたが、コロナ真っ最中では自分達のような音楽は聞くのがしんどいんじゃないかと。

 

確かになと思うところもあるんだけど、そんな彼らが今どんな感じなのかなとまた気になったのだ。

 

結論、彼らはいい意味で変わらずなところもあれば、より仕事としてやっている感じもある印象だった。

 

ビジネスライクという意味ではなく、プロとしてのプライドという方向だが。

 

客層は相変わらず雑然としているが、なんかやっぱりよかったのよ。

 

次のアルバムも楽しみ。

 

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そのほか単独では、Yogee New Wavesの野音にも行った。

 

3月でまだ少し肌寒さもあったけど、天気も良くて彼らの音楽も生えまくり、シティポップという言葉を聴いて一番しっくり来ると個人的には思っているが、ともあれよかった。

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そして全国ツアーに出たTHA BLUE HERB、珍しく10月に単独である。

 

単独はなんやかんや年数回しかみられていないけど、相変わらずの情報量と、今回はセットリストも非常に凝っていてファンは狂気だ。

 

全国ツアーながら、どこの会場でも瀬戸リストについての言及はなかったわけだが、確かにこれは上がるなと。

 

また相変わらず思うのは、彼らのライブでスマホで写真を撮ったりする人は見たことがない。

 

行儀がいいとか悪いとかの話以前に、ちゃんとライブを楽しもうという感じが会場全体であって、それがとても心地よい空間だった。

 

いつになく上機嫌なBOSSも印象的だったが、本当によかったね。

 

年末恒例のリキッドワンマンも、いよいよ明日である。

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そして年末恒例を既に終わらせたのがOgre You Assholeだ。

 

年々音楽が進化していっており、もはやデビュー当時とは別人だし、数年前からもさらに別人になったくらいにプログレッシブ。

 

音像もかつての轟音渦巻くような展開ではなく、もっとダンサブルになっているのが面白いところだ。

 

これこれ、と思いながら音に浸った思い出である。

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また活動休止、もしくは解散前のライブにもいくつか。

 

まずはPredawn、こちらは新アルバムのリリースツアーだったが、子供ができたので、それにあたり産休に入るため、一時休止になる前のラストツアーである。

 

新アルバム自体どこか影の大きい印象だったけど、ライブは変わらず温もりの溢れる空間で、得意の自虐なのかニヒルなのか独特のMCをかましていたが、流石に身重なので例の走ってはけることはなかったが、期待を裏切らないいいライブでしたね。

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また、ドラマーの体調不良でしばらくライブ活動を休止することが宣言されており、大きな会場ではラストとなる野音での自主企画ライブ「Optimo」を行ったのがD.A.Nだ。

 

春口にイベントで久しぶりに見たが、その時はDJセットだったので、今回バンドセットが見られたのがよかった。

 

それにしても、本当にセンスのいいバンドだなと感じる。

 

単独が平日開催が多かったのでなかなか行けなかったのが今にして悔やまれるが、また体調が戻ったらライブやってほしいな。

 

ちなみに、対バン相手はオウガだ。

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そしてNumber Girlだ。

 

再結成後、なんだかんだライブを見る機会を逸していたが、運良くチケットが当選したので、最初で最後のライブへ。

 

1万人以上の会場でこんなバンドを見ることになろうとは。

 

ラストなので3時間の長丁場、かつ”透明少女”をなんと4回も演奏するという、ある意味伝説を最後まで残していった。

 

でも、もう多分再結成はないんだろうな。

 

いいものを見られたよ。

 

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最後のブロックはイベント系。

 

大小あれこれいったけど、何より洋楽アーティストが多く見られたのが本当によかったね。

 

まずは日本のオルタナ見本市、Synchronicityだ。

 

私は初日だけ足を運んだけど、ポストロック系を中心に見たいものをサーキットで周り、ここで初めて聴いたアーティストもいたので、やっぱりこれがイベントの良さだよなと。

 

ちなみに以降参加したイベントでは、できるだけ知らないやつを聞こうとテーマに回ることに。

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そして日本のオルタナ見本市2、Craftrock Fesも。

 

ついにアルコールも解禁されたので、春の暖かな日差しの下飲むクラフトビールの美味さよ。

 

会場も綺麗で、2ステージでコンパクトにまとめながら導線も整理されているので、とっても心地よく見られた。

 

まだまだ制約の厳しい環境の中だったので、アーティストごとにスタンスも異なっていたのが面白かったね。

 

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そしてサマーソニックだ。

 

洋楽フェスの代表格の一つで、久しぶりに参加した。

 

そして、見たアーティストの多くは初めましてを回ったのだけど、結果非常に満足度が高かったな。

 

Rina SawayamaやLINDA LINDASなど、話題のアクトがたくさんみられてよかったね。

 

振り返れば、ほぼ女性アーティストばかりみていたが、それだけ何かが代わり始めているのかもしれないね。

 

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そして横浜で開催されたOdd Brick。

 

Kamashi Wahingtonが観たくていったんだけど、ここもいいアクトがいっぱいだったね。

 

AwichやLittle Simsなどの女性ラッパーとかね。

 

聴いてみればいい音楽はまだまだたくさんだよなと会場内をあちこちしながら過ごしわわけだが、本当にいってよかったね。

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ざざっとだが振り返ってみたけど、やっぱりライブって楽しいよね。

 

それに、新しいアーティストを知るきっかけにもなるし、私のようなものにとってはありがたい限りだ。

 

来年も早々にイベント開催が発表され始めているので、引き続き楽しみにまってます。