音楽放談 pt.2

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洋楽

名作は色あせない ―Velvet Teen

最近は出費を抑えるべく、新しい音源の購入は控え、過去のものを聴き返している。 そうして遡ると、購入当時は見えなかったものが見えてきたり、楽曲に対する印象なんかも変わってくるから面白いのである。 私の場合は特にコアな奴ばかりなので、興味本意に…

地下のダンスミュージック ―Factory Floor

いわゆるソーシャルメディアという奴が社会に普及して久しい。 このブログなんかもその走りになる訳だけど、今一番勢いがあるのはやはりFacebookだろう。 一応登録はしてみたが、結局まったく使えておらず、友人や好きなアーティストの更新を何となく眺める…

輪郭が揺らぐ ―Bo Ningen

最近はノイズ、アヴァンギャルド系が面白くて仕方がない。 もちろん普遍的なメロディがあって、歌があって、という楽曲も聴いてはいるが、どちらかと言えばやはり意味不明なくらいの方が心惹かれるのである。 で、このほどBo Ningenの2ndが発売されたので、…

安心の高水準、しかし・・・ ―Maximo Park

6月からは新譜が活発にリリースされる。 夏のフェスシーズンに向けてのリリースラッシュ、て奴だね。 先日来話題には挙げているが、Maximo Parkも新譜も出している。 既に日本盤は出なくなっているし、リリースもパチンコレコードとかいう恐らくどインディレ…

現代的であるという事 ―Black Dice

最近出張で方々の町へ行くのですが、特に関西方面への出張が増えている。 大体大阪駅付近に宿をとっているのだけど、やはり地方によって町の雰囲気というのは違うから面白い。 大阪とかだと、耳に入ってくる言葉も関西弁なので、なんだか新鮮なのである。 …

変態的であるが故 ―Black Dice

季節が巡るのは早いもので、気がつけばもう5月、しかも場所によっては既に真夏日を観測したっていうじゃない。 まったく、つい先週までは肌寒さを覚えるような毎日だったのに、いつの間にか半袖である。 もう少し春を感じさせてくれても良いじゃないか、なん…

グッドミュージック ―Sea and Cake

相変わらずマニアックと回りには言われる音楽を好んで聴いている日々が続いている。 会社の人とカラオケに行ってもまあ通じない。 とはいえ最近はそれなりの処世術も身につけたが。 それにしても残念なのは、こうして聴いている音楽は少なくとも私にとっては…

美しき音楽 ―Owen Pallet

センスや才能と言うものをどう言うところで感じるか、それはその分野に置けるオリジナルな要素を強く感じたときだと思う。 必ずしも前人未到という意味ではないが、ある種の発見感を与えてくれるような、そんな人にはやはり才能というものを感じざるを得ない…

Buy GOOD Thing ―Nine Black Alps

AKBのCDが売れまくって秋元康の笑いが止まらない、と言って話題になっている。 音楽CDが売れないと言われて久しい昨今であるが、そんな最中のこの健闘ぶり、やるではないか。 世の中では秋元商法と呼ばれ、それに続けとばかりに老舗男性アイドル会社も同様…

ハレルヤ! ―Hard-Fi

先日、Hard-Fiのライブへ行ってきた。 場所はLiquidroomとあって、密度的にも非常に快適。 このバンドの場合、こういう小さな箱が合う。 既に何度目かの来日になるが、今一縁がなくて今回が初ライブとなる。 彼等は21世紀のClashなんて言われているように、1…

Music Is My・・・ ―CSS

2012年になったのです。 さりとて何が変わるでもなく、明日からはまた仕事である。 どうして休みはかくも短いのか。 まあうだうだ言ったところで時間は止まらないし戻らない。 仕方ないから頑張ろう。 さて、新年一発目は今更ながらCSSというバンド。 女の子…

惜しい作品 ―Maximo Park

いよいよ年の瀬で、そろそろ個人的年ランキングをつけなくちゃ、というタイミングである。 1位は既に決まっているが、それ以下はなかなか難しい。 まあ、次回の記事ではまとめられればと思うが。 で、このタイミングで書くのは昨年出たアルバム。 Maximo Par…

カタルシス ― Gang Gang Dance

寒いですね、実に。 年々寒さに弱くなっていくのは年のせいだろうか。 というよりも、学生の頃は筋トレとかしてたから、体丈夫かったんだろうね。 ところが今では外見的にもヴォリュームダウンである。 デブることはないのだけど、さすがに貧相になってきた…

Sound of Univers ―Flying Lotus

最近はめっきり冬らしくなって、待ちの景色もにわかに色めき立っている。 この騒々しさを指して師走、なんていうのであるが、いよいよ年の瀬ですね。 ほんの数日前まではまだ秋なんだかなんなんだかよくわからない感じであったが、今や疑う余地もなく冬であ…

ロックンロールは若者のため? ―The Subways

2005年頃は、UK中心に新人バンドがたくさん出てきた。 Maximo Park、Block Party、フランツとか、いわゆるポストパンク系のバンドがいっぱい出てきていたね。 LCDとか!!!とか、NY勢の台頭が著しかったのもこの頃からだろう。 そのちょっとあとにはニューエキ…

I Don't Wanna Wake Up・・・ ―Deerhunter

毎年アメリカのインディバンドが地味に来日しているのだが、あいにく平日とあって行けない。 昨年のLiars、The Velvet Teen、Vampire Weekendあたりは死ぬかと思った。 そう、ショックのあまり。 今年はRaptureも決まったけど、2日間も来るけど、会場も良い…

Can You Feel It? ―TV On The Radio

アメリカのインディシーンが活況を呈して、注目を集めていたのはもう3年くらい前になるだろうか。 それこそLCDやれRaptureやれといったディスコパンクだとか、!!!やFaintらのようなポストパンクリバイバルと言われた一群、あるいはNY界隈のアートパンク勢、A…

ここらが山か ―The Strokes

今日サマソニ行くんですが、今年の目当ては完全にStrokesである。 昨年末に早々と発表されたヘッドライナーに彼等の名を見たときには、仕事中にも関わらず大声を出しそうになった。 たしかYahooニュースのトップにも扱われていたので、やはりコメントではレ…

罪な耳(Sky Ear) ―At The Drive In

最近またCDをよく買っている。 今年4月頃から入手した音源を通算すると、中古・新譜合わせて350曲近くあった。 中には貰ったり借りたりしたものもあるから、全部買った訳ではないが、こんなにあったっけ?なんて思ったわけである。 今年は新譜も多いからな。…

爆発力がもう一歩 ―Free Energy

一時期やたらとレーベルが注目されていた。 エレクトロ系のKITSUNEとか、グランジ/オルタナのサブポップとか、カナダのArts & Craftsとか、テクノのWarpとかね。 もちろん今でもどれも有力・優良レーベルなわけだが、最近はあんまり言われなくなった気がす…

苦境の2ndにはずれなし ―Battles

かつてインディロックの特権と言えば、演奏が下手でも構わない、それよりも音楽への情熱だ!と言った、いわゆるヘタウマな価値観だったと思う。 インディと言うかパンクかもしれないけど。 でもそのパンク的なアチチュードがよしとされていたのは事実だと思…

何となくうまく行かない日のバックトラック ―The Streets

Arctic Monkeysも気がつけば早4枚目のアルバムを出した。 1stの様なアグレッシヴさはないが、貫禄と実験精神を感じさせつつ、かなり聴かせてくれる作品である。 まだそこまで聴き込んではいないが、既に若手の域は脱している。 思うにアレックスのヴォーカ…

バンドの方向性は仲違いの原因に ―Tyondai Braxton

今年に入って新作が続々とリリースされている。 Strokesは輸入盤だが既に手に入れた。 R.E.Mも購入したが、まだそこまで聴き込めていないものの、個人的には前作の方が好きだと言う印象である。 また、これからに目を向ければ、まだまだ楽しみな要素はたくさ…

突然に ―Get Behind Me, Satan

年が明けて早1ヶ月、時の流れとはかくも早いものかしら、といつも言っている気がする。 そんなに一生懸命時間を追いかけている訳ではないが、何気なく空いた隙間時間がすごくうれしい今日この頃。 金曜日の夜は決まって夜更かしである、が、明日は午後からな…

ソロに見られる彼の良心 ―Paul Smith

バンドをやっている連中のソロワークが注目されるようになったのいつからなのだろうか。 最近では、特にフロントマンがソロをやると言うのがしばしば話題になる。 それこそRadeoheadのトム・ヨークや、Strokesのジュリアン、Incubusのブランドン・ボイド、Ar…

First Impression Of ・・・ ―The Strokes

早くも夏フェスの話題が出始めている。 今年は例年よりも早い印象である。 特にサマソニは年明け前に発表されているし。 で、トリがまず発表されたのであるが、今年はジョンが抜けて新ギタリストが加入したばかりのRed Hpt Chiri Pepper、The Strokesの2組…

ポップとはかく在るべし ―Contra

あけましておめでとう御座います。 年が明けてまだ2日ですが、個人的には3が日が既に終わってしまったかのような終息感。 特に何をするでもなく、漠然とした時間の中を過ごしてしまった。 ま、たまにはいいか。 もっともたまにしか連休自体ないのにこのだら…

起こっちゃった系 ―LCD Soundsystem

Broken Social Sceneの新作が本当に素晴らしい。 聴いていてこんなに心地よい音楽など、ないとは言わないけど、なんか掛け値なしにそう思えるのは久しぶりである。 もともと彼等の音楽にあるキラキラしたポジティヴィティというような部分に強い魅力を感じて…

時代を作る ―Klaxons

今年は実に充実の新作が出そろっている。 Vampire Weekend、These New Puritans、LCD Soundsystem、!!!、Foals、Liars、そしてBroken Social Sceneと、いずれも力作どころか傑作ばかりを出してくる。 トレントも新ユニットで音源を出してるしね。 日本人でい…

音世界の構築 ―These New Puritans

昨日は思ったよりも仕事を早く上がれたので、当初諦めていたThese New Puritansのライヴへ直行。 遅刻ではあったが、とりあえず間に合った事にしよう。 着くと、2ndからの曲が演奏されていた。 ホーンなども導入した新機軸な新作は、全開同様ビートに比重を…