音楽放談 pt.2

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洋楽

狂おしいほどの夜には ― The Rapture

今年、とうとうLCD Soundsystemが活動の休止を宣言して、最後のアルバムがリリースされた。 前作ほどのポップ感もなければ1stのような尖った感覚もないけど、クールでかっこいいし、さすがという所を見せつけたような作品である。 現在来日としてはフジロッ…

反対の賛成 ―Whte Stripes

ついこの間、彼女から夜中に電話があった。 なんでも自宅のプリンタが機能しなくなり、大事な書類がプリントアウトできずに窮しているとのこと。 ほぼ泣きながら電話口でそんな事を言われても、プリンタの様子もなにもわからない以上、手の施し用がない。 も…

知られてなくて何故悪い ―Serena-Maneesh

Yahooニュースのトップにマキシマムザホルモンのドラマーにして紅一点(というほどの華やかさは売ってないが)のナヲが子供を無事出産した、というニュースが掲載された。 歌詞やサウンドの過激さに反して激キャッチーなメロディとライヴのコミカルさにより…

2nd間近 ―Foals

今年期待の2ndと言えば、Foalsもその筆頭である。 既に新譜の発売日も決定しているため、あちこちの雑誌でレビューもされているが、概ね高評価、というかすこぶる良いのである。 1stはBattlesとBlock Partyの間の子、というのが個人的な印象であったが、2nd…

俺は俺だ、といいたい ―Arctic Monkeys

最近日本で誰でも知っているバンド、ないしはアーティストといわれ、一体誰を思い浮かべるのであろうか。 人により異なる事を前提として聞く訳であるが、そのときに最も多くの名が上がったものがその時代を象徴するアーティスト、という見方は出来るだろう。…

43:55 ーLCD Soundsystem

フジロックフェスティバルの第2弾までが早くも発表されている。 今年もそんな季節か、なんて思いつつ、ラインナップをみてびっくり。 例年であれば、サマソニから消えて行くアーティストを悔しがる程度であるが、今年は事情が違いすぎる。 メンツがクソ豪華…

音楽ニーズの偏りか? ―NIne Black Alps

日本盤になるならないは一体どういう基準なんだろうか、という事がたまに気になる。 そらセールスに決まっておろう、というのは、そらそうでしょう。 何せ売れないものをわざわざ海の向こうから持ってくる意味がわからない。 ガガとか、スーザンとか、そうい…

ライヴ初め ―Yeah Yeah Yeah's

先週末土曜日、今年のライヴ初めとてYeah Yeah Yeah'sのライヴへ。 一度は観たかったバンドであったので、これは良い機会、とて取ったのですね。 会場は品川のプリンスホテル脇の、なんていうんだろう、映画館なんかも併設された施設。 さすがYYYs、こんな会…

楽しく行こう ―Jurian Casabrancas

恐らく今年の記事はこれが最後であろう。 相変わらずあまり訪問者の数も増えず、いま少し広報活動にも注力してゆかなければならないであろう今日この頃、世間でマイナーとされている音楽ばかり聴いていると存外世界は狭くなるかもしれない。 とはいえ、良い…

軸のある人 ―Lily Allen

ここ数年の音楽業界における傾向の一つが、女性アーティストの台頭であろう。 Lady Gaga、Little Boots、La Louxあたりはエレクトロ系女性アクトとしてロック側からも注目を集めている。 ガガはファッション誌始め、地上波でも大々的に取り上げられているの…

これでポップ ―Black Dice

今年も気がつけばまもなく11月というところに来ている。 なんともはや、時の流れという奴は節操がない。 何をそんなに慌てているのか。 なんて、そもそも「時」、もしくは「時間」ってのは奇妙なもので、一体何者なのでしょうかね。 物理学の世界では時間は…

楽しむ二人 ―Eagles Of Death Metal

ロックも多様化しすぎなほど多様化していて、もはやカテゴリというものはほとんど意味をなさず、CD屋で探すのに便利、という程度のものになった。 いや、むしろ不便になったかもしれない。 おいてある棚がどの棚なのかがわからなくてね。 ダンスミュージック…

ボートラ遊び ―Maxmo Park編

気がつけば随分と間があいてしまったのは、ひとえに我が怠惰故か、といえばそういう訳ではない。 意外と忙しかったのである。 何が忙しかったのかは今となってはよくわからないが、気がつけば10月だし、やけに疲れてるし。 まあしかし、好きな音楽を聴いてい…

今を切り取るインディという価値観 ―Cursive

今やメジャーとインディの垣根は曖昧になりつつあり、インディといっても実質メジャーと変わらないようなバンドも数多くいる。 両者の違いと言えば、単独で国際的な販売網を持っているかどうか、という点だけではないだろうか。 かつてのようにレコード会社…

ちょっと足りない? ―It's Brits

先日のthe Horrorsに続き、今日はYeah Yeah Yeahsの新譜についてである。 彼らにとって3rdに当たる今作は、かなり大きな新機軸を打ち出したことも相まって、かなり高評価を得ている。 前作はややダークと言うか、全体的なトーンとしてはダウナーであった。 …

原色の出所 ― The Horrors

今年に入って幾多の新譜が出され、自分の興味のある奴は大方買ってはいるのだが、ここのところその他の部分で出費が多い為、思うように買えないものも。 そうはいってもかなり買っている方だ、とは周りによく言われることである。 Yeah Yeah Yeah's、Eagles …

Like a give a FucKKK!!! ーLouden Up Now

ここ数年の音楽業界の流れというのは実に早い。 Arctic Monkeysは既に古典のような扱い、Klaxonsも新しい基軸を示すことが求められている風がある。 今はダンス×ロックの組み合わせが一つのメインストリームな訳であるが、その内訳ももはや多様を極めすぎて…

煌めきは音の中に ―Cajun Dance Party

最近道行く高校生を見ては、なんだか微笑ましい気分になる自分が嫌だ。 大学のとき、バイト先に高校生の子がいて、どうという分けではないのだが、なんだかキラキラしてるな、なんて思っていたが、今やすっかりおっさん目線である。 道行く高校生を見ては、…

14の幸せの物語 Happy Hollow

来週にはまた一つ、楽しみな新譜がでる。 Cursiveというバンドの奴ね。 来週には給料も入るので、いくつかまとめて買おうと思っている。 既にでているが、ちょっと小銭が足りなくて買ってない奴もあるし。 マンソンも出した、Black Diceも聴きたい。 Animal …

好奇心の強い人に ―The Invisible Invasion

2000年以降の、いわゆる新世代のバンドも、既に中堅どころかベテランの様になってきている。 そんな連中も悲喜こもごもな訳で、解散組もいるしメンバーの脱退なども経ながら今もがんばっているバンドもいる。 オリジナルのままのバンドももちろんいるけどね…

Worth of Noise ―Black Dice

健康を測るバロメーターと言うのは、割と人それぞれであったりする。 精神衛生的な意味での健康ね。 メシが喰えない、なんていう人は割合オーソドックスと言うか、わかりやすい例である。 翻って自分はどうか、と考えると、まず眠いのに眠れなかったり、日中…

クッキー山に帰ってきました ―TV on the Radio

最近疲れているせいか、静かな音楽に心癒される。 ゆったりと心地よいメロディを耳にしているだけで、私は結構幸せです。 でも、同時に荒んでいるのかなんなのか、猥雑としたような音もすごく心地いいときがあるんだよね。 久しぶりにBeckの1stを聴いていた…

Yeah Yeah Yeah yeh yeh yeah yeah yeah yeah!! ―lcd soundsystem

最近はプロデューサーという立場の人がものすごく注目されている、と言う話は以前にも書いた。 もう改めて書かないけど、やはり一流のプロデューサーは一流の審美眼を有している、と言うことであろう。 今や出来のいい新人を誰が一番早く探し当てるかに、メ…