音楽放談 pt.2

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US 00s

ダークポップな女子力 -Warpaint

先週日曜日に体調を崩して、そのまま寝込んでしまった1週間であった。 なんのことはない、インフルエンザという流行り病にやられたのである。 気をつけていたつもりだが、それだけでは防げるはずもなく、あえなく屈した格好だ。 もっとも、実を言うと土曜日…

壮麗なインディミュージック -Owen Pallet(Final Fantasy)

先日嬉しい来日の報せが舞い込んできた。 Owen Palletの単独公演だ。 数年前にホステスで見たきりだったが、その1回は圧倒的なインパクトで持って今も語り草だ、個人的に。 音楽家としての彼はインディ業界ではもはや知らない人はいないくらいの有名人だ。 …

音楽の音響効果 -Dirty Projectors

音楽を聴いていて気持ちいいなと感じる瞬間の一つが、いろんな楽器が絡み合って一つの音楽を奏でている主観である。 それこそが音楽じゃないかという人もいると思うけど、メロディだけで綺麗なものだってたくさんあるし、別に楽器の絡み合いだけが音楽ではな…

醜悪さ -slipknot

最近土日はアマゾンで映画を見ている。 見る映画は暗く重たいものが主だ。 先日も書いたけど『Seven』とか、昨日は『Fight Club』『ベンジャミンバトン』など、フィンチャーの映画や、さっきまでは日本の『凶悪』という映画を見ていた。 実際にあった事件を…

ロックバンドであり続ける -The Velvet Teen

今日はびくりするくらい寒かった。 雪降ったし。 私は普段あまり風邪は引かないのだけど、こういう気温が急激に変化すると体調が悪くなる。 熱が出るまでは行かないまでも、頭は痛いし体がだるい。 昨日は割とよく寝たのだけど、どうも具合が悪かったので外…

立役者 -The Faint

私は基本的にオリジナルアルバムで聴くのが好きなので、ベストアルバムはよほど好きなアーティストでなければ買うことはない。 いわばお布施である。 各アーティストのその時期の状態がパッケージされているのがアルバムの良さだとしたら、ベストはそれを解…

simple in a moonlight -Bright Eyes

以前にもすこし書いたけど、このブログにもアクセス解析機能が僅かだがついており、どんなキーワードでこのブログに来ているか、どの記事のアクセスが多いか、PV、UUなどが表示されるようになっている。 それを見るのは結構面白いくて、機能としては本当に申…

静かな激情 -MAPS

2000年代初頭に新しいアーティストが一気に台頭してきた時期があったわけであるが、あり方は今それぞれに異なっていたりする。 変わらず音楽を続けている人が大半だけど、活動の仕方も変わっていたり、音楽性が変わっていたり、その是非はあるにせよ変化を感…

音楽愛 -Tera Melos

ここ数ヶ月が好きなアーティストの新譜リリースが続いており、嬉しいけど財布がかなり悲鳴をあげている。 そして全てを消化しきれない私自身も悲鳴をあげている。 そのくせ旧譜も買ってしまうのだから、まったくもって因果なことである。 でも怒涛ですよ、こ…

メインストリームも聴こう -Taylor Swift

この頃は聴く音楽の幅を広げようと思ってあれこれ手を出すようにしてる。 そのせいでここ数ヶ月で買ったものすらまだ1回しか聴けていない状態になってしまったのは不徳のいたすところであるが、それはともかくジャンルやアーティストとかもあんまりこだわら…

社会は肩身が狭い? -Phantom Limb

資生堂のCMがセクハラだとか女性蔑視みたいな視聴者のクレームを受けて放映中止になったらしい。 ニュースのコメントには賛否様々な意見が一応飛び交っているけど、なんていうか、ケチのつけ方を覚えた中学生が胸を張って正論っぽいことを述べているようでな…

Coolなバンドと音楽 -The Faint

大好きなのに今に至るも1回もライブを見られずにほぞを噛む思いをしているバンドがある一方で、これまで1回しかライブを見たことがないながらもそれゆえに観られて本当に良かったと思えるバンドというのが幾つかある。 最近ではThe Velvet Teenとか、少し前…

批判助長社会 -Get Seduced

最近のニュースってびっくりするくらいしょうもないことが多い。 重大事件というべきももちろんあるし、報道するべきだろうなという事案もあるけど、一方でそれをこんなに時間を割いて神妙な顔で議論する理由がわからないこともたくさんある。 それこそ不倫…

水面の光るゆらゆら感 -Animal Collective

来週にはもう9月である。 早すぎないか? なんだか今年の夏はそれほど暑かった記憶がなくて、梅雨が明けた後の方が梅雨っぽく雨ばかりだった気がする。 猛暑と言われていたが蓋を開けてみれば冷夏ではないのだろうか。 といっても気温は30度は超えていたよう…

若手が続々と - The Internet

最近本当に休日にやることがなくて、何をするでもなくうろついている。 家にいても暑いし、冷房の効きも良くないので、カフェで本なぞ読んだりして。 家にいるよりは街中の可愛い女の子たちを見ながら保養をしつつ、でもそうして見ているばかりでなく本当に…

脱却 -Deerhunter

生きていくうちに人は変わっていくものである。 それがいい方向に向かう人もいれば、残念な方向へ向かっていく人もいる。 良し悪しの判断は一概にはできないし、ある程度相対的な価値観になるからあれを善、これを悪と断じることはその態度自体は絶対的に悪…

かわいいは正義 ―Computer Magic

人は見た目が9割、という本が一昔前に流行った。 私は内容は読んでいないけど、第1印象って大事とか、内面が表に出てくる、みたいな話しだったような気がする。 いかにも外見至上主義的な受け取られ方をされていたけど、その視点は批判的なところに依拠して…

エッジは失わない ―LCD Soundsystem

年が明けて早10日ほど経った訳であるが、ぼちぼち今年のフェスのラインナップが出てくる時期となった。 サマソニ、フジはいずれもまだ発表されていないが、海外の大型フェスの一つ、コーチェラは早々に発表となった。 今年のヘッドラインは、ついにオリジナ…

インディレーベルの成り立ちと発展 ―Saddle Creek

今日、ずっと家にいても仕方ないと思って出掛けた先で、図らずも面白いものを見つけてつい買ってしまった。 何かというと、アメリカインディレーベルでも有名どころの一つ、Saddle Creekのドキュメントである。 こんなものが出ていたのかとびっくりしたのだ…

戦いの音楽 ―Kendrick Lamer

最近黒人音楽を割と聴いている。 少し前からRobert GlasperとかErykaBaduhなどはちょっとだけ聴いていたけど、Flying Lotusも聴いているか、ともあれその界隈を中心にあれこれと手を出している。 以前から聴いていた音楽にその影響を指摘されるものはたくさ…

奇天烈インストポップ ―Battles

昨日はBattlesの単独公演であった。 東京では場所は六本木のEx-Theaterというところなのだけど、数年前に出来たまだ新しい会場である。 スタンディングエリアと指定席エリアが別れており、まずまずのキャパである。 少なくとも近年私がよく行くライブハウス…

身近な平和に寄せて ―Eagles Of Death Metal

音楽は聴いていて何かしらの意味でポジティブになれることが大事だと個人的には思っている。 例え暗い音楽だとしても、そこに救いを観るのであれば、それは彼にとってポジティブが経験であるはずである。 私も大概くらい音楽を好むし、書庫でもNINを設けてい…

瞬間のパッケージ ―Slipknot

先日Slipnotのライブ盤を買ってきて今聴いている。 リリースは2005年なので、既に10年も前である。 マジか!とそこでちょっと驚いてしまった。 初めてSlipknotを聴いたのは友人から借りた1stだったけど、大学生のときだから考えてみればその時点が既に10年以…

充実の今 ―The Velvet Teen

こういう飛び石の休みは厄介だなと思うときもあるけど、一方で助かることもある。 今の私の状況ではむしろ助かる、というよりはちょうどいいというべきか。 ここのところ休日にはずっと何もしないで寝てばかりいたから、そろそろ気合いを入れ直して動き出さ…

変態の賛成 ―Tera Melos

この頃またCDをあれこれ買い漁っている。 新規に聴くようになったアーティストの周辺を掘り返しているので、結果的に聴いたことのないところへ拡大しているという状況である。 で、具体的にどういうところに手を出しているかというと、アヴァンギャルドな方…

Black Radio ―Robert Glasper

最近世の中でも所謂ブラックミュージックが注目を集めている。 Hip Hopもそういだし、FunkやSoul、R&Bなど、黒人の音楽をルーツにする音楽はポップシーンでも昔から一定以上の人気もあったけど、ここ数年は日本でも紹介される機会が増えてきているような気が…

バンドの多様性の訳 ―Will Butler

この頃日本のバンドの音楽をよく聴いてる気がする。 特に意識している訳じゃないけど、なんでだろうね。 日本にもいいバンドはたくさんいるから、単に色んなところにまたベクトルが向いているということだろう。 実際これまで聴いてこなかったバンドも色々聴…

かいじゅうたちにいるところ ―Karen O

私は『Social Network』なんかもそうだが、映画そのものよりも音楽を目当てで観に行く場合が多い。 そもそも昔から映画を好んで観る訳ではないし、2時間くらいじっとしているのもあまり好きではない。 別に多動性障害ではなく性分なだけだが。 最近特にその…

大人のロック ―Spoon

最近アメリカンインディが熱い、ということを書いて、The Shinsを取り上げたのだけど、彼等に先立って聴いていたのがSpoon。 既にアルバムは5枚くらい出していて、デビュー当時から耳の早いリスナーには評価されていたらしいが、私が彼等を聴くようになった…

アメリカンインディの良心 ―The Shins

最近アメリカンインディをよく聴いている。 派手さよりも渋さの方が際立つバンドが多いのだが、実に良心的でいい音楽をやっているバンドが多いのである。 それこそStrokesだってインディから名を成したバンドだし、Yeah Yeah Yeahs、Liars、Interpol、TOn Th…